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チィヌウ(ジヌウ)温泉

2014-05-31 16:57:31 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 チィヌウ(ジヌウ)には温泉があるので、様子を見てくることにしました。

 

 ヒマラヤの温泉が水着着用なのは分かっていたのですが、持ってくるのを忘れたので、入浴できないかもしれないとは思いつつ、隙あらば何とかと、モディ・コーラの谷底に下って行きました。

 

 

 少し下った頃、赤いシャクナゲがあちらこちらに姿を見せていました。

 

 

 そしてその先に、予期せぬチケットカウンターが控えていました。

 

 料金は50Rsですから、金額はどうと云うことはないのですが、お財布を持って来ないと無駄足を踏むことになるのでご注意下さい。

 

 

 チケットカウンターの傍に咲いていた赤いシャクナゲも見事でした。

 

 

 秘湯を期待させる森の道を下って行きます。

 

 

 下り始めて20分程で湯船に到着しました。

 

 

 湯船は川岸に三つ、通路の横に男女別の脱衣所が設けられていました。

 

 湯の中と周囲に20人程の男女が居たので、水着を持っていない私は入ることが叶いません。

 

 トレッキングの初日に、沢で水遊びをする人を見かけましたので、ヒマラヤトレッキングには水着を持参することをお勧めします。

 

 

 酒を持参するのも一興ですが、帰りに30分程の登りがありますので、日本で露天風呂を楽しむような訳にはいきません。

 

 

 戻る道の途中でモディ・コーラの上流を望むと、険しい谷の奥に、今はもう別世界となったヒウンチュリが白さを際立たせていました。

 

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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ヒマラヤトレッキング 花の旅 index 1

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チィヌウ(ジヌウ)へ

2014-05-31 15:26:43 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 モディ・コーラの谷底へ降りて行きます。

 

 白い雲の下、マチャプチャレが小さくなっていました。

 

 

 農家の庭先で母と子が日向ぼっこをしています。

 

 谷の中は夜明けが遅く、夕暮れが早いので、太陽の光が愛おしいのでしょうか。

 

 

 フジウツギに似た、薄紫の花を見かけました。

 

 しかし今図鑑を捲り始めると筆が止まりますので、謎解きは後の楽しみにします。

 

 

 キュムヌ・コーラを挟んだ向かいの尾根の段々畑が、下部まで見えるようになってきました。

 

 この畑は上部と下部に分かれ、各々の上下に集落があります。

 

 他の地区は段々畑の上に集落がありましたが、下部の段々畑では、畑の中央に集落が位置しています。

  

 

     現在地から見た写真         更に低い場所から見た写真

 

 既に標高は1700メートル程ですので、チョムロンが仙台とすると、この場所は東京に該当する程の温度差があるはずです。

 

 下り続ける道の横でセロジネ・クリスタータ(coelogyne cristata)と呼ばれる蘭が咲いていました。

 

 咲き始めたばかりのようですが、到る所に大きな株を作っていました。

 

 この株をそのまま日本に持って行けば、数十万円の値が付くかもしれません。

 

 

 

 階段状に石が組まれた道を更に下って行きました。

 

 

 とうとう、マチャプチャレが見えなくなってしまいました。

 

 

 ヒマラヤシャクナゲが花数を増して、朝陽の中で樹を朱に染めていました。

 

 

 チョムロンを出てから約1時間、9時頃にカエンカズラが咲くチィヌウ(ジヌウ)に到着しました。

 

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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沙羅双樹の木の上で

2014-05-31 13:06:22 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 対岸の段々畑を眺めながら谷を下っていると、二十メートル以上もありそうな高木の上の、人の姿に気付きました。

 

 この木は、以前ご紹介した沙羅双樹(サラノキ)です。

 

 すぐ近くに、木に登る人の作業結果を示す沙羅双樹を見付けました。

 

  ヒマラヤの斜面に積み重なった段々畑で、牛やロバの力を借りて作物を育てていますが、家畜の命をサラノキなどで賄っているのでしょう。

 

 サラノキは、数十メートルの高さで密に葉を茂らせ、ヒマラヤに暮らす人々の営みを支えているのです。

 

 これだけの高木に家畜の飼料を依存する畜産は、世界にも珍しいのではないでしょうか。

 

 沙羅双樹の所有権はどうなっているのでしょうか。

 

 きっと集落には、互助システムがありそうな気がします。

 

 沙羅双樹に登って作業するオジサンの姿から、ヒマラヤの民の暮らしを窺い知ることができました。

 

 

 

 空に再び、鷹が姿を現しました。

 

 今思えば、鷹の姿をみかけたのはこの辺りだけでした。

 

 都会の杜にカラスが多いように、ヒマラヤの鷹も段々畑の住民と共存しているのかもしれません。

 

 

 見上げる空にマチャプチャレが聳えていました。

 

 

 谷底へ下るにつれ、植物が多様な変化を見せます。

 

 昨日一日の行程の中で、北海道から沖縄辺りの環境に相当する植生の変化を見てきました。

 

 今日は何を見ることができるのか、興味深々です。

 

 

 子供達の登校時間が近いようです。

 

 民家の横を通り過ぎると、一人の少女が熱心に、朝陽の中で髪をすいていました。

 

 場所が変われば変わるものと、世界中どこへ行っても変わらぬものがあります。

 

 

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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