ららみ先生のピアノのおけいこ

自閉症でも、発達障がいでも、
両手でピアノが弾けるんです♪
ピアノが弾けるって、素晴らしい!

3歳児さん~高音部を使って即興で曲を弾いてみた

2018-04-20 | 発達性協調運動障害児

一昨日は、再び3歳児さんのレッスンでした。

今回のレッスンも、お祖母ちゃんが連れてこられました。

D君は、入って来るなり大きな声で「ピアノの先生 」と言ってくれました。

やっぱり、3歳児は、本当に可愛いなぁ~ 

 

前回のレッスンの時、D君は、ピアノの音に合わせて手拍子を打つ事を、
とても楽しんでくれました。

「もう1回、もう1回」と、何度もリクエストされた程だったのです。

なので今回も、リトミック → 手遊び →塗り絵~と云う指導案を考えていました。

そこで、前回と同じように「手をたたきましょう」をピアノで弾いてみたのですが。。。

D君は、ちょっと、困ったようなお顔をしました。

どうやら、今日は、ピアノの音が怖かったようです。

 

クレヨンを使って塗り絵の指導をした後に、ふと思い付いて、
ピアノの高音部を使って遊ぶことにしました。

「D君、今から先生が、黄色の音楽を弾くね。
D君のだ~い好きな黄色って、こんな感じかな~

と言って、4小節くらいの曲を、高音部を使って即興で弾きました。

D君は、すごく喜んでくれて、ソファーから落ちてしまう程ノリノリでした

気を良くした私は(笑)「グリーンの曲」「D君の曲」「ばぁばの曲」~と
次々に即興で弾きました。

その都度、D君は非常に喜んでくれて、私も楽しい時間を過ごしました。

D君にとって、グランドピアノの音色は大き過ぎたようでしたが、
高音部の音色は、気に入ってもらえたようでした。

楽しかったからかな?

帰り際には「またお会いしましょう。」と言ってくれたのでビックリしました 

「はい、またお会いしましょうね 

 

D君は、まだ3歳なので、指導案通りにいかないのは当然です。

D君の様子を見ながら、指導案も、臨機応変に変えていかなければなりません。

このような柔軟な対応で、ピアノの楽しさを知ってもらえたらいいかな~と思います。

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不登校~克服、そして前を向く

2018-04-19 | 不登校

(昨日の続きです)

ピアノの椅子に座ると、ミノ君は、辞める理由を静かに語りました。

 

3年生になり、やる気が出てきたので、来年の受験に向けて頑張りたい。

学力が遅れていることを痛感しているので、
寸暇を惜しんで勉強しなければ!と思っている。

なので、ピアノのレッスンは、今日でお終いにしたい。

~とのことでした。

 

私は、
「受験生のとって1番大事なのは勉強なのだし、
ミノ君の気持ちを尊重するので、ピアノを辞めるのは構わないよ。」と伝えました。

ミノ君は「ありがとうございます。」と、頭を下げました。

 

その後は、「せっかくだから、最後のレッスンをしようね。」と言って
今練習している、モーツァルトのソナタ・イ短調のレッスンをしました。

レッスンは、淡々と進みました。

なるべく普段通りにしたかったのです。

私は、思い出話もせず、特別な感想も言わず、あっさりとレッスンを終えました。

高校生男子にとって、そのような類いの話は、あまり好みではないでしょうから。

 

ただ、私は別れ際に「ミノ君、握手しようぜ。」と言って、握手を求めました。

わざと乱暴な喋り方が、勝手に口から出ました。

ミノ君は、嫌がらずに握手をした後で、
「ありがとうございました。」と深くお辞儀をして帰って行きました。

 

4歳から13年間、親密に指導したミノ君。

不登校の時も、欠かさずレッスンに来てくれたミノ君。

一緒にテニスの話をして、楽しかったね。

来週から、ミノ君が来ないなんて、寂しいなぁ。。。

でも、不登校をようやく克服して、今、しっかり前を向いているミノ君を、
私は、これからもずっと応援していきたいと思います。

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不登校~受験勉強に専念したいので今日で辞めたいです

2018-04-18 | 不登校

昨日の午後、ミノ君(高3)のお母さんから電話がありました。

ミノ君は、高3になってから突然やる気が出てきて、
毎日登校し、部活の後も、学校で勉強をしてくるようになったそうです。

毎日登校し、勉強を熱心に始めたのはいいのだけど、
勉強に集中したいので、ピアノを辞めたい~と言っているそうで。

ミノ君のお母さんは、超エリートさんなのですが、
御自身も、受験直前までピアノを習っていて、それがとても良かった~
と仰っていました。

なので、最後までピアノをやらせたいのですが、どうしたらいいでしょうか~
と言うことでした。

私は、ミノ君と直接話し合いますね~と言って、電話を切りました。

 

夜になり、ミノ君がやって来ました。

ミノ君は、ピアノの椅子に座る前に、
「勉強に専念したいので、今日でピアノを辞めたいです。」と言いました。

その言い方がキッパリしていたので、私はミノ君の意志の強さを感じました。

 

ミノ君は、小学校の時期と高校に入ってから、かなり重症な不登校を経験しました。

今年に入ってからも、時々学校を休んでいた様子です。

それでも、この13年間、ピアノのレッスンは、ほとんど休まずに通ってくれました。

高校1年の頃の不登校はかなり深刻で、単位不足の為に留年を勧告されたこともありました。

その間も、唯一外出するのが、ピアノのレッスンだったとも伺っています。

その頃は、学校を休んでいるにもかかわらず、
わざわざ学校の制服に着替えて、ピアノに来ていたそうです。

そんなミノ君が、ピアノを辞めたい~と言うには、余程の心境の変化があったのでしょう。

私は、ミノ君の気持ちを大切にしたいと思いました。

(長くなったので、明日に続きます~)

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振替レッスン~お互い様だからと言えない時もある

2018-04-17 | ピアノ教室

昨日の午後、レッスンの時間が始まる30分程前に、電話がかかって来ました。

「◯の母ですが、◯の体調が悪いので、今日のレッスンはお休みさせてください。」

 

。。。何時もの私ならば、

「まあ、そうなのですね。では◯日に振替レッスンをしましょうね。」
と、私の方から言うのですが、今回は、

「そうなのですね。それではお大事になさってくださいね。」

と言って、電話を切りました。

こちらから振替をすすめなかったので、なんだか、意地悪に思われたかしら。。。
とも思ったのですが、
◯ちゃんの場合、今年に入ってからは、レッスンの半分が振替

4月に至っては、レッスンの全てが振替なので、少々疲れてしまったのです 
(来週だけは、学校の行事なので仕方がないのですが)

学校の行事、その他、こちらが納得するような用事ならば、
こちらとしても、お互い様だから~と思えますが、

お祖母ちゃんの家(同じ県内)に行くから~とか、
友人と映画に行くから~とか、
他の日でも良いような用事を、何故、レッスンの日ばかりに入れるのかな~

今回の体調の悪さも、朝から分かっていたでしょうに、
何度お願いしても、ギリギリの連絡しか頂けないのです。

 

習い事は、お互いのスケジュールの決まり事です。

ですので、なるべく変更の無いように、
そして、変更がある場合は、出来るだけ早く~と云う点は、守ってほしいなぁ。

簡単なことだと思うのだけど。

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えっ?もう帰ってきたの?

2018-04-16 | ピアノ教室

保育園の頃から指導して、浪人している時もレッスンに通ってくれたH君は、
この春、見事に、東京の難関国立大学に合格しました

独り暮らしをして1週間、ちょっと気になって、一昨日のお昼頃、H君にメールしてみました。

「H君、お元気ですか? 独り暮らしには慣れましたか?~」

すると、しばらくしてから返事がありました。

「今、家に帰っています。」

えっ   もう、家に帰ってきたの?  何かあったのかしら??

 

一昨日の夕方は、H君の妹、Cちゃんのレッスンでしたので

「お兄ちゃん、もう、家に帰っているんだって?  どうしたの?  何かあったの?」

「多分、何もないと思います。」

「じゃあ、ホームシックかな~?」

「多分、そうだと思います。」

 

な~んだ、そうだったのね

入学式から一週間、やっぱりお家が恋しくなったのでしょう。

H君は、地元が大好きと言っていたしね。

でも、きっと、ゴールデンウイークが来る頃には、仲良しの友人も沢山出来て、
それから後は、もう、なかなか帰って来なくなるんじゃないかな?

そうやって、子どもは、親元や地元から巣立って行くんだもの。

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