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シャクナゲの森の上に

2014-05-02 18:46:21 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 

 

 ゴレパニのGH(ゲストハウス)へ戻り、荷を整えました。

 

 部屋の窓の中に、白く輝く山が絵のように収まっていました。

 

 

 

 朝食を終えて清算を済ませました。

 

 昨晩の二杯の地酒を含めて請求金額は1590Rsでした。

 

 

 今日はゴレパニから東に進み、タダパニを目指します。

 

 ベーカリー 横の、タダパニ ⇒ と表示された路地に入って行きました。

 

 

 数件のGHが途切れると、疎らに花を付けたシャクナゲの上にアンナプルナ・サウスが姿を見せました。

 

 

 歩を進める森の中に雪が解け残っていました。

 

 

 ゴレパニから30分程で尾根の肩に登り、後を振りかえると、ダウラギリがシャクナゲの森の先で輝きます。

 

 

 穢れなく澄み渡るブルースカイの中で、白き峰々が輝きを放ちます。

 

 

 南西に、今朝登ったプーンヒルが見えていました。

 

 

 雪の残る道を、デオラリのピークへ登って行きます。

 

 

 高度を上げてゆくと、ダウラギリの裾に、折り重なる尾根が見えてきました。


 この山は1960年に初登頂されたのですが、その工程は、近づくことさえ容易ではなかったそうです。

 

 

 ゴレパニを出発して1時間程で、デオラリのピーク3180mに到着しました。

 

 

 アンナプルナ・サウスが間近に見えていました。

 

 

 マチャプチャレの双耳峰が尾根の向こうに姿を現しました。

 

 

 私は大阪市大の学生達とお互いに写真を撮り合いながら、この場所でダウラギリに別れを告げました。

  

 

 ところで、帰国してから、この時の学生にメールを送ろうとしたのですが、書いてもらったメモにURLの記載がありません。

 

 連絡をくれれば対応したいと思います。

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 1

 

ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 2

 

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神々の庭

2014-05-02 14:42:24 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 晴れ渡った空の下、ダウラギリが静かに寛ぐ表情を見せていました。

 

 

 アンナプル・サウスが微かな朝霧のベールを纏って、微笑んでいました。

 

 

 プーンヒルの山頂には、壮大なドラマを堪能したトレッカー達が、未だ去りがたい思いで佇んでいました。

 

 

 ダウラギリの岩壁にヒマラヤ襞が見えています。

 

 アンナプル・サウスの雪壁には雪崩の痕が見えます。

 

 目の前で穏やかな表情を見せる峰々は、実は容易に人を寄せ付けぬ神々の庭なのです。

 

  

 

 オランダから来た3人組と顔を合わせ、目と目で「素晴らしかったですね」と肯き合いました。

 

 私は誘われるままにカメラを渡し、サンスクリット語で豊穣の女神を意味するアンナプルナ山群を背に、シャッターを押してもらいました。

 

 

 
 帰路に付く頃は、陽の光が谷の中へ届き始めていました。

 

 空に鷲が舞い始めました。

 

 

 目の前に青く凍ったアンナプル・サウスを見ながら、シャクナゲと針葉樹との混交林の中に続く、雪の道を下ります。

 

 

 

 見下ろす先に、朝を迎えたゴレパニ村が見えてきました。

 

 

 暗闇を登る時は夢中だったのですが、雪の道は滑りやすく、トレッカーはすり足で山を下ってゆきます。

 

 

 左手に、サンスクリット語の「白い山」を意味するダウラギリが、今はその名の通りの白い姿で、トゥクチェピーク(6920m)を従えていました。

 

 途中で何度も立ち止まってダウラギリの姿を目に焼き付けました。

 

 

 プーンヒル登山口にあるチケットカウンターまで下りて来ました。

 

 ガイドブックに記載は無かったのですが、今朝はここで、50Rsを払って登り始めました。

 

 財布を持って来たからよかったのですが、そうでなければもう一度GH(ゲストハウス)まで戻らされるところでした。

 

 プーンヒルへ登られる方はどうぞご注意下さい。

 

 

  

 その先の村へ続く道に、見事なシャクナゲの巨木が枝を広げていました。

 

 僅かに花を付けた枝先に、アンナプルナ・サウスが白く輝きます。

 

 本当は、「枝一面に、真っ赤に咲き揃った花の奥で、真っ白な峰が輝く」みたいな写真を撮りたかったのですが・・・

 

 次のチャンスへと余韻を残すことになりました。

 

 鬼が笑おうとも、私は100歳まで生きるつもりですから、まだまだチャンスはあるはずです。

 

 

 

 8時少し前にゴレパニ村に下りてきました。

 

 GHで朝食を摂って、今日はタダパニへ向かう予定です。

 

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

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