今年も区切りとして20/21 SKIMOシーズンを振り返ってみます。
ミレー杯パラダSKIMOナイトレース
インディビジュアル 5位
UNA-JYO杯 SKIMO宇奈月温泉大会
インディビジュアル 3位
スプリント 3位
YAMABOKU SKIMO
バーティカル 4位
スプリント 4位
インディビジュアル 3位
第14回山岳スキー競技日本選手権大会
バーティカル 4位
インディビジュアル 6位
ISMF 第7回白馬八方スーパーバーティカル大会
バーティカル 4位
世界選手権大会
代表権獲得 ※コロナ禍により日本選手団の派遣中止
シーズン中に最も印象に残った出来事は、2度目となる代表に選出をいただいた世界選手権への選手団派遣がコロナ禍で中止になったことです。他の代表選手も同じだと思いますが、2年に一度の大舞台、ここに向けて練習を積み重ねてきただけに残念の一言では済まない思いが残りました。おそらく生涯忘れられない出来事になると思います。前回からの2年間を失った2年ではなく、積み重ねの2年と出来るように、次の2年へとつなげていきます。
世界選手権に同じく、ワールドカップへの遠征もすべてキャンセルとなった20/21シーズンは国内戦全5大会へ参戦をしました。まずは大変な情勢の中、各大会を開催いただいた主催者の方々に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。
そんな私の国内戦前半はとにかく苦戦の連続でした。一見、順位としてはそれほど悪くない数字が並びますが、世界選手権代表組の中では毎回の最下位。それも大きく差を開けられてのレースばかり。
レース以外の記録面では伊吹山(距離3.8km、標高差950m)で58分01秒というF.K.T(最速)記録を作ることができました。国内でも貴重な標高差約1000mの一気登り、海外にも通用するコースが身近にあることは本当にありがたい環境だと思います。自分の記録更新を目指していくことで、進歩を確かめる良い指標になってくれると思います。来季以降も定期的に伊吹山での最速記録に挑戦を続けたいと思います。
もうひとつF.K.Tとしては白馬岳に持つ2時間1分49秒という記録の更新も来季の大きな目標となります。今季は2年連続でトライアルが中止になっただけに、来年こそはの思いが強いです。
岐阜県の石徹白エリアでは白山中居神社を起点とした全長28㎞の周回コースに5時間27分24秒という記録を残しました。このコースは山スキーを始めた頃からの憧れのルート。いつかはと思っていた挑戦でしたので、とても達成感を感じています。
練習環境については12月から1月にかけて、地元の鈴鹿山脈も雪に恵まれ、とても充実した練習ができました。藤原岳、竜ヶ岳の上部だけでなく、中腹の林道も開拓したことで練習メニューのバリエーションを増やすことができました。山スキーを上手くなるだけでなく、レースに勝つことを意識したトレーニングメニューを組めたことが良かったです。
2月以降、鈴鹿に積雪が無くなりましたので、今シーズンは未踏だった西濃エリアの開拓に出かけました。貝月山、湧谷山、能郷白山など、日帰り圏内にツアーにもトレーニングにも使える場所を広げることができました。温暖化で雪が少なくなってきている気がしますが、日常的な活動エリアを広げられたことで、継続した雪上トレーニングができるようになると思います。
来季の展望ですが、ワクチン接種が世界的に進み、再びワールドカップへの挑戦が可能になることを強く願っています。また、来年の日本選手権は2年後の世界選手権代表の選考となる重要な大会となりますので、そこで結果を残すことが大きな目標となります。先にも書きましたが、自分が思うより遥かに日本の選手全体が急速に進化をしています。また、自分が陥ってしまう弱い部分もハッキリとわかりました。もう約半年先には次のシーズンが始まるわけで、時間はあるようでない物。気を引き締めて準備をしていきたいと思います。
最後になりますが、今シーズンも私の活動に対しまして多大なるご支援、応援をいただきました各ブランド、企業の皆様、地元後援会、山岳会の皆様、当ブログやSNSのフォロワーの皆様、その他たくさんの皆様へ心から感謝を申し上げます。
Suzuka to the world!!
どんな状況からでも世界への夢を追い続けます。皆様からの引き続きの応援よろしくお願いします!!