ヨウ君は、5年生の男の子です。
9月15日の記事にも書きましたが、
非常に繊細な感受性を持った男の子です。
よく涙ぐむことがあるので、
私も言葉遣いには気をつけないといけません。
先日の、レッスンの時の会話です。
「ヨウ君、ここの部分は、とても弾きにくいよね。
ピアノを習っているみんなが、難しい!と思う処だから、
じっくり練習しようね!」
「みんなって、僕より小さい子達でしょう?」
とヨウ君が言いました。
ヨウ君は、5年生になってからピアノを始めたので、
未だに初心者なのを気にしているようでした。
「ヨウ君あのね。
ヨウ君は、今はまだ初心者だけど、頑張って練習したら、
中学生になった頃には、小さい時からやっている人達に追いついて~
もしかしたら、追い抜けるかもよ。
多分ヨウ君は、上手になるタイプだと思うから、
きっと追い抜けるとららみ先生は思うよ。
だから、しっかり頑張ろうね」
そう言ってから、ヨウ君のお顔を見たら~
ヨウ君の眼は、本当にキラキラと輝いていて、
その嬉しそうな表情に、私はとても感動しました。
涙ぐんだりすることも多いヨウ君ですが、
その反面、ちょっとした言葉がけで、希望に満ちた気持ちになるのだな~と、
しみじみ思ったのでした。