ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

自閉症児 N君のこと⑭ハノン教則本 その1

2016-09-26 | 自閉症児 N君のこと

ノブ君のレッスンは、ゆっくりなりに確実に進み、
とうとう両手の本に入ることになりました。

そこで、私が生徒さん達に愛用している
教育芸術社の「こどものバイエル 第1集」を購入し、
ノブ君にもやってもらうことにしました。

発表会で、簡単な両手を経験しているとはいえ、
やはり、ピアノを両手で弾くのは難しいことです。

左手が「ソ」の音だけ、の単音の場合は、順調に進みました。

しかし、分散和音の様に、他の音が混ざると、途端に難易度が増してしまうのです。

 

ノブ君の場合、左手の神経の分化が未発達なのだ~
と云うことは気がついていました。

なので、左手の神経の発達を促すために、
左手の特訓をすることにしました。

そこで私は、子ども用の「ハノン教則本」を購入して、
ノブ君に練習してもらうことにしました。

 

「ハノン教則本」とは、
指の独立等、ピアノのテクニックのみを追求した教則本で、
単調な指の練習ばかりが載っているものです。

なので、大抵の生徒さんは、この教則本が好きではありません。

ノブ君はどうかな~? 
嫌がるかしら?? と心配しつつ、
私は楽譜に色を塗り、ノブ君に弾かせてみました。

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