今年は梅雨明けが7月末までズレこんで、ジメジメも暑かったですが、明けたら明けたで凄く暑いです。
8月9日は公に37℃、体感的にはもっとで、強い陽射しと相まってサウナのように吸う空気まで熱を帯びているように感じました。
暑いとお世話になるのはエアコンに冷蔵庫という訳で.....
パナソニックの家電CMに使われている曲で、最初そう聴こえなかったのに歌詞が日本語だったというのがあります。
そのシンプルなギターのイントロを聴いてドン・コヴェイの"Mercy, mercy”を思い出しました。
昔ストーンズもカバーしたその曲はやはり良い意味でスカスカの、ギターの粒立ちの良いイントロが印象的で、「ジプシーのところへ行って占ってもらうと、あんたの彼女はベッドの下に荷物をまとめて出て行こうとしているよ、って言われた」と歌っています。
「男の人はタロット占いなんか信じないわよね」仕事関連で会うMさんは急にそう言い出すのでした。
「まぁ、そうですね」
出勤前の番組でやっている占いを少し気にします、なんて言えません。
「昨日その占いに行ってきて、おたくの社長は惰性でやっているだけだから会社に先行きはないってハッキリ言われちゃったんだけど、どう?当たってるでしょ」
そこまでその会社のことを知りませんから、占い師じゃない私は何とも言えません。
でも確かに大雑把な状況は聞いていたので、何か提案するにしても極力お金がかからなくて効果のありそうな(そんな夢のような話があるか分かりませんが)話を心がけるようにしました。
そこの製品の一部にはパンツのVスリットにミシンで強く閂がかっていて、しばしばウエスト調整を伴うのに、デリケートで高価な生地に強く食い込んだ閂は容易に解けず、注意を払っても品物を傷めてしまう事例が後を絶たないとのことでした。
そこに限らずこの手の仕様は多くのメーカーの製品に見られますが、そこの製品は狭い範囲に細かくミシンを打ち込んであるので繊維が繊細であればあるほど既にその段階で断裂のリスクは高まり、特に夏物など極細で薄い生地の場合、その細かい閂のステッチをほどこうと刃物をあてると傷めつけられた糸が断裂することは想像がつきます。
これが上着のパッチポケット上端など、まず動かす可能性のない部分なら問題ないのですが、直しが前提の箇所としては不親切な作りで、直す人だけでなく事故の場合代替品がなかったら売る人も買う人も皆困ります。
ただ指図書を書く人の想像力が十分働くだけで、改善策はすぐ見つかるはずでした。
どうしても閂をかけたいなら、そこの上着はハンドを多用しているので、ミシンでなく手でトンボをかけても釦付け一個分の手間くらいで済むんだからとか色々言ってもなかなか決断せず、ようやく変更されたのは3シーズン後のことです。
スピード感のなさ故にその間にも幾つかの製品をダメにしたそうですが、そんな瑣末な例にも確かにMさんの言ったようなことを感じた気もします。
まぁさすがに、こんな細かい話は件の社長の与り知らぬことかも知れませんが。
よく見る何てことのない閂ですが、「小さなナリして大きな損害」累計約250万円以上の製品に事故をもたらしたというヤツ。見た目より小さくて強く食い込み過ぎている、
先々を考える人はこんな閂にしてます、
lavoro a mano,
ところで年頃のMさんは、もちろん最初から会社の行く末を見てもらいに行った訳ではありません。
きっと最近できた彼氏とのことを占ってもらうついでだったのでしょう。
今回は話が地味だから、地味な画ですみません。
私も占いに行ったことはありませんが、たまに、
「それ売ってよ」
「これ?これはダメですよ、私の衣裳だもん」
「いいじゃない!」
「脱いだら、裸になっちゃいますよ。これはウラナイ」
なんてのがあります.....
8月9日は公に37℃、体感的にはもっとで、強い陽射しと相まってサウナのように吸う空気まで熱を帯びているように感じました。
暑いとお世話になるのはエアコンに冷蔵庫という訳で.....
パナソニックの家電CMに使われている曲で、最初そう聴こえなかったのに歌詞が日本語だったというのがあります。
そのシンプルなギターのイントロを聴いてドン・コヴェイの"Mercy, mercy”を思い出しました。
昔ストーンズもカバーしたその曲はやはり良い意味でスカスカの、ギターの粒立ちの良いイントロが印象的で、「ジプシーのところへ行って占ってもらうと、あんたの彼女はベッドの下に荷物をまとめて出て行こうとしているよ、って言われた」と歌っています。
「男の人はタロット占いなんか信じないわよね」仕事関連で会うMさんは急にそう言い出すのでした。
「まぁ、そうですね」
出勤前の番組でやっている占いを少し気にします、なんて言えません。
「昨日その占いに行ってきて、おたくの社長は惰性でやっているだけだから会社に先行きはないってハッキリ言われちゃったんだけど、どう?当たってるでしょ」
そこまでその会社のことを知りませんから、占い師じゃない私は何とも言えません。
でも確かに大雑把な状況は聞いていたので、何か提案するにしても極力お金がかからなくて効果のありそうな(そんな夢のような話があるか分かりませんが)話を心がけるようにしました。
そこの製品の一部にはパンツのVスリットにミシンで強く閂がかっていて、しばしばウエスト調整を伴うのに、デリケートで高価な生地に強く食い込んだ閂は容易に解けず、注意を払っても品物を傷めてしまう事例が後を絶たないとのことでした。
そこに限らずこの手の仕様は多くのメーカーの製品に見られますが、そこの製品は狭い範囲に細かくミシンを打ち込んであるので繊維が繊細であればあるほど既にその段階で断裂のリスクは高まり、特に夏物など極細で薄い生地の場合、その細かい閂のステッチをほどこうと刃物をあてると傷めつけられた糸が断裂することは想像がつきます。
これが上着のパッチポケット上端など、まず動かす可能性のない部分なら問題ないのですが、直しが前提の箇所としては不親切な作りで、直す人だけでなく事故の場合代替品がなかったら売る人も買う人も皆困ります。
ただ指図書を書く人の想像力が十分働くだけで、改善策はすぐ見つかるはずでした。
どうしても閂をかけたいなら、そこの上着はハンドを多用しているので、ミシンでなく手でトンボをかけても釦付け一個分の手間くらいで済むんだからとか色々言ってもなかなか決断せず、ようやく変更されたのは3シーズン後のことです。
スピード感のなさ故にその間にも幾つかの製品をダメにしたそうですが、そんな瑣末な例にも確かにMさんの言ったようなことを感じた気もします。
まぁさすがに、こんな細かい話は件の社長の与り知らぬことかも知れませんが。
よく見る何てことのない閂ですが、「小さなナリして大きな損害」累計約250万円以上の製品に事故をもたらしたというヤツ。見た目より小さくて強く食い込み過ぎている、
先々を考える人はこんな閂にしてます、
lavoro a mano,
ところで年頃のMさんは、もちろん最初から会社の行く末を見てもらいに行った訳ではありません。
きっと最近できた彼氏とのことを占ってもらうついでだったのでしょう。
今回は話が地味だから、地味な画ですみません。
私も占いに行ったことはありませんが、たまに、
「それ売ってよ」
「これ?これはダメですよ、私の衣裳だもん」
「いいじゃない!」
「脱いだら、裸になっちゃいますよ。これはウラナイ」
なんてのがあります.....