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タルチョ(祈祷旗)がはためく道

2014-05-10 23:06:05 | ヒマラヤ・トレッキング 花の旅

 

 キュムヌ・コーラの下流を、吊り橋の上から見下ろしました。

 

 今は乾季ですが、雨期にはきっと水量が増える筈です。


 急峻な山の合間を流れます。


 川の中に、大きな岩が幾つも転がっていました。

 

 

 橋を渡るとすぐに、登りが始まります。

 

 5分程登って振り返ると、先ほど下ってきた斜面が見渡せました。

 

 段々畑の中を縫うように、細い道が続いていました。

 

 

 暫く進むと、カラフルなタルチョ(祈祷旗)がはためく場所に出ました。

 

 初めて目にする光景です。

 

 初日、二日目に歩いたダウランティ・コーラ沿いのルートに比べ、よりヒマラヤのイメージに近い雰囲気を感じます。

 

 

 段々畑の中に、ヒマラヤ街道の雰囲気そのままのトレッキングルートが続いていました。

 

 

 その先へ進むと、農家の庭先に迷い込んだかのように思える場所に出ました。

 道を間違えたかなと心配になって振り返れば、彼方に今朝下りてきたばかりの森が見えていました。

 

 ヒマラヤの人々の暮らしの中に、トレッキングルートが伸びているのです。

 

 

 尾根筋のでっぱりを曲がり込むと、目の前に青いGH(ゲストハウス)が現れました。

 

 このルート上のGHは、ダウランティ・コーラ沿いに比べ、規模の小さいものばかりでした。

 

 ここを歩くトレッカーは、彼の地よりも少ないのでしょう。

 

 

 GHの壁のルート図に、現在地 グルジュン(Ghurjung)2050mと掲げられていました。

 

 手持ちの地図にはグルヌン(Ghurnung)と記されていますが、現地の発音をアルファベットに置き換えるので、どちらが正しいということでもなさそうです。

 

 

 ルート図にコースタイムが記されていました。

 

 今日の目的地のチョムロンまでは2時間とあります。

 

 ちなみに、今朝出発したタダパニまでは3時間半と記されていました。

 

 

 キュムヌ・コーラ左岸の森にトレッキングルートが続きます。

 

 

 斜面を刻む沢に真新しい吊り橋が掛かっていました。

 

 吊り橋のアンカーに、ブリティッシュ・ネパール農業援助協会のプレートが嵌められていました。

 

 ネパールの山村を、恒常的にサポートする組織があるようです。

 

 

 対岸に集落と段々畑が見えていました。

 今まで見てきた範疇で、集落は全て段々畑の上部に位置していました。

 

 はて? どんな理由があるのでしょうか

 

 

 そんなことを考えながら、のんびりゆっくりと森と集落を抜けて行きます。

 

 

 

ヒマラヤ一人歩きの危険性

 

 

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