今日は、市内のギャラリーの「花と器展」に行って来ました。
華道の先生と、陶芸の先生とのコラボでしたが、非常に楽しめました。
まず、陶芸の先生の、オリジナリティー溢れた器が素晴らしかったです。
色といい模様といい、素人の私から見ても、高い芸術性を感じました。
陶芸は、焼く時の温度やタイミングによって、思いもしない仕上がりになると言いますが、
様々な工夫と偶然が重なっての素晴らしい器の数々に、圧倒されました。
また今日は、その器を使って、草月流の先生が、生け花のデモンストレーションをしてくださいました。
陶芸の先生の器に、お花の先生が、次々とお花を生けていくのです。
お花の先生は、器の後方から、その場でお花を水切りして生けるのですが、
そのデモンストレーションが素晴らしく、とても感動しました。
花器の色に合わせた花選びから、その構図に至るまで、お花の先生の感性の素晴らしさが伝わってきました。
また、後方から生けるにもかかわらず、前から見た構図がピタッと決まっていて、
それもまた驚いたことでした。
その先生が、お家元のご指導を受けられた時のお話をしてくださいました。
「お家元には、色々なご指導を受けましたが、様々な注意を受けるより、
“生け方は人となりが出ます!”と言われた時が、1番ドキッとしました。」
う~ん、確かにそうかも!
これは、全てのことに当てはまることだな~と、しみじみと思ったのでした。
今日は、美しい花と器を鑑賞出来て、芸術の秋に相応しい1日になりました。