昨日到着したEpiphone SG Special VE WAL についての感想。
Epiphoneと言うメーカーはGibson公認のコピーメーカーである。 コピーメーカーと言うのはちょっと違うのだけど、廉価版を制作しているギターメーカーで、Gibsonの子会社と言うか、グループメーカーである。
GibsonのレスポールとSGを完全コピーしたギターを制作している。 廉価版なので、価格は10分の1以下。 もちろん、質的にもそれ相応の質だろうけど、決していい加減な作りはしていない。 何年も使い続けることが出来るしっかりとしたギターを作っている。
細かい所は少し雑な面もあるけど、弾き心地や音質では本家のGibsonとの差はあまり感じることもない。 私のような素人レベルでは聞き分けることも出来ないレベルだし、弾き心地も得に文句を付けるような個所が有るわけでもない。
昨日は到着早々に開封して、チューニング、アンプに繋いで弾いてみた。
スチール弦なので、若干指に当たる感じはナイロン弦に慣れている私の指先が少し痛い気もするけど、弦を押える力加減はほとんど変わらない。
ナイロン弦に比較するとエレキはアコギよりもさらに弦の太さが細いので、当然だけど、指先に当たる場所がピンポイントになるので、多少は違いがある。
フレット幅が通常弾いているクラシックギターと比較すると9mmもネック幅が細い。 ネック自体の厚みも薄いので、かなり弾きやすいのは間違いない。
でも、クラシックのように弦を単独でピッキングするにはちょっと狭すぎだけど、それでも、弾けないこともない。
基本的にはエレキは和音と言う弾き方はしないか、ストロークでかき鳴らすような弾き方が基本なので、コードを押えるにはこれぐらいのネック幅が最適だろう。 音はアンプに通さないで生音はほどんど鳴らない。 そこがこのギターを購入した理由の最大の利点としている。
何よりも、夜に弾くには最高だ。 アンプに繋げて、ヘッドホンで聞きながら思いっきり弾くことが可能である。
今回はヘッドホンも購入して、夜の練習がより楽しくなった。
エレキでクラシックやソロギターを弾くのも悪くない。 電子音は音が長く持続する特性もあり、低音の持続と言う意味ではかなりやり易い。
ただし、その分、消音をしっかりとしないと音の重なりがあるので、この点でも消音の練習にも向いている?
ネック幅が細いのでセーハもし易いだろう。 さらに、19フレットまで難なく押えることも出来るので、この点はクラシックギターと比較するとハイポジションでセーハする事が容易になった。
これからは夜はエレキを弾きたいと思う。 ジャズの練習をしようと決めているので、ジャズギターの教則本を購入した。
さらに、ソロギターもエレキで十分に練習出来る。
さすがに、クラシックはこのギターだけでは無理だし、音楽的にもクラシックはやはり生音が一番良い。
付属のソフトケースはほとんど埃対策程度の物で、このケースで持ち歩くにはちょっと心配だし、無理な気もする。
私は外に持って出ることはないので(今の所は外に持って行く予定もない)このケースでも十分だけど、出し入れするならもう少ししっかりとしたケースを考える事にしよう。
でも、セミハードは1万円程度はするので、ギターが17600円なのに、ケースで1万円出すのもちょっとどうかなと・・・・。
これで、クラシックギター、エレアコのフラメンコギター、エレキギターと揃った事になる。
ギター三昧の生活を送るには十分だろう。 後2年で仕事をリタイヤして、家で過ごす時間がたっぷりとなるので、その時は毎日好きな時に好きなだけギターを弾くことが出来る。 昨日もエレキを3時間程度は弾いていた。
アドリブで適当に弾いているだけでも十分に楽しめるし、これからはしっかりとジャズの基本から練習して、3年後には自由に弾けるレベルになりたい。
さて、今日、明日と休みなので、ギターの練習をしっかりと出来る。
クラシックもソロギターも予定より遅れているけど、これは同時進行で進めているので、当然、進捗状況は遅くなるのは当然だ。
でも、同時進行しているから身に付く事があるし、ストイックにクラシック曲だけを弾いているよりもギターを弾くことが楽しいことは間違いない。
ギターを断念する人はある意味ではかなりストイックに練習している人が多いのではないだろうか? もっと気楽に楽しく続けることを考える方が良いように思う。 どうしても一つの事だけを黙々と続けるのはちょっと苦痛を感じることもあるし、難しい個所を何度も繰り返すだけの練習はやはり楽しくない。
もちろん、それを楽しいと感じる事も出来るけど、私はいろいろと曲を替えたり、ギターを替えたりして練習しているので、飽きることもなく、続けることが出来ている。
こうした練習も良いのではないだろうか。 ギターを取り換えるだけでもモチベーションが上がるし、飽きる事なく続ける秘訣かもしれない。
それぞれに音色も弾き心地も違うし、それぞれの楽しさも違うので、私のような飽き性な性格は良い方法だろう。