映画「八日目の蝉」を見てひとこと・・・・・
蝉は地中で暮らす長い年月に比べ、地上では7日間しか生きられないと言うが、8日目以降であっても生きることが稀にあると聞く。
子供を産めなかった女性、希和子の「母性」を題材にした映画「八日目の蝉」だが、人間の持つ「理性」や「常識」を無視しても良しとする「ゆがんだ性」を繰り広げる。そんな性は本来なら自分の子供に向けられるべきものなのだが、他人に不幸が訪れたとしても、子供への愛の前には必要な犠牲だったのだ。
せめて、最後に出会った近しい存在だった「文治」と「希和子」が一緒になることで、本来の愛に引き戻して欲しかったところだが・・・・そんな人情がはいる隙間の存在さえも確認できない物語であって、ただ涙が流れる一方だった。
■八日目の蝉 (知りたい方のみ「あらすじ」を読んで頂いても良いかも)
希和子(主人公)は不倫相手と妊娠してしまう。「必ず結婚するから中絶してくれ」と頼まれ気がすすまず受けた手術。しかしそれはウソで、相手に離婚する意志はなく不倫相手側にも子供ができていた。ある日、希和子はこの赤ちゃんを殺しに行くが、生きる望みを失った希和子に微笑みかける赤ちゃんを見たとき「この子の為だけに生きてゆこう!」と盗み出して逃亡する。
エンジェルホームという宗教施設に身を隠し、数年間をこの私設で過ごす。しかし、振りかかる事件で社会的糾弾を受けるようになり、マスコミ報道で居場所がバレてしまう。施設で知り合った友達の実家の素麺屋を頼り小豆島に渡り、その工場で働く。親身になってくれる店の主人や、島の男である「文治」に支えられ平穏な日々を過ごす。
ある日「虫送りの祭り」の新聞記事に、希和子と薫(誘拐した子供)の顔写真が大きく報道されてしまう。「もうだめだ・・・・」そう思った希和子は薫と親子の楽しい思い出を作ろうとする。写真館で親子写真を撮り、学校に行き、海に行き、寺にも登った。薫が蝉の抜け殻を拾った。希和子は言う「蝉は7日だけ生きられるの、でも8日目も生きることがあるかもね」 薫「一人だけ8日も生きるのはいやや。これを宝物にする。蝉が寂しくないように持っててあげる」
翌日、店から「仕事には来ないで!」と電話がはいる。逃げろ!という合図だった。必死に逃げる偽りの親子。しかしフェリー乗り場でついに捕まってしまう。「もう少し待って!その子はまだ・・・・」その言葉は騒音にかき消された。
年月は流れ薫(恵理菜)も希和子同様不倫相手との間に妊娠していた。施設時代の友人に強く誘われ、自分の過去を探しに小豆島に渡る。学校で、寺の階段で、恵理菜は母との出来事を振り返っていた。
何も情報が得られないまま写真館の前を通ると、そこに15年前撮った希和子との写真が飾られていた。その写真を手がかりに港にいた漁師に聞く「この女性を知りませんか?」その漁師は年老いた文治で、嘗ての希和子と近しい存在だった。恵理菜は聞く「その時の事を教えてください、その人が子供を引き離される時、何て言ってたのか」文治「覚えとらんのか、あの人は自分がお終いになっても、あんたの事を心配しとった、こう言ったんよ」回想場面になり希和子は叫ぶ。「その子はまだ朝ご飯を食べていないの」文治の話に号泣する恵理菜はつぶやく・・・・お母さん。
帰りのフェリーで恵理菜は話す。「産んでみようかな。こんな綺麗な海や緑や青い空を、このお腹の子は見る権利がある」岡山の港に着き、休憩している恵理菜を見つめる女性が居た。希和子だった。薫と似ている子を見ると、見つめてしまうのだった。しかし彼女には成長した薫(恵理菜)が判らない。希和子が掃除をしているとテーブルの上に蝉の抜け殻を見つけ「あの子だ!」希和子は追いかけて叫ぶ「薫!」振り返る恵理菜、しかし彼女はそのまま歩き去ってしまう・・・・・その姿を見続ける希和子に次の言葉は出なかった。
朝ごはんにピッタリの「鯛の出汁茶漬け」は、そぼろにした鯛の身が甘くて美味しいし、頭と骨から摂った潮汁(うしおじる)の出汁は、口の中いっぱいに潮の香りがひろがるのを、三つ葉と海苔の風味がアシストしてくれる。
蝉は地中で暮らす長い年月に比べ、地上では7日間しか生きられないと言うが、8日目以降であっても生きることが稀にあると聞く。
子供を産めなかった女性、希和子の「母性」を題材にした映画「八日目の蝉」だが、人間の持つ「理性」や「常識」を無視しても良しとする「ゆがんだ性」を繰り広げる。そんな性は本来なら自分の子供に向けられるべきものなのだが、他人に不幸が訪れたとしても、子供への愛の前には必要な犠牲だったのだ。
せめて、最後に出会った近しい存在だった「文治」と「希和子」が一緒になることで、本来の愛に引き戻して欲しかったところだが・・・・そんな人情がはいる隙間の存在さえも確認できない物語であって、ただ涙が流れる一方だった。
■八日目の蝉 (知りたい方のみ「あらすじ」を読んで頂いても良いかも)
希和子(主人公)は不倫相手と妊娠してしまう。「必ず結婚するから中絶してくれ」と頼まれ気がすすまず受けた手術。しかしそれはウソで、相手に離婚する意志はなく不倫相手側にも子供ができていた。ある日、希和子はこの赤ちゃんを殺しに行くが、生きる望みを失った希和子に微笑みかける赤ちゃんを見たとき「この子の為だけに生きてゆこう!」と盗み出して逃亡する。
エンジェルホームという宗教施設に身を隠し、数年間をこの私設で過ごす。しかし、振りかかる事件で社会的糾弾を受けるようになり、マスコミ報道で居場所がバレてしまう。施設で知り合った友達の実家の素麺屋を頼り小豆島に渡り、その工場で働く。親身になってくれる店の主人や、島の男である「文治」に支えられ平穏な日々を過ごす。
ある日「虫送りの祭り」の新聞記事に、希和子と薫(誘拐した子供)の顔写真が大きく報道されてしまう。「もうだめだ・・・・」そう思った希和子は薫と親子の楽しい思い出を作ろうとする。写真館で親子写真を撮り、学校に行き、海に行き、寺にも登った。薫が蝉の抜け殻を拾った。希和子は言う「蝉は7日だけ生きられるの、でも8日目も生きることがあるかもね」 薫「一人だけ8日も生きるのはいやや。これを宝物にする。蝉が寂しくないように持っててあげる」
翌日、店から「仕事には来ないで!」と電話がはいる。逃げろ!という合図だった。必死に逃げる偽りの親子。しかしフェリー乗り場でついに捕まってしまう。「もう少し待って!その子はまだ・・・・」その言葉は騒音にかき消された。
年月は流れ薫(恵理菜)も希和子同様不倫相手との間に妊娠していた。施設時代の友人に強く誘われ、自分の過去を探しに小豆島に渡る。学校で、寺の階段で、恵理菜は母との出来事を振り返っていた。
何も情報が得られないまま写真館の前を通ると、そこに15年前撮った希和子との写真が飾られていた。その写真を手がかりに港にいた漁師に聞く「この女性を知りませんか?」その漁師は年老いた文治で、嘗ての希和子と近しい存在だった。恵理菜は聞く「その時の事を教えてください、その人が子供を引き離される時、何て言ってたのか」文治「覚えとらんのか、あの人は自分がお終いになっても、あんたの事を心配しとった、こう言ったんよ」回想場面になり希和子は叫ぶ。「その子はまだ朝ご飯を食べていないの」文治の話に号泣する恵理菜はつぶやく・・・・お母さん。
帰りのフェリーで恵理菜は話す。「産んでみようかな。こんな綺麗な海や緑や青い空を、このお腹の子は見る権利がある」岡山の港に着き、休憩している恵理菜を見つめる女性が居た。希和子だった。薫と似ている子を見ると、見つめてしまうのだった。しかし彼女には成長した薫(恵理菜)が判らない。希和子が掃除をしているとテーブルの上に蝉の抜け殻を見つけ「あの子だ!」希和子は追いかけて叫ぶ「薫!」振り返る恵理菜、しかし彼女はそのまま歩き去ってしまう・・・・・その姿を見続ける希和子に次の言葉は出なかった。
・・・・・・・・<切り取り線>・・・・・・・・
朝ごはんにピッタリの「鯛の出汁茶漬け」は、そぼろにした鯛の身が甘くて美味しいし、頭と骨から摂った潮汁(うしおじる)の出汁は、口の中いっぱいに潮の香りがひろがるのを、三つ葉と海苔の風味がアシストしてくれる。
この映画みてないけど、
なんだかあらすじ読ませてもらって、ジーンときちゃいました。
母性愛というのは、やっぱり永遠なのかなって。
損得とかじゃないんですよね。
蝉の生きざまにたとえた素晴らしい物語ですね。
朝ご飯の鯛茶漬け、私も食べたいですー^^
ポチです。
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ
もう間違ったことをしているのに、この母性愛を応援してしまう・・・・
ただ、捕まった後は本当のご両親と子供の間で繰り広げられる葛藤、
哀しい人生の輪廻転生(りんねてんせい)を思い知らされる作品でした。
鯛茶漬けは瀬戸内の桜鯛でおます。応援(^_-)-☆ありがとうです!
って、重い~。
一度見てみたいと思いつつまだ見ていない映画でしたが、
あらすじわかっちゃった~。
単純に親子愛とか、母性とは言えない、
深い内容だと思います。
人ののがれられない、傲慢さ、自己愛、
その中でもやはり湧き上がってくる子供や隣人への「愛情」を掘り下げているのではないでしょうか?
それでも人は生きてゆかなければならない。
いつもゴスペルで「笑顔」が世界を平和にする。と教えてくださっている先生が「こんな私もどうしてもしんどい時がある」とつぶやいていました。
そんな先生がすごく人間的で素敵だと思いましたし、「いつも笑顔で元気」でなくてもいいんだと安心もしました。
そういう人らしさに、人って癒されることもあるんではないでしょうか。どろどろの心もあるのが、人間なのだと。
それでも生きていくのだと。
おはようです。(*⌒ー⌒*)ゞ
あらすじ、読んでしまいましたか? ご紹介して失礼しました。
女性が味わった最悪な屈辱と、最も美しい母性愛との狭間で、
展開していくこの映画は、重くもありその間に見せる偽の親子愛が、
いつしか本当の母性愛を越えてしまう・・・・いつも(^_-)-☆感謝!
この映画テレビでみただす
そして、心きゅんきゅんして、泣きましただす
そして、今、又あらすじ読んで思いだし
また、泣いちゃっただす
大きく育った娘が母親になっていく
最後、振り返っただすが、なにも言わずに
去っていく、ここが、なんとも言えず
切ないだす 愛によって傷つく時も
あるだすが、その傷は、時を重ねるごとに
いとしい傷跡になっていくように思ってるだす
鯛茶づけ、丁寧なしごとだす
この工程みてるだけでもいやされてるだす
美味しそうだす
ぷっちんだす
鯛茶漬けって云っても結構手間暇係るんですよね。丁寧に作るとなれば。今朝のお茶漬け、疲れた身体に優しさを
運んでくれますね。身体が大喜びしていますね。きっと。ポチで~す。
難しい問題ですね。
ですが、希和子が誘拐・・・
これだけは、どう考えても許されないと思います。
実の母親の育てる権利を奪ったんですから。
自分の子なら、何をやっても許せますが・・・
すみません、古い人間何で・・・
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
な、なるほど・・・・・
「愛の傷は時を重ねるごとにいとしい傷跡になっていく」
しじみちゃんの名言ですね? 見られたんでしたらその後の、
実の母親に馴染まない女の子とご両親の葛藤!これも哀しいです。
応援(^_-)-☆ありがとうです。
みどりちゃん
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
少し暗い物語なんですが、引き込まれるように見てしまいましたよ。
実の母娘よりも優しく、また厳しく育てる女性・・・・凄いですよね?
鯛の調理は手間を惜しんでは良いものができないですから、
例えば、赤出汁の場合でしたら、
骨を焼いてから煮込むのが良いんですよ。応援(^_-)-☆感謝です。
こんばんは。(*⌒ー⌒*)ゞ
子供を誘拐してはいけないのは解りますが、自分の子供を殺す
きっかけを作った男の子供ですからね? 母親としての過激行動や、
ノイローゼ的な犯罪かも知れないし、男の顔が浮かんで衝動的に
子供を殺めなかっただけでも・・・色々考えました。いつも(^_-)-☆ども。