冷やし中華 ～ラーメン屋さんの冷やし中華はＮＧ～

中国4000年の歴史の中で、冷やし中華という料理はない。美味しんぼのワンシーンで、中華料理のインタビューをされる海原雄山が、冷やし中華の話だったので「下品な食べもの」と激怒したことがあり、海原雄山のなかでは「冷やし中華」は中華料理に非ずと断言している。



ラーメン屋さんで、何回か「冷やし中華」を注文したが、まったく本気度が足りないばかりか、明らかに手を抜いているのが見え見えだ。何故なら冷やし中華に力を入れ過ぎると、混ぜそば・油そば・和え麺などが出なくなるから疎かになるのも人情だろう。



冷やし中華が中国で食べられているとは思わないが、なるほど中華屋さんで注文するのが、ハズレがないような気がする。ワシ独自の判断基準で、中華屋さんが真剣に作った「冷やし中華」は、キクラゲではなく本物のクラゲが使ってあるようなイメージを持っている。



上に乗っける具材は、キュウリ・レタス・錦糸卵・ウインナーソーセージ、そしてタケノコを紹興酒などで炊いた自家製メンマも添えた。メンマはピリ辛の味付けで、ご飯にもよく合うように超柔らかく煮込んで瓶詰めにして保存している。

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