東野圭吾さんの「クスノキの番人」を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。

その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。
その番人を任された青年と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々の織りなす物語。
不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。
同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。
そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。
依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。
そこで賭けに出た玲斗は従うことに。
依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。
千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。
あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。
「あなたにしてもらいたいこと――それはクスノキの番人です」と。
読みながら、ずっと、、この本、ホントに東野圭吾さんなんだよね?と、
表紙を確認してしまうほど、今まで読んできたものとは趣が違っていた。
けれど、後半、たたみかけるように物語が展開していくあたりは、
あぁ~やっぱり、東野さんだ!と、思ってしまった。
自分が生まれてきたことに、何の意味も感じないような青年、玲斗。
クスノキの番人をするようになって、クスノキに、みんなが何を祈念しに来るのか?も
わからないながらも、いろんな人と出会い、考え行動する中で、
人として成長していく様が、とてもよく描かれている。
日頃、生活している中で、人の気持ちを理解する、想像することは、
とても難しいことではあるのだけれど、その人の気持ちに寄り添い、
わかろうと努力することを続けていれば、クスノキの力を借りずとも、
思いが通じ合うことがあるのではないか。。。
なぁんてことを考えさせられた本でした。
終わりの方、心がぽかぽかになって、温かい涙が出てくるような、、
心優しくなれるような、いい本でした。
感想など綴ってみたいと思います。

その木に祈れば、願いが叶うと言われているクスノキ。
その番人を任された青年と、クスノキのもとへ祈念に訪れる人々の織りなす物語。
不当な理由で職場を解雇され、その腹いせに罪を犯し逮捕されてしまった玲斗。
同情を買おうと取調官に訴えるが、その甲斐もなく送検、起訴を待つ身となってしまった。
そこへ突然弁護士が現れる。依頼人の命令を聞くなら釈放してくれるというのだ。
依頼人に心当たりはないが、このままでは間違いなく刑務所だ。
そこで賭けに出た玲斗は従うことに。
依頼人の待つ場所へ向かうと、年配の女性が待っていた。
千舟と名乗るその女性は驚くことに伯母でもあるというのだ。
あまり褒められた生き方をせず、将来の展望もないと言う玲斗に彼女が命令をする。
「あなたにしてもらいたいこと――それはクスノキの番人です」と。
読みながら、ずっと、、この本、ホントに東野圭吾さんなんだよね?と、
表紙を確認してしまうほど、今まで読んできたものとは趣が違っていた。
けれど、後半、たたみかけるように物語が展開していくあたりは、
あぁ~やっぱり、東野さんだ!と、思ってしまった。
自分が生まれてきたことに、何の意味も感じないような青年、玲斗。
クスノキの番人をするようになって、クスノキに、みんなが何を祈念しに来るのか?も
わからないながらも、いろんな人と出会い、考え行動する中で、
人として成長していく様が、とてもよく描かれている。
日頃、生活している中で、人の気持ちを理解する、想像することは、
とても難しいことではあるのだけれど、その人の気持ちに寄り添い、
わかろうと努力することを続けていれば、クスノキの力を借りずとも、
思いが通じ合うことがあるのではないか。。。
なぁんてことを考えさせられた本でした。
終わりの方、心がぽかぽかになって、温かい涙が出てくるような、、
心優しくなれるような、いい本でした。