今朝の空は、昨日の雪空から一変して、清々しく晴れて綺麗です。
そして、一昨日の夕方、車の中から見た空も本当に綺麗で、見惚れてしまいました。
秋から冬に移る夕暮れの、清楚な空色に、杏色や珊瑚色の雲が流れていて、
それが見惚れる程に美しく、何とも言えない幸福感を感じました。
9月2日の記事にも書きましたが、空の移ろいには、本当に心が癒やされます。
作曲家の湯山昭さんが、子どもの為に作曲された曲集の中に「ゆうぐれ」と云う曲があります。
子どもから少年に移る頃の、4年生か5年生の男の子にこの曲を弾かせると、
どの子も、とても気に入ってくれます。
この曲をレッスンする時には必ず、
「夕焼けの色を想像して弾いてね。 あなたは何色の空を想像して弾いているの?」
と聞いてみます。
ほとんどの子は「真っ赤な夕焼け。」と答えます。
「夕焼けは、真っ赤と思われがちだけど、実は色々な色が混ざっているのよ。
薄い色もあるし、最後は、だんだんと夕闇に紛れてしまうし。。。
そんな空の色も想像してみてね。」
そうすると、どの子も、自分なりに工夫した音色で弾いてくれます。
少~し控えめな音量で弾いたり、テンポを落としたり~
その子なりの工夫が見られて、とても興味深いのです。
空の色は無限にあります。
そして、ピアノの音色や表現方法も、無限にある、と私は思います。