ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

きょうだい児さんのピアノレッスン

2018-08-08 | ピアノ教室

昨日、新しい生徒さんが入門しました。

入門したのは、K君(2年生)と云う男の子で、R君(5年生)の弟です。

K君は、去年から習いたい様子でしたが、少し待ってもらっていたのです。

と云うのは、3歳年上のお兄ちゃんR君は、広汎性発達障がいなので、
同時期に始めたら、K君は、きっと すぐにお兄ちゃんを抜かしてしまうでしょう。

「お兄ちゃんはピアノが弾けて凄い」と思っているK君。

そして、「ピアノが弾けてかっこいい僕」と思っているR君。

そんな2人の関係性を、出来るだけキープしてあげたいな~と思ったからでしたが、
あまり長い間待たせるのもK君に申し訳ないので、今月からレッスンを開始することにしたのです。

私は、R君が使用している物とは違う楽譜を購入して、R君のレッスンに備えました。

 

そして昨日が、待ちに待った初めてのレッスンとなりました。

お母さまとK君は、一緒に玄関に入ってこられました。

「K君、こんにちは  K君のことを待っていましたよ。
ところで、K君は、ママが居なくても大丈夫ですか?
ららみ先生と2人だけでも大丈夫かな?」

K君は、大きく頷きました。

男の子場合、兄弟が一緒にレッスン室に居ると、どうしても気が散ってしまいます。

なので、「レッスン室には、1人ずつ入ってくださいね。」と、
K君のお母様にも承諾を得ていたのです。

 

K君は、緊張した面持ちでしたが、私の言うことを一生懸命に聞いてくれて、
理解しよう、上手になろう、と云う意欲が伝わってきました。

想像した通り、レッスンは、スムーズに進みました。

レッスンが終わると、K君はお兄ちゃんのR君と入れ違いに、
車で待っているお母様の所へ戻りました。

 

お兄ちゃんのレッスンが終わった頃、お母様がレッスン室に入って来られました。

「K君、とても熱心にレッスンを受けてくれましたよ。」とお伝えしましたら

「Kは、レッスンを受けたのが、余程嬉しかったらしく、
車の中で、レッスンの様子を興奮して話してくれました。」

と、お母様が仰いました。

「まあ、そうだったのですね。」

「普段、お兄ちゃんと弟(2歳)に挟まれて、自分が主役になることが少ないので、
マンツーマンのレッスンの時間が、とても楽しかったみたいです。」

「そうなのですね。  私も、とても楽しかったです。」

 

眼に、強い意志を感じるK君。

そんなK君との これからのレッスンを思い、私自身も心が弾むのでした。

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