Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

過去は何らかのかたちで未来を後押ししてくれる

2016-03-11 |  その他
何だかんだ言いながらもう3月、そろそろコートも脱ごうかという季節だと思っていたら、寒の戻りで3月11日は今回の寒さの底だそうで、お彼岸には暖かくなるといいます。

復興の歩みは、さらなる加速を願うばかりですが.....
昨年の五郎丸選手の活躍で、今年生まれる男子は「歩」君という子が多いんじゃないでしょうか。
もちろん「フ」じゃないですよ。「フ」って読んでしまうと、そのうち「歩のない将棋はヘボ将棋」なんて言われてしまいます、子供じゃ言わないか。




出てから既に何年か経ちますが、「The Coats / Max Mara 60 years of Itarian fashion」という本があります。
コート好きで、お持ちの方も多いかも知れません。
タイトルどおり女性のコートが網羅されていて、Piacenza, Agnona, Colombo等コート地に定評のあるメーカーの生地を美しい仕上がりで見せてくれます。
男のでこういう本がないから代償として眺めている気もしますが、そのせいかやはりキャメルカラーとかローデングリーンに目がいくのは致し方ないところでしょう。
今冬もよく着ていたのは、その二色のような気がします。
見た目が映えないからか、本には男性のと違って一般的なツィードは出て来ませんが、昔男性のコートにもあって今日滅多に見ることのない素材に、パイルというよりブラシ状の毛足を持つアルパカのコートがありました。
部分使いや用途に応じて毛足の長さも様々ありますが、そういう素材で作られた面白いデザインのコートもこの本に載っています。

ここ数年に出た洋書で、男のヴィンテージ衣料を扱ったものもあります。
ワークウェアっぽいのがほとんどですが、比較的新しい本にそのアルパカコートを見つけました。
'30~'40年代製と思しきそのコートはあいにくコンディションが悪いみたいで、イタリア語で言うとかなりバッチイと言いますか、それを着て電車乗ったらきっと臭いで敬遠されそうな状態に見えます。

でもそんなコートが無くても大丈夫。ご覧のとおり、山ちゃんがお腹から温めてくれると言ってます。


今日の表題は、「ビー・ミュージアム」という番組で、現代の養蜂技術と共に古来の養蜂技術も後世の為に残したいというエストニアの養蜂家が語っていた言葉です。
技術的に行き詰まった時、何か突破のヒントがそこに隠されていると言います。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする