普段のレッスンで、教育芸術社の【こどものバイエル】を使用している私ですが、
勿論、このバイエルを使用しない場合もあります。
兄弟で、同時に習い始めた時に、同じ教則本だと都合が悪い場合があるのです。
お兄ちゃんやお姉ちゃんよりも、弟や妹の進度が早くなった場合、
お兄ちゃんやお姉ちゃん達の、プライドが傷つくからです。
そうなりそうな時は、きょうだいのどちらかに
【ぴあのどりーむ】や【バーナム】等を使って、基礎練習を行うこともあります。
また、こどものバイエルと、他の曲集を組み合わせて使うことも、勿論あります。
最近、私がよく併用するのは、ウイリアム・ギロック（20世紀のアメリカの作曲家）の
【はじめてのギロック】という教則本です。
ギロック作曲のピアノ曲は、ついハミングしたくなるような、美しいメロディーの曲が多く、
発表会等でも多く耳にすることが出来ます。
そして、この【はじめてのギロック】という教則本は、
ピアノを始めたばかりの初心者でも、美しく弾く
～と云うことを
意識させることができる、秀逸な教則本だと思います。
私の教室では、みんな、この教則本が大好きで、
「先生、ギロックの宿題、沢山だして
」と、せがまれる程です。
初心者の頃から、ピアノを弾く喜びを味わえる曲集だと思います。
