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幸福橋の架かる川

2021-06-18 20:05:22 | 自転車で神田川

 鎌倉橋で右岸へ渡りました。


 神田川の両岸に静かな住宅街が広がります。


 澄んだ水が音なく流れます。


 左岸のサクラが川面に枝を張り出していました。

 


 
 側道は緑に包まれています。

 


 梢橋は、中央にテラスが設けられていました。

 
 誰が意匠を考えるのでしょう。


 こんな橋が川に架かれば、川辺の人々の川への愛着は増すことでしょう。

 

 
 梢橋のテラスから上流を振り返りました。


 岸から枝を広げたサクラの花は、川面にどんな光景を映すのでしょう。

 

 


 次の藤和橋(とうわばし)もなかなか個性的なデザインでした。

 

 この辺りは井の頭線や京王線の駅に近く、甲州街道からも遠くないのに、静かな環境が保たれています。

 

 便利で静かな暮らしが楽しめそうです。

 

 
 橋の袂で、シモツケが微笑みの花を咲かせていました。

 


  藤和橋で左岸に渡り、レンガ敷きの路を、ゆったりペースで自転車を走らせました。


 こんな気持ちの良い所を、急いで通り過ぎたら勿体ない。

 


 八幡橋(はちまんばし)まで来ると、右岸に八幡神社が見えていました。


 さっき通り過ぎた、鎌倉橋の名の由来の一つに、この神社が、鎌倉八幡宮の神霊を勧請したことが挙げられていました。


 橋の袂の枝垂桜が花を咲かせたら、きっと見事でしょうね。

 

 
 下流から橋を望むと、川の段差を鯉が泳ぎ上る姿が見えました。


 川底と両壁をコンクリートで固めた川が海へ向かいます。


 この時は意識しなかったのですが、杉並累層第一発見地は確かこの辺りだったはずです。


 そんな地層も今は、コンクリートで覆われてしまったようです。

 

 


 川に面した家々にゼラニウムやサルビアなどが育ち、ヒマワリが背を伸ばし始めていました。

 

 
 川面に小さな波紋が広がり、鯉が泳ぎます。

 


  そんな道で自転車をこぐと、幸福橋の名札を付けた橋に出ました。


 橋の名前は誰が考えるのでしょうか。


 ゆったりと川は流れ、家々に花が咲き、駅は近く静寂ならば、幸福橋と名付けたい気持ちは分かります。

 

 
 幸福橋から眺めると、両岸が緑に包まれ、民家の柵に赤い実を稔らせるザクロが花を咲かせていました。

 

 

 

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