Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Come fly with me. ― Firenze―

2013-05-15 | Jazz
 3月は好天に恵まれ、景気は、早咲きの満開の桜が青空にはえるようでした。

4月は一転して週末の度に天気は崩れ、子供が泣くし魚は跳ねるし、猫はドーナツ枕に頭を突っ込み、段差にけつまづいた老婆のゲタの歯が欠けました。
ケッキョク.......あら、何だか昔いた占いの人みたいです。

しかし、輸入品の値上げに先回りしようという方々にとっては、バクダン低気圧もなんのその、趨勢に反していわゆるブランド品は好調だったらしいです。



毎年イタリアの地方を巡っている人から、久しぶりにフィレンツェに寄るので紳士服店をメモしといて、とリクエストがあって、店の場所が変ってないか調べてみました。

少し移転しているところもありますが、仙田社長に伺ったミラノに比べ、驚くほど持ちこたえているように感じます。
一年を通じて観光客の絶えない特別な街だからでしょうか、あるいは元々小規模で、支えてくれる顧客が地元の客と外国人と、経営にとって健全な比率を保っていた為でしょうか。

不景気といえども、そこは日頃からミケランジェロのレプリカや世界遺産を、毎日じかに眺めて暮らしている人達です。
美しいものに対する欲求や審美眼は廃れない、と思いたいところです。
でも14~5世紀の古のことはいざ知らず、基本的に足で歩き廻れるスケールの、それ故に落ち着いた田舎町であることは間違いありません。

先の人は違う分野のプロですし、ブランド品とかには興味ないタイプです。
ババを掴んで欲しくはありませんが、それさえ怖れず良いものと巡り合って、面白い話を聞かせてもらうのが楽しみです。









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