ジャズギターを始めて、それまではクラシックやポジションの曲ではあまり馴染がないコードを覚える必要があることで、少し頭の回転が追い付かない点がある。 特に年齢が高くなると記憶力が落ちているので、余計に若い人との差を実感する。 クラシックでは音符の読み方と言うか、表記に関しては♯を使用する事がほとんどで、♭の表記はほとんど出てこない。 しかし、ジャズの場合には逆に♯の考え方より、♭(短、半音低い音、m(マイナー)の考え方が主流)で表記する事がほとんどなので、この半音の考え方がまったく違う。
さらに、クラシックの場合にはコードと言う考え方は全く無いので、音符をそのまま押えて弾くことが当然なので、特に和音(コード)を覚えると言うことはほとんどない。
ただし、コードを押える事とほぼ同じような押える運指があるので、指板の音を同時に押えると言う点では変わることはない。
しかし、クラシックの場合にはコードなどの表記はない。 ただし、譜面には細かい表現上の記号が多用される傾向があり、クラシックは他の楽器でも同じ演奏が出来るように、敢えて、ギターなどの独特の楽器に特化するような表記はしないのが一般的と言うか、コードなどのギターに特化(ピアノでもコード表記も使用するけど)した表記はあまり歓迎されないのだろうと思う。
ただし、楽器の基本的な音の並びと言うか、音程自体はまったく同じなので、考え方はまったく変わることはない。
なので、今はクラシックを練習している時でも、ジャズの考え方で音符を読むように意識している。 ドレミではなく、CDEF・・・。 ♯C、♭Fとか、半音もなるべくジャズの考え方も意識することで、ジャズで必要な知識を身に着ける事が出来るだろうと思う。
さて、今日、明日は休みなので、しっかりとギターが弾ける。 特にクラシックは中級レベルの曲に進んでいるので、意外と簡単に見える曲でも、スムーズに弾けるまでにはこれまでより時間も掛かるし、運指も難しい。
これはジャズでも同じだけど、最初は全く弾けないような気になるけど、練習するたびに確実に少しづつ弾けるようになっている。
ギターの練習は何度も弾くうちに、最短で最善の運指を自然と出来るようになってくるのである。