ホタルイカと言えば、唯一食べても罰せられない天然記念物だと、ワシ自身は認識していた。しかし正しい見解と言えば、海の表面を光りながら浮遊する
幻想的な夜景が天然記念物であって、ホタルイカの個体そのものは捕獲もアリだし、食べられもするようだ。旬の4月ごろに富山湾に行って、バケツで掬い倒して獲るのがワシの10ある「夢」のひとつとなっている。
▲ホタルイカの釜揚げはぷりっぷり
ホタルイカは、富山湾の風物詩として有名だが、実は富山を越え兵庫県の
浜坂港が日本一の水揚げ量を誇っている。浜坂産のホタルイカは、富山産に比べて小粒だが、淡白でプリプリした食感が特徴だ。ホタルイカも寄生虫を稀に持っている個体があるので、生で食べるときには冷凍処理をしてからとなる。ホタルイカの、釜揚げ・生食・天ぷら・沖漬けをご紹介する。
▲ホタルイカの生にぎり(赤シャリ)
▲ホタルイカの天ぷら
ん十年も以前のお話だが、イカが豊漁だったころ、タッパーに醤油と味醂・唐辛子を用意して、イカ釣り舟に乗ったことがある。イカを釣って、生きたまんまタッパーに放り込むような
「自家製イカの沖漬け」作りを楽しんだものだ。タッパーに放り込まれたイカは超暴れるが、味わい醤油がイカの体内に均等にまわって、一匹こっきり飛びっきり美味しく出来上がった。アトは船酔いで散々たるイカ釣り船だった。ホタルイカで沖漬けを作ってみたい気持ちが湧いてきた。
▲ホタルイカの沖漬け(軍艦にぎり)
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