リトルショップ・オブ・ホラーズを見ました

行ってきました青山劇場、ＬＳＯＨ。
キャッツ見たあと、なんとなく舞台見たいなーってな、単なる勢いで取ったチケットですが、正解。
おもしろかったです～！！

当初の目当てはシーモアでしたが…
だってさー。ああ？！＜怒＞…ってしてない＆やたらとポジティブで好い奴…でない山本耕史くんが見たかったんですよ(笑）
好きになったオンナの子には別に恋人がいるし、廃業寸前の花屋で店主に怒られてばっかりの店員さん役ってなんか愉しそう♪
黒ブチのメガネかけてダサダサ。。。でした、実際。かっこよくはないぞ。

そんなダサダサなシーモアのところにやってきた謎な植物＝オードリー２のおかげで、お店は大繁盛。
シーモアの願いも叶うのですが、オードリー２が人食い花だったから、さあ、大変！
てな話をノリのいい音楽にのせての２時間でした。
笑えるところもいっぱいあって、楽しかったですよ。


ところがー！よく考えるとこれってかなりキッツいお話。
こんなところに生まれたんじゃ幸せになれないってみんなが言ってるスラム街が舞台。
孤児院育ちのシーモアは勿論、出てくる人殆どがなんとなく足許がしっかり固まってないようなキャラなんですよ。
いつか幸せになりたいって思いながら諦めちゃってる節があって、きっとそーいうところをオードリー２に魅入られちゃったんだろーなぁ。
パンフレットに書いてあったけど、この話って‘ファウスト’なんだって～！
そー思うとわかりやすいけど、ファウストと違って、マルガレーテによる魂の救済がないのは可哀相ですね。（涙）
やっぱりね、努力しない人間はいかんのです。
棚ボタの幸せには罠があるってことですね。
…え？そんなオチ？

あー。えーと。東京公演２７日までです。
今日も空席あったし、まだ間に合うんじゃないかな～。
ぜひ見てください。おススメです。

新しいお題

クリスマスが近いのでＶＯＴＥのお題を変えました。

前回の秋刀魚の肝。
嫌いな人、私以外にもいるんだなーと思いました。
この秋何度か挑戦したのですが、やっぱり苦手です。
ムリに食べなくてもいいですよね。

ご参加下さったかた、どうも有難うございました。
次のお題もよろしくお願いいたします。

ブラザーズ・グリムを見ました。

あの有名なグリム兄弟かと思ったら、名前だけだったよ。
ヤーコプ＝兄・ヴィルヘルム＝弟が入れ替わってたしね。史実とは関係ないって宣言したつもり…なのかな。
なんてったって、ヤーコプ（Ｊａｃｏｂ）がジャックと「豆の木のジャック」になってた～！
病気の妹のために牛を売りに行って、魔法の豆(勿論嘘）と交換してきちゃうんですよ。
おかげで妹は亡くなっちゃうし、重荷になっております。

どーでもいいけどヤーコプ→ジェイコブ→ジャックって変換するんですか？
なんとなくジャック→ジョン→ヨハンだと思っていたよ。

舞台はフランス占領下のドイツ。
仲間を使い、嘘の魔女や妖怪退治を行って、荒稼ぎをしているグリム兄弟。
（ちょっとこの辺がかったるいです～）
嘘がばれて、向かわされた村にはホントに魔女が…てな展開っす。

嘘っこ妖怪退治やらフランス軍の占領っぷりやらアクションものかと思いきや、ちゃんとファンタジーでした！
虫が苦手だとちょっとアレですけど。「コンスタンティン」が駄目だった人は注意！
鏡の女王様や攫われちゃう少女たちがグリム童話の主人公なのが愉しいです。
＆兄弟愛もちょっとなかなか好い感じですよぉ。
童話好きはぜひ見るべし！

とは言うものの。
テリー・ギリアムファンには今一かも。
結構ぬるい展開な気がします。バロンも同じようなファンタジーティストでしたが、もっとイっちゃってましたよね。
どうやら、いろいろ妥協しちゃったらしいぞ。
ちょっと残念かも？？？
続編が出来ても大丈夫な結末になってましたので、ちょこっと次に期待しておきますかね。。。