老後の不安

　昔　PC講習会で親しくなった同年代の女性４人組がいる。
　１０年以上の付き合いになる。３ケ月に１度の割で集っている。

　でも最近は誰彼となく体調不良等を生じたりするので不定期？
　これは仕方ない事で全員が都合のつく日に集合して食事する。

　１０年も付き合っているのに個別的な家の行き来などはない。
　付かず離れずが長続きの秘訣と思う。他愛ないお喋りを楽しむ。
　
　今日もそうだったが、物忘れを笑ったり嘆いたりしあった。
　「今はまだ自立しているけど動けなくなったらどうする？」

　男は呑気な人が多そうだが、女は「老後の不安」を口にする。

行楽シーズン

　私はここ数年、日帰りでこそ出かけるが泊り旅は無理な状況。
　今日も旅行社の折り込み広告が入っていたので眺めていた。

　弟がアメリカに行ってきたからとお土産を持ってきてくれた。
　私は飛行機での長旅は苦手だから外国はあまり行きたくない。

　「視野が狭まるよ」と言われるが、国内旅行の方を優先したい。
　国内も知らない所だらけ、１か所にゆっくり滞在するのも夢。

　長男は夫婦で北海道旅行をしたと白トウモロコシ等のお土産持参。
　今月末は私の兄弟会で佐渡の計画があるがこれも不参加で残念。

　指をくわえて見ているだけだが土産を届けてくれるだけでも感謝！

心惹かれる曲

　私は静かな方が好きなので音楽とは縁遠い暮らしぶり。
　たまにはテレビで歌謡曲程度は聞くがあまり関心はない。

　だから流行歌などにも疎くて笑われそうな程の芸能音痴？
　年末の紅白歌合戦は「話の種」に観るが半分以上は知らない曲。

　「はなみずき」は数年前に流行ったようだが心惹かれている。
　流れる様なメロディが好き！歌詞は口ずさめても意味は不明？

　「吾亦紅」すぎもと何とかという歌手が歌うのは心にしみいる。
　母に対する息子の心が上手に表現されていて涙が出そうになる。

　今日は退屈まぎれに珍しくYou　Tubeで音楽を聞いてみた。

お見舞い客

　夕方４時頃、友人が「お見舞いよ」と葡萄を持ってきてくれた。
　今日は腰の不調でボウリングを欠席した。それで寄ってくれた？

　夫はもう寝支度のパジャマ姿、食卓で夕食が出るのを待機中。
　「お父さん、お見舞いだって！」夫に向かって弾み声を出した。

　頂いた箱を夫の目の前に置くと、嬉しそうに「ウン」と頷く。
　そこで気が付いた！夫は自分あての見舞い品と思っている。

　今回は私のぎっくり腰へのお見舞いなのに…まあ、いいや！
　夫と彼女は初対面、紹介はしたがお茶を勧める時間はなかった。

　「今度はゆっくりしてね」と帰ってもらったが申し訳なかった。

ついに来た！

　先日のぎっくり腰は大分落ち着いてきたので落ち込んではない。
　今日は図書サークルの日だったので少々無理でも出席したい。

　家のリフォーム工事も続行中だったが断りを述べて出かけた。
　会場の３階には常は健康の為、階段使用だが今回はエレベータ。

　ノロノロと年寄臭い歩みで到着すると、脚を引きずる人が居た。
　私より数歳年上の女性だがいつもは人一倍元気なだけに驚いた。

　「どうしたの？」と聞くと「ついに来たのよ！歳に勝てないね」
　膝が急に痛み出して通院中との事、ショックと嘆いておられた。

　一人例外はなさそう、誰にでも突如の事故や故障は起こりうる？

少し嬉しい事

　塗装屋さんが来ていた。ここ４，５日毎日顔を合わしている。
　職人さんには朝と昼のおやつを出す。準備は割合大変が本音。
　
　毎日同じ物は出せない。若人と年配者では好みも異なる。
　飲み物も冷たいのが良いのか熱いのかその時の状況で考える。

　菓子との組み合わせでコーヒー、緑茶、清涼飲料水と色々。
　果物を添える時もある。毎回熱々のお手拭きは忘れずに出す。
　
　今日は夫の在宅日でもあり彼好みに朝は和菓子、昼はパンの類。
　「連日おやつを頂いてますが、センスありますねぇ」と職人さん。

　おやつで褒められるなんて...初めて、でもホンワカ嬉しい！

造花が届く

　遠方の友人から頂く心当たりもないのに荷物が届いた。
　「まあ何かしら、花のようだけど、割れ物注意？」開けてみる。

　クリームっぽい白のバラ２輪が小ぶりの花器に挿されている。
　気品のある白い花が青いガラス容器と見事に調和している。

　いっぺんに気に入ったが、生花ではない。熨斗は「お祝い」
　造花だが本物と見間違うような繊細な出来栄えに感心する。

　高価そう…でも遠慮すると怒る人だから有難く頂く事にする。
　「お祝いって何の？」電話で聞くと「本、貰ったじゃない」

　大分前の事だし、たかが冊子なのに…お祝いとは大袈裟！

ぎっくり腰

　ゴミの日なのでゴミ箱を開閉中に突然腰に激痛が走った。
　「ヒィ！」と声を上げる。中腰の姿勢が元に戻らない。

　明らかにぎっくり腰、しばらく息を潜めてからこわごわ動く。
　腰は曲げたままだが何とか歩行は可能なのでホッとする。

　今回のは経験上、大した事はなさそう、安静にしてれば治る？
　２０代の頃、バスを降りた途端にもやった。あの時は重症！
、
　約１週間ベッド生活だった。育児に追われていた時にも経験。
　その時も身動きままならず義姉の車で隣町の整骨院に運ばれた。

　ぎっくり腰は癖になるから怖い。現在湿布ベタベタで静養中。

あきれる

　ディから戻った夫はニタニタ顔で息子の勤務店名を口にしていた。
　孫とあだ名している職員がその店に行った事があるとか言っている。

　いつもの事で要領を得ないが、どうせどうでも良い話と聞き流す。
　夕食を終えほろ酔い気分で寝床へ行きながら「孫に電話してくれ」

　「何の用？」と問うと「７時に飲む約束をしたが眠いので中止」
　相手はまだ勤務中、慌てて施設に電話をして本人に事情を聞く。

　「今夜息子の店に行くから…と誘われたので行けたら行く」の返事。
　若い女子職員は機嫌を損ねまいと中途半端な返事をしたのだろう？

　夫は一人ではままならない体なのにあきれる、若い娘が良い？

リフォーム工事中

　工事開始から１週間、職人さんたちの出入りで落ち着かない。
　お茶の支度などもあり留守もしにくい。その日の人数も不確か。
　
　わずかの工事でも大工・電気・水道・左官などの専門家が必要？
　風呂はユニットバスでメーカー直属の２人組が組み立てに来た。

　二人とも２０代の若者、無駄口を利く事なく黙々と働いていた。
　後始末も完璧、礼儀正しく指導が行き届いているのに感心する。

　完成品は便利そう、でも少々安っぽい、承知済みだが狭くなった。
　息子に任せたのだから文句は言うまいと思う。が少々期待外れ？

　今日は更衣室、朝７時半から年配の大工さんが一人奮戦していた。
　

物々交換

　夕食に鯛飯が食べたかったので作ったら夫は案の定「魚はいらん！」
　まあ予想はしていたから怒る気にもならないで「そう？」で終わる。

　一人なら１合で足りるが鯛飯の時は最低２合は炊かねば様にならない？
　残った分は冷凍させるつもりでおにぎりにしたが、途中で気が変わる。

　好きな物でも続くのは考え物、それなら誰かに食べて貰うほうが良い。
　おにぎりはわずか４個、我が家は薄味なので味に自信などはないが…。

　ご近所の二人暮らしの方なら少量でも大丈夫かなと思って持参した。
　間もなくしてそこの奥様が「里芋ご飯を炊きましたのでどうぞ！」
　
　「ご飯同士の物々交換ね」と笑いあう。朝、その差し入れを頂いた。

戸締り癖

　夫は自分が出かける時は先だって戸締りする。
　窓と言う窓を全部しめきって電気なども消して回る。

　それは良い事だが、私が在宅の時も同じにするから困る。
　「私が居るんだから開けといて」と言っても無駄。

　困った習性と思う。今では逆らわずに彼が出た後で開ける。
　「もし泥棒が来ても取られる物なんか無いのに」と私はぼやく。

　そんな言葉は全然聞いていない様子、せっせと戸を閉めて回る。
　昔アルバイトで高校の警備員をした事がある、その時の習性？

　その経験と痴呆が影響しての事と思うが、頭の中を見てみたい。

作業後の一風呂

　明日はゴミの日なので午後から庭掃除を思いついた。}
　雨上がりなので草は引きやすいが、蚊が多いのが難点。

　虫よけスプレーをかけ、肌を露出しないようにして開始。
　しかし羽音が聞こえ耳や目、頬辺りをしつこく狙って来る。
　
　タオルで頬かむりして帽子を深くかぶり直して作業を続行。
　しかし１時間で根を上げる。体中が汗臭いので温泉へ行く。

　お風呂場の改修中なので温泉が近所にあるのは大助かり。
　空いている時間帯だったので無料按摩機も待つ事なく使えた。

　シルバー料金で500円、一汗かいた後だけに気分は清々しい！

今日から９月

　本来なら９月はまだ暑い日が続くはずなのに肌寒い。
　もう秋と呼ぶのかどうかは分からないが秋の長雨？

　このところずっと雨続きで日照時間が短い気がする。
　午前中は晴れていても午後からは雨だったりする。

　洗濯物がカラりと乾かないのでうんざりしている。
　気温も２４，５度だから半袖では寒く７分袖を着る。

　今年の夏は猛暑と言われたけれど期間は短かった？
　夏好きの私は損をした気分。台風も大型が多かった。

　今月は天候の安定を祈り、さわやかな秋を満喫したい。

どこまで粗忽？

　電話で予約していた梨を受け取りに行くと「２６００円です」
　財布を覗いた私は「丁度ありそうだから…良かったわ」

　私は２６００円のつもりでコイン２個と千円札２枚を渡した。
　すると「奥さん、これ１００円ですけど…」と言われる。

　相手の掌には100玉が２個乗っていた。明らかに私のミス！
　「すみません１個は500円玉と思ったのです」と弁明した。

　それで２個共コインを戻してもらって紙札で支払った。
　もしかしたら故意の仕業と疑られたかもしれない？

　まさかそんな事はないと思うが不安、粗忽さに落ち込んだ。