Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

ウィンザー・スタイル

2012-09-07 | Others
 フリーマン・ブラウン+ジェシ・ボイス、ジェイムズ・ジャマーソン+ベニー・ベンジャミン、オーギュスト・エスコフィエ+セザール・リッツ、アストン・バレット+カールトン・バレット、ヘドバ+ダビデ、さくら+一郎..........

最後の方は、私もよく分からないんですが、相性が良いと言われる組み合わせです。



これをご覧いただいてる方々に、スノッブな婦人雑誌はあまり縁がないかも知れません。
もちろん私には、まったく縁がありません。

しかし何の切っ掛けだったか、昨年「婦人画報」で安井かずみさんについての連載を見つけて、加藤さんへの興味から数回読みました。
既に連載は終わったはずですが、この話は昨年常盤さんにお話ししただけで、あと今年になって松山さんにちょっと伺ってみただけでした。

様々な関係者の話を紹介していたのですが、特に二人に近い関係の方々の証言はかなり生々しく、イマジネーション豊かな人ならちょっと重い感じがしそうです。

そんな中でたまたま読んで笑えたのが、安井さんと親しかったという加賀まりこさんの話です。
迎えに行った加賀さんの目の前で完成させたのが「わたしの城下町」で、

「20分で書き上げたのがあの詞だった。私は『格子戸はくぐり抜けないわよ』とさんざん言ったが却下され、歌はその日の締め切りをクリアして大ヒットした」
「でもよく考えたら殿様じゃあるまいし、『わたしの城下町』なんて普通つけないって。それから♪四季の草花が咲き乱れってとこも、凄いでしょ(笑)」

加賀さんは、かなり面白い人みたいです。

夫婦の問題で思い出すのは、以前も書いたウィンザー公夫妻の話です。
「世紀の恋」も最後までは賞味期限がもたなかったのか、晩年は罵り合う声が遠くまで聞こえるほどだったなんて有名な逸話があります。
という訳で夫婦喧嘩なんか見ると、思わず「おぉ、ウィンザー・スタイルだね」なんて讃嘆の声をもらしてしまいます。

そういえば、海老沢泰久著「美味礼讃」では、「ニューヨーカー」の副編集長という人に「ウィンザー公が、シンプソン夫人と一緒にポワンの料理を求めてしょっちゅうピラミッドに行っていることは、われわれ西洋人なら誰でも知っていることだ」と語らせています。
ピラミッドは言うまでもなく、エジプトじゃなくリヨン郊外ヴィエンヌのレストランのことです。


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