青山美智子さんの「お探し物は図書室まで」を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/9b/1f51cf784c3e4c66dd6928160200f231.jpg)
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。
彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、
思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。
「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。
狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、
ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。
本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。
不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、
相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。
話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集......。
そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、
小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。
本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。
「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。
「本の付録」と――。
自分が本当に「探している物」に気がつき、
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
司書の小町さん…とてもお会いしてみたい。
そんな気持ちになりながら読み進めました。
5人の主人公が出てくる、連作短編集なのだけれど、
心に沁みました。
「いつか」お店を開きたいと思い続けて15年くらい経ってしまった人が、
いつか、いつかと思っている限り、その日は、一生やって来ない。といういことに気づき、
「いつか」を「明日」にしようと行動を始める物語は、感動して、涙~でした。
人生に迷ってる人が、小町さんのおすすめで、ある本に出会い、手元に置いておきたいと
思えるほど、自分の中の何かが変わったことに驚き、小町さんにお礼を言った時の返事が、
「どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、
あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ」という言葉だった。
確かに、本にしても、映画にしても、日々の出来事にしても、どう受け止めるかによって、
全然受け止め方は異なりますもんね。
ということで、どんなことも、自分の中で、ポジティブに変換されるように
受け止められる人になりたいなぁと思いました。
本を読んで涙するってことも、私の心に響いた何かがあったということなのでしょうか。
最後に、もう1つ心に残った言葉。
「目に映る日々を豊かに味わっていこう。ワイドビューで」
いいやん、これ(*^-^*)
私の、これからの人生は、こんな感じで生きていきたいなぁ~なんて思いました。
感想など綴ってみたいと思います。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/9b/1f51cf784c3e4c66dd6928160200f231.jpg)
お探し物は、本ですか? 仕事ですか? 人生ですか?
人生に悩む人々が、ふとしたきっかけで訪れた小さな図書室。
彼らの背中を、不愛想だけど聞き上手な司書さんが、
思いもよらない本のセレクトと可愛い付録で、後押しします。
仕事や人生に行き詰まりを感じている5人が訪れた、町の小さな図書室。
「本を探している」と申し出ると「レファレンスは司書さんにどうぞ」と案内してくれます。
狭いレファレンスカウンターの中に体を埋めこみ、
ちまちまと毛糸に針を刺して何かを作っている司書さん。
本の相談をすると司書さんはレファレンスを始めます。
不愛想なのにどうしてだか聞き上手で、
相談者は誰にも言えなかった本音や願望を司書さんに話してしまいます。
話を聞いた司書さんは、一風変わった選書をしてくれます。図鑑、絵本、詩集......。
そして選書が終わると、カウンターの下にたくさんある引き出しの中から、
小さな毛糸玉のようなものをひとつだけ取り出します。
本のリストを印刷した紙と一緒に渡されたのは、羊毛フェルト。
「これはなんですか」と相談者が訊ねると、司書さんはぶっきらぼうに答えます。
「本の付録」と――。
自分が本当に「探している物」に気がつき、
明日への活力が満ちていくハートウォーミング小説。
司書の小町さん…とてもお会いしてみたい。
そんな気持ちになりながら読み進めました。
5人の主人公が出てくる、連作短編集なのだけれど、
心に沁みました。
「いつか」お店を開きたいと思い続けて15年くらい経ってしまった人が、
いつか、いつかと思っている限り、その日は、一生やって来ない。といういことに気づき、
「いつか」を「明日」にしようと行動を始める物語は、感動して、涙~でした。
人生に迷ってる人が、小町さんのおすすめで、ある本に出会い、手元に置いておきたいと
思えるほど、自分の中の何かが変わったことに驚き、小町さんにお礼を言った時の返事が、
「どんな本もそうだけど、書物そのものに力があるというよりは、
あなたがそういう読み方をしたっていう、そこに価値があるんだよ」という言葉だった。
確かに、本にしても、映画にしても、日々の出来事にしても、どう受け止めるかによって、
全然受け止め方は異なりますもんね。
ということで、どんなことも、自分の中で、ポジティブに変換されるように
受け止められる人になりたいなぁと思いました。
本を読んで涙するってことも、私の心に響いた何かがあったということなのでしょうか。
最後に、もう1つ心に残った言葉。
「目に映る日々を豊かに味わっていこう。ワイドビューで」
いいやん、これ(*^-^*)
私の、これからの人生は、こんな感じで生きていきたいなぁ~なんて思いました。