summer diary

日記らしきページ

おかあちゃん

2008年09月13日 | Weblog
 86歳。
お袋の病院に行って来た。
ここ、数日間、食事ができなくて、点滴だけで過ごしている。
今日も寝ていて、2度目を開けて僕を見て、少しうなずいたけど。
話ができる状態ではなかった。
糖尿病、肝硬変、心臓病・・・視力もなくなってきて、
やっと生きているような状態だった。

本当はもっと旨いものを食べて、あちこち歩いて、話を聞いてあげれば
よかったと思う。
自分の実力以上に僕に多くを与えてくれた。
わがままな僕を大切にしてくれた。
本当はもう一度だけでも、一緒に寿司を食べて、焼肉を食べて、
一緒にビールを飲みながら、昔の話を聞きたいと思う。
それはもう、叶わないことになるんだろうと思うと
なんとなくセンチになってしまう。

僕もいろんな人生の時間の中で、良い時も悪いときもあるけど、
自分がしてきたことの積み重ねが必然という今を僕に与えて
くれているんだと・・・・。
お母ちゃんも自分の生き様が今を必然としてお母ちゃんに
与えていることなんだと言い聞かせて、今は事実を見続けることしか
僕にはできない。

ただ、どうなんだろう?
幸せだったのか?
そうであったと思いたい。
どんなに苦しいと感じる人生でも、多分、生まれてきて良かったと
思える人生の最後にたどり着きたい。