5月の読書メーター
読んだ本の数:40
読んだページ数:12035
ナイス数:4874
大渋滞 (みちくさパレット)の感想
令和の幕開けの1冊です。この旅行が終わったら、パパとママは離婚する。なんで?どうして。。家族はどうなるの?児童書、侮れません。爽やかに読み終えることが出来ます。文字も大きいので一時間足らずで読了。
読了日:05月01日 著者:いとうみく
インソムニアの感想
辻寛之さん、初読み。第22回日本ミステリー文学大賞新人賞受章作。アフリカ・南ナイルランドにPKO部隊が派遣され、駆け付け警護の任にあたる最中に起こったこと。一人の犠牲者と帰国してからの自殺者。現地で何が起きていたのか?先が気になり一気読み。考えさせられる問題作。
読了日:05月01日 著者:辻 寛之
崩壊の森の感想
ソ連崩壊のその時、新聞社の特派員・土居垣はモスクワにいた。一筋縄では行かないソ連での取材活動。ウォッカを飲みながら相手の腹を探る。まるでノンフィクションのような読み心地で面白かった。
読了日:05月03日 著者:本城 雅人
とめどなく囁くの感想
8年前に海釣りに出掛けたまま帰らなかった夫・庸介。妻・早樹は夫の死亡認定を受けたあと資産家の後妻に。不穏な新婚生活、影を落とす元夫の生死。登場人物がみな嫌な人ばかり、しかし結末を知りたくて一気読み。二段組445ページですが、桐野ワールド堪能しました。
読了日:05月04日 著者:桐野 夏生
家族終了の感想
生まれ育った家族を「生育家族」、結婚などをきっかけに作られる「創造家族」。今の時代の家族をご自身のことも交えて描かれた1冊。作者なりのユーモアにクスッと笑ったりもしましたが、時間を割いてまで読まなくても良かったかも。
読了日:05月05日 著者:酒井 順子
おっぱいマンション改修争議の感想
赤坂の駅近くに建つデザイナーズマンション・通称おっぱいマンション。古くなり勃発した改修問題。亡き建築家の娘、様々な問題を抱えた住人たち、さてこのマンション建て替えるべきや否や?これからこういう問題があちこちで起こってきそう。面白かったです。
読了日:05月05日 著者:原田 ひ香
すぐ死ぬんだからの感想
面白かった!78歳のハナは見た目ファーストのおしゃれな女性。しかし、仲良く連れ添った夫の急死で思わぬ人生の転機が。内館さんの歯切れ良い文章で一気に読了しました。私ももう少し身の回りに気を使ってくすまないようにしなくては(笑)
読了日:05月06日 著者:内館 牧子
うちの子が結婚しないので (新潮文庫)の感想
恋愛に消極的な一人娘・友美の結婚を後押しするため、「親婚活」に参加した福田千賀子。千賀子の友人の優秀な娘の結婚の顛末をスパイスに、現代の結婚事情を描いている。男性側からの嫁に対する希望が旧態依然としていること、家同士の釣り合いも大切と言うことが面白かった。
読了日:05月08日 著者:垣谷 美雨
マジカルグランマの感想
75歳・正子さん。映画監督と結婚し女優を引退していた彼女が生活のために女優として再デビュー。一躍人気者になったと思ったら、不仲だった夫の死で彼女を取り巻く環境は激変。何ともパワフルな正子さんの生き方、面白かったです。
読了日:05月08日 著者:柚木 麻子
アンソロジー 嘘と約束の感想
アミの会アンソロジー第6弾。今回も面白かった。松村比呂美さんの「自転車坂」、大崎梢さんの「いつかのみらい」が特に良かったです。
読了日:05月09日 著者:アミの会(仮)
同潤会代官山アパートメントの感想
代官山同潤会アパートで暮らした4世代の家族の物語。初代の竹井夫妻の妻・八重さんを軸に、昭和の初めに最新式だったアパートも年と共に朽ちてゆく。時代に沿って進む物語にどっぷりと浸る幸せな読書でした。お薦めします。
読了日:05月10日 著者:三上 延
第四の暴力の感想
うーん、ちょっと期待外れでした。集中豪雨で家族を失った男を執拗に追うマスコミ。耐えきれずTVの取材クルーに暴力を奮った。その後の世界は二つ、どちらも好きになれなく、モヤモヤが残りました。
読了日:05月10日 著者:深水 黎一郎
Blueの感想
平成の初めに生まれ平成の終わりと共に命が尽きた一人の青年・ブルー。ブルーの置かれた環境を思うと何ともやりきれない。無戸籍・児童虐待・子供の貧困、そして外国人労働者。事件を追う二人の女性刑事もまた家族の問題を抱えている。長編ですが、これは一気に読了しました。お薦めです。
読了日:05月11日 著者:葉真中 顕
検事の信義の感想
佐方シリーズ第4弾。4つの中短編。「恨みを刻む」は、アンソロジーで既読でした。認知症の母を殺害した息子の案件を描いた「信義を守る」が一番印象に残ります。「正義を質す」は広島県警の日岡登場でちょっとテンション上がりました。安定のシリーズ、続いてくれると嬉しいです。
読了日:05月12日 著者:柚月裕子
夜が暗いとはかぎらないの感想
閉店が決まった「あかつきマーケット」のマスコット・
あかつきん。町のあちこちに出没し、人助けをする。子育てに悩む若いママ、自分に自信を持てない若者、様々な葛藤を抱えるひとにそっと寄りそう。じんわり心に染みる13の物語。
読了日:05月13日 著者:寺地 はるな
みつばの郵便屋さん (一般書)の感想
このところ大好きになった小野寺さんのみつばシリーズ。配達員・平本秋宏とみつばの住人との様々なエピソード。既読の作中人物も登場して楽しく読了。これはシリーズ読破しなくては。
読了日:05月13日 著者:小野寺 史宜
([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)の感想
シリーズ2作目。郵便配達員・平本秋宏、彼の人柄の良さがにじみ出るようです。作中で悪意のあるのは、元彼女のの井上聖奈くらいかな?続きもあるようなので、ほっこりしたいときに読むつもりです。
読了日:05月14日 著者:小野寺 史宜
キリングクラブの感想
石川智健さん、初読み。千代田区の巨大な地下空間に存在するという、エリートサイコパスのための社交場・キリングクラブ。その会員が相次いで殺害され、事件を調べる給仕の藍子と黒服の辻町。うーん、面白かったのですが、何となく不完全燃焼。
読了日:05月14日 著者:石川 智健
サスツルギの亡霊の感想
2019年本屋大賞超発掘本。この本、面白かったです。熱くお薦めしてくれた書店員さんに感謝します。南極大陸昭和基地を舞台にした殺人事件と3年前の隊員行方不明事故の関わりは?兄の遭難の真相を追う、フリーカメラマンの弟。まずは読んで下さいね。お薦め本。
読了日:05月15日 著者:神山 裕右
さよなら、田中さんの感想
鈴木るりかさん、初読み。すごい才能です!小学6年生の田中花実と周りの人々を描いた連作短編集。文章は面白く語彙の豊かさに圧倒されました。これからも楽しみな作家さんですね。
読了日:05月15日 著者:鈴木 るりか
凜の弦音の感想
弓道に打ち込む女子高生・篠崎凜。尊敬する師匠の家で起きた殺人事件の謎を解いたり、ライバルとの対決があったり。清々しい青春小説でした。
読了日:05月16日 著者:我孫子武丸
白昼夢の森の少女の感想
恒川さんが10年間に書き紡いだ10の作品集。「古入道きたりて」は和菓子のアンソロジーで既読。タイトル作・銀の船・夕闇地蔵が印象に残りました。ガッツリと長編が読みたいので、首を長くして待っています。
読了日:05月17日 著者:恒川 光太郎
不愉快犯の感想
人気ミステリー作家・成宮彰一郎の妻が血痕を残したまま行方不明に。事件性が高いと三鷹署の刑事が捜査に。完全犯罪を目論む男に翻弄される警察と司法。面白く一気に読了。
読了日:05月18日 著者:木内 一裕
かけらのかたちの感想
年の差婚の夫婦・不妊治療・夫婦間の葛藤・子供の有る無し。女の抱える見栄や嫉妬、SNSから拡がる様々な感情。どの女性も嫌いなタイプで読むうちにゲンナリ。でもページを捲る手を止められません。深沢さん、上手いなぁ。
読了日:05月18日 著者:深沢 潮
白バイガール 最高速アタックの罠 (実業之日本社文庫)の感想
白バイガールシリーズ第4弾。危険な最高速アタックの動画投稿者や、不審なひき逃げ事件を追う本田木乃実たち。後輩・鈴木に手を焼きながら、一歩成長の階段を昇る。木乃実の頑張りに拍手!
読了日:05月18日 著者:佐藤 青南
ぜんぶ夏のことの感想
薫くみこさん、初読み。小5の夏休み、遠い親戚のおばさんの家で過ごすことになった美月。海のおばさんとの関係・
泳ぎが得意な沙耶ちゃんとの出会い・少年への淡い恋。爽やかで夏にぜひ読みたい1冊。児童書なので1時間足らずで読了。
読了日:05月19日 著者:薫 くみこ
総理に告ぐの感想
ノンフィクションライターの小林は、元与党幹事長から、現職総理大臣のスキャンダルを聞かされる。前代未聞の不祥事を世の中に知らしめることが出来るのか?怒涛の展開にページを捲る手が止まらず。
読了日:05月19日 著者:永瀬 隼介
あなたのためなら 藍千堂菓子噺の感想
菓子司藍千堂シリーズ第3弾。晴太郎と佐菜が夫婦になり、藍千堂は順調に。今作は百瀬屋と一人娘・お糸のピンチが主軸。さて、この先お糸と幸次郎はどうなる?続きを楽しみに待ちます。
読了日:05月20日 著者:田牧 大和
まるまるの毬の感想
続編が刊行されると言うことで、おさらいのため再読。親子三代で営む諸国銘菓を商う「南星屋」。主・治兵衛の特異な出自が巻き起こす騒動と孫娘・お君の恋の行方。忘れていたことも多かったので再読して正解。
読了日:05月21日 著者:西條 奈加
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂11の感想
冷凍庫から逃げ出した、たたりめ堂のよどみさん。様々な悪巧みで紅子さんの邪魔をするのですが…。うん、面白い決着のつけかた。特別小冊子が嬉しいです。でも、あの男の子どうなっちゃった?
読了日:05月21日 著者:廣嶋玲子
黄泉がえり again (新潮文庫)の感想
熊本を襲った大地震から2年後、黄泉がえり現象が再び発生した。彼らは何のために戻ってきたのか?壮大なエンタメ作品でしたが、前作の方がインパクトが大きかった気がします。あの方の復活がキーに。
読了日:05月22日 著者:梶尾 真治
蒼色の大地 (単行本)の感想
螺旋プロジェクト読了2作目、明治時代編。いつもの薬丸さんの作風と違っていたけれど、それなりに楽しめました。瀬戸内の島を舞台に、山族の海軍と海族の海賊の対立。灯・鈴・新太郎の幼なじみの物語。
読了日:05月22日 著者:薬丸 岳
永田町 小町バトルの感想
現役キャバ嬢が、子育てしやすい日本を目指して国会議員に。うーん、面白いんだけど、西條さんには他の路線で頑張って貰いたい。この作品は合わなかったです。
読了日:05月24日 著者:西條 奈加
【2019年・第17回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】 怪物の木こりの感想
倉井眉介さん、初読み。感情のないサイコパスの弁護士と、仮面を着けて斧で人を襲うシリアルキラー。グロいのですが、ストーリー展開が早くサクサク読了。杉谷くんが何か鍵を握っているのかと思ったのに、全く違っていた。
読了日:05月25日 著者:倉井 眉介
セカンドステージ (幻冬舎文庫)の感想
二人の小学生の子を持つ杏子は、育児と家事で疲れたママ向けの派遣型マッサージと家事代行のビジネスを立ち上げる。従業員は全員が60歳以上のシニア。主人公・杏子に共感出来なくてやっと読了。自分の子供を放置し過ぎ。
読了日:05月26日 著者:五十嵐 貴久
あなたの愛人の名前はの感想
恋愛にまつわる6つの短編。男女それぞれの視点から描いた「あなたは知らない」「俺だけが知らない」とても心に残ります。「氷の夜に」「あなたの愛人の名前は」も繋がっています。こちらも好きです。
読了日:05月27日 著者:島本 理生
黄金の代償の感想
クロエという正体不明の男に誘われ、金塊強盗の片棒を担ぐことになった葉山。クロエが何者かに殺され、ヤクザの弓庭に追われるはめに。21年前の事件と絡め、展開が早く面白かったです。クロエの悪さだけが印象に残りそう。
読了日:05月28日 著者:福田 和代
心音の感想
小学生のとき、渡米して心臓移植を受けた・明音。命を受け継いだ彼女の人生の過酷さ。とても読み進めるのが苦しく、やりきれない思いで読了。
読了日:05月28日 著者:乾 ルカ
かなしみの場所の感想
離婚して実家に戻った果那。自宅では眠れなくなり、雑貨を作って納めている「梅屋」の奥の小部屋で熟睡する。ずっと昔、果那の身に起こったこと、両親や親戚とのつながり。ふんわりと読み進めて静かな感動に包まれました。
読了日:05月29日 著者:大島 真寿美
14歳、明日の時間割の感想
すごい、2作目も期待を裏切らない面白さ。ずっと書き続けて貰いたいです。
読了日:05月30日 著者:鈴木 るりか
読書メーター
読んだ本の数:40
読んだページ数:12035
ナイス数:4874
大渋滞 (みちくさパレット)の感想
令和の幕開けの1冊です。この旅行が終わったら、パパとママは離婚する。なんで?どうして。。家族はどうなるの?児童書、侮れません。爽やかに読み終えることが出来ます。文字も大きいので一時間足らずで読了。
読了日:05月01日 著者:いとうみく
インソムニアの感想
辻寛之さん、初読み。第22回日本ミステリー文学大賞新人賞受章作。アフリカ・南ナイルランドにPKO部隊が派遣され、駆け付け警護の任にあたる最中に起こったこと。一人の犠牲者と帰国してからの自殺者。現地で何が起きていたのか?先が気になり一気読み。考えさせられる問題作。
読了日:05月01日 著者:辻 寛之
崩壊の森の感想
ソ連崩壊のその時、新聞社の特派員・土居垣はモスクワにいた。一筋縄では行かないソ連での取材活動。ウォッカを飲みながら相手の腹を探る。まるでノンフィクションのような読み心地で面白かった。
読了日:05月03日 著者:本城 雅人
とめどなく囁くの感想
8年前に海釣りに出掛けたまま帰らなかった夫・庸介。妻・早樹は夫の死亡認定を受けたあと資産家の後妻に。不穏な新婚生活、影を落とす元夫の生死。登場人物がみな嫌な人ばかり、しかし結末を知りたくて一気読み。二段組445ページですが、桐野ワールド堪能しました。
読了日:05月04日 著者:桐野 夏生
家族終了の感想
生まれ育った家族を「生育家族」、結婚などをきっかけに作られる「創造家族」。今の時代の家族をご自身のことも交えて描かれた1冊。作者なりのユーモアにクスッと笑ったりもしましたが、時間を割いてまで読まなくても良かったかも。
読了日:05月05日 著者:酒井 順子
おっぱいマンション改修争議の感想
赤坂の駅近くに建つデザイナーズマンション・通称おっぱいマンション。古くなり勃発した改修問題。亡き建築家の娘、様々な問題を抱えた住人たち、さてこのマンション建て替えるべきや否や?これからこういう問題があちこちで起こってきそう。面白かったです。
読了日:05月05日 著者:原田 ひ香
すぐ死ぬんだからの感想
面白かった!78歳のハナは見た目ファーストのおしゃれな女性。しかし、仲良く連れ添った夫の急死で思わぬ人生の転機が。内館さんの歯切れ良い文章で一気に読了しました。私ももう少し身の回りに気を使ってくすまないようにしなくては(笑)
読了日:05月06日 著者:内館 牧子
うちの子が結婚しないので (新潮文庫)の感想
恋愛に消極的な一人娘・友美の結婚を後押しするため、「親婚活」に参加した福田千賀子。千賀子の友人の優秀な娘の結婚の顛末をスパイスに、現代の結婚事情を描いている。男性側からの嫁に対する希望が旧態依然としていること、家同士の釣り合いも大切と言うことが面白かった。
読了日:05月08日 著者:垣谷 美雨
マジカルグランマの感想
75歳・正子さん。映画監督と結婚し女優を引退していた彼女が生活のために女優として再デビュー。一躍人気者になったと思ったら、不仲だった夫の死で彼女を取り巻く環境は激変。何ともパワフルな正子さんの生き方、面白かったです。
読了日:05月08日 著者:柚木 麻子
アンソロジー 嘘と約束の感想
アミの会アンソロジー第6弾。今回も面白かった。松村比呂美さんの「自転車坂」、大崎梢さんの「いつかのみらい」が特に良かったです。
読了日:05月09日 著者:アミの会(仮)
同潤会代官山アパートメントの感想
代官山同潤会アパートで暮らした4世代の家族の物語。初代の竹井夫妻の妻・八重さんを軸に、昭和の初めに最新式だったアパートも年と共に朽ちてゆく。時代に沿って進む物語にどっぷりと浸る幸せな読書でした。お薦めします。
読了日:05月10日 著者:三上 延
第四の暴力の感想
うーん、ちょっと期待外れでした。集中豪雨で家族を失った男を執拗に追うマスコミ。耐えきれずTVの取材クルーに暴力を奮った。その後の世界は二つ、どちらも好きになれなく、モヤモヤが残りました。
読了日:05月10日 著者:深水 黎一郎
Blueの感想
平成の初めに生まれ平成の終わりと共に命が尽きた一人の青年・ブルー。ブルーの置かれた環境を思うと何ともやりきれない。無戸籍・児童虐待・子供の貧困、そして外国人労働者。事件を追う二人の女性刑事もまた家族の問題を抱えている。長編ですが、これは一気に読了しました。お薦めです。
読了日:05月11日 著者:葉真中 顕
検事の信義の感想
佐方シリーズ第4弾。4つの中短編。「恨みを刻む」は、アンソロジーで既読でした。認知症の母を殺害した息子の案件を描いた「信義を守る」が一番印象に残ります。「正義を質す」は広島県警の日岡登場でちょっとテンション上がりました。安定のシリーズ、続いてくれると嬉しいです。
読了日:05月12日 著者:柚月裕子
夜が暗いとはかぎらないの感想
閉店が決まった「あかつきマーケット」のマスコット・
あかつきん。町のあちこちに出没し、人助けをする。子育てに悩む若いママ、自分に自信を持てない若者、様々な葛藤を抱えるひとにそっと寄りそう。じんわり心に染みる13の物語。
読了日:05月13日 著者:寺地 はるな
みつばの郵便屋さん (一般書)の感想
このところ大好きになった小野寺さんのみつばシリーズ。配達員・平本秋宏とみつばの住人との様々なエピソード。既読の作中人物も登場して楽しく読了。これはシリーズ読破しなくては。
読了日:05月13日 著者:小野寺 史宜
([お]12-2)みつばの郵便屋さん 先生が待つ手紙 (ポプラ文庫 日本文学)の感想
シリーズ2作目。郵便配達員・平本秋宏、彼の人柄の良さがにじみ出るようです。作中で悪意のあるのは、元彼女のの井上聖奈くらいかな?続きもあるようなので、ほっこりしたいときに読むつもりです。
読了日:05月14日 著者:小野寺 史宜
キリングクラブの感想
石川智健さん、初読み。千代田区の巨大な地下空間に存在するという、エリートサイコパスのための社交場・キリングクラブ。その会員が相次いで殺害され、事件を調べる給仕の藍子と黒服の辻町。うーん、面白かったのですが、何となく不完全燃焼。
読了日:05月14日 著者:石川 智健
サスツルギの亡霊の感想
2019年本屋大賞超発掘本。この本、面白かったです。熱くお薦めしてくれた書店員さんに感謝します。南極大陸昭和基地を舞台にした殺人事件と3年前の隊員行方不明事故の関わりは?兄の遭難の真相を追う、フリーカメラマンの弟。まずは読んで下さいね。お薦め本。
読了日:05月15日 著者:神山 裕右
さよなら、田中さんの感想
鈴木るりかさん、初読み。すごい才能です!小学6年生の田中花実と周りの人々を描いた連作短編集。文章は面白く語彙の豊かさに圧倒されました。これからも楽しみな作家さんですね。
読了日:05月15日 著者:鈴木 るりか
凜の弦音の感想
弓道に打ち込む女子高生・篠崎凜。尊敬する師匠の家で起きた殺人事件の謎を解いたり、ライバルとの対決があったり。清々しい青春小説でした。
読了日:05月16日 著者:我孫子武丸
白昼夢の森の少女の感想
恒川さんが10年間に書き紡いだ10の作品集。「古入道きたりて」は和菓子のアンソロジーで既読。タイトル作・銀の船・夕闇地蔵が印象に残りました。ガッツリと長編が読みたいので、首を長くして待っています。
読了日:05月17日 著者:恒川 光太郎
不愉快犯の感想
人気ミステリー作家・成宮彰一郎の妻が血痕を残したまま行方不明に。事件性が高いと三鷹署の刑事が捜査に。完全犯罪を目論む男に翻弄される警察と司法。面白く一気に読了。
読了日:05月18日 著者:木内 一裕
かけらのかたちの感想
年の差婚の夫婦・不妊治療・夫婦間の葛藤・子供の有る無し。女の抱える見栄や嫉妬、SNSから拡がる様々な感情。どの女性も嫌いなタイプで読むうちにゲンナリ。でもページを捲る手を止められません。深沢さん、上手いなぁ。
読了日:05月18日 著者:深沢 潮
白バイガール 最高速アタックの罠 (実業之日本社文庫)の感想
白バイガールシリーズ第4弾。危険な最高速アタックの動画投稿者や、不審なひき逃げ事件を追う本田木乃実たち。後輩・鈴木に手を焼きながら、一歩成長の階段を昇る。木乃実の頑張りに拍手!
読了日:05月18日 著者:佐藤 青南
ぜんぶ夏のことの感想
薫くみこさん、初読み。小5の夏休み、遠い親戚のおばさんの家で過ごすことになった美月。海のおばさんとの関係・
泳ぎが得意な沙耶ちゃんとの出会い・少年への淡い恋。爽やかで夏にぜひ読みたい1冊。児童書なので1時間足らずで読了。
読了日:05月19日 著者:薫 くみこ
総理に告ぐの感想
ノンフィクションライターの小林は、元与党幹事長から、現職総理大臣のスキャンダルを聞かされる。前代未聞の不祥事を世の中に知らしめることが出来るのか?怒涛の展開にページを捲る手が止まらず。
読了日:05月19日 著者:永瀬 隼介
あなたのためなら 藍千堂菓子噺の感想
菓子司藍千堂シリーズ第3弾。晴太郎と佐菜が夫婦になり、藍千堂は順調に。今作は百瀬屋と一人娘・お糸のピンチが主軸。さて、この先お糸と幸次郎はどうなる?続きを楽しみに待ちます。
読了日:05月20日 著者:田牧 大和
まるまるの毬の感想
続編が刊行されると言うことで、おさらいのため再読。親子三代で営む諸国銘菓を商う「南星屋」。主・治兵衛の特異な出自が巻き起こす騒動と孫娘・お君の恋の行方。忘れていたことも多かったので再読して正解。
読了日:05月21日 著者:西條 奈加
ふしぎ駄菓子屋 銭天堂11の感想
冷凍庫から逃げ出した、たたりめ堂のよどみさん。様々な悪巧みで紅子さんの邪魔をするのですが…。うん、面白い決着のつけかた。特別小冊子が嬉しいです。でも、あの男の子どうなっちゃった?
読了日:05月21日 著者:廣嶋玲子
黄泉がえり again (新潮文庫)の感想
熊本を襲った大地震から2年後、黄泉がえり現象が再び発生した。彼らは何のために戻ってきたのか?壮大なエンタメ作品でしたが、前作の方がインパクトが大きかった気がします。あの方の復活がキーに。
読了日:05月22日 著者:梶尾 真治
蒼色の大地 (単行本)の感想
螺旋プロジェクト読了2作目、明治時代編。いつもの薬丸さんの作風と違っていたけれど、それなりに楽しめました。瀬戸内の島を舞台に、山族の海軍と海族の海賊の対立。灯・鈴・新太郎の幼なじみの物語。
読了日:05月22日 著者:薬丸 岳
永田町 小町バトルの感想
現役キャバ嬢が、子育てしやすい日本を目指して国会議員に。うーん、面白いんだけど、西條さんには他の路線で頑張って貰いたい。この作品は合わなかったです。
読了日:05月24日 著者:西條 奈加
【2019年・第17回「このミステリーがすごい! 大賞」大賞受賞作】 怪物の木こりの感想
倉井眉介さん、初読み。感情のないサイコパスの弁護士と、仮面を着けて斧で人を襲うシリアルキラー。グロいのですが、ストーリー展開が早くサクサク読了。杉谷くんが何か鍵を握っているのかと思ったのに、全く違っていた。
読了日:05月25日 著者:倉井 眉介
セカンドステージ (幻冬舎文庫)の感想
二人の小学生の子を持つ杏子は、育児と家事で疲れたママ向けの派遣型マッサージと家事代行のビジネスを立ち上げる。従業員は全員が60歳以上のシニア。主人公・杏子に共感出来なくてやっと読了。自分の子供を放置し過ぎ。
読了日:05月26日 著者:五十嵐 貴久
あなたの愛人の名前はの感想
恋愛にまつわる6つの短編。男女それぞれの視点から描いた「あなたは知らない」「俺だけが知らない」とても心に残ります。「氷の夜に」「あなたの愛人の名前は」も繋がっています。こちらも好きです。
読了日:05月27日 著者:島本 理生
黄金の代償の感想
クロエという正体不明の男に誘われ、金塊強盗の片棒を担ぐことになった葉山。クロエが何者かに殺され、ヤクザの弓庭に追われるはめに。21年前の事件と絡め、展開が早く面白かったです。クロエの悪さだけが印象に残りそう。
読了日:05月28日 著者:福田 和代
心音の感想
小学生のとき、渡米して心臓移植を受けた・明音。命を受け継いだ彼女の人生の過酷さ。とても読み進めるのが苦しく、やりきれない思いで読了。
読了日:05月28日 著者:乾 ルカ
かなしみの場所の感想
離婚して実家に戻った果那。自宅では眠れなくなり、雑貨を作って納めている「梅屋」の奥の小部屋で熟睡する。ずっと昔、果那の身に起こったこと、両親や親戚とのつながり。ふんわりと読み進めて静かな感動に包まれました。
読了日:05月29日 著者:大島 真寿美
14歳、明日の時間割の感想
すごい、2作目も期待を裏切らない面白さ。ずっと書き続けて貰いたいです。
読了日:05月30日 著者:鈴木 るりか
読書メーター