一昨日は、ルイ君(4年生)のレッスンでした。
ルイ君は、何時も通りニコニコとレッスン室に入ってきました。
先週からの宿題をレッスンした後で、
そろそろ本格的に発表会の練習を始めよう~と思いましたので
「ルイ君、この間先生がお手本を弾いた【ライオンの大行進】の練習をしてみようか。」
と誘ってみました。
するとルイ君は「嫌なんです。」と答えたのです
やっぱり、発表会に出るのが嫌なのかな~と思って
「ただ、練習するだけだよ~」と空言を言ってみたのですが、
ルイ君は、「嫌なんです。」と言うばかりです。
私はふと思い付いて、別の曲を弾きました。
そして「ルイ君、この曲はどう? 弾いてみたい?」と聞いてみました。
するとルイ君は「弾いてみたい。」と答えてくれたのです
繊細なルイ君は、迫力のある「ライオンの大行進(サン=サーンス作曲)」が、
好みではなかったのです。
1月の下旬に、私が「ライオンの大行進」を弾いた時、
泣き出してしまったルイ君のことは、記事(1月28日)にも書きました。
発表会と云う未知の行事に対して泣いたのかな~と思っていたのですが、
実は、あまり好きではない曲を弾かされることに対して、
拒否反応を示したのかもしれません。
そして、私が一昨日弾いたパガニーニの「狩り」は、R君の気持ちにピッタリきたのでしょう。
「ルイ君、じゃあ、これからこの曲を頑張って練習していこうね。」と言いましたら、
ルイ君は嬉しそうなお顔で「はいっ」と答えてくれたのでした