パラリンピックの番組で、別所キミヱ選手を初めて見た時は、ビックリしました。
派手なメイク、煌びやかな蝶々の髪飾り、華やかなネイルまでしています。
しかも、68歳!! 車椅子の卓球選手です。
別所選手は、42歳の時に、骨盤に癌(仙骨巨細胞腫)が見つかり、
2度の手術の末、44歳で車椅子生活になりました。
リハビリの為に始めた卓球に夢中になり、その6年後には全日本優勝!
そして2004年、56歳の時に、アテネ・パラリンピックに出場します。
その後、北京、ロンドンと出場し、今回のリオは、4度目のパラリンピックになります。
ロンドン・パラリンピックの際には、惜しくも5位になりましたが、その時に
「私には、人生の金メダルがある。」と述べられたそうです。
逆境にも負けず、果敢に人生に臨んできた、別所選手だからこそ言える言葉なのでしょう。
そして、華やかな身なりをするのは理由があり、
「障害者のイメージを変え、いつまでも美しく輝きたい!」
と云う思いがあるからなのだそうです。
68歳の今も、輝いている別所選手。
今回の結果は、準々決勝での敗退となりましたが、これからも、ずっと輝いてほしいなぁ。
そして是非、東京パラリンピックでも活躍してほしいなぁ~と願うのです。