Suzuka to the world!!

〜鈴鹿の山から世界の山へ〜 山岳スキーレーサー小寺 教夫が送るMountain life のブログです。

その道のりはとても長く楽しかった!

2022-02-15 12:19:00 | 20/21 SKIMO シーズン
今日は朝から胸の高鳴りが止まりませんでした♬



スタートは西の月に照らされたいつもの林道。



普段は起点から約2.5kmを折り返しとして、この間で色々トレーニングをしています。



今日はそこからさらに奥へ♪もちろん地図で事前確認していますが、地図に表示されたの林道の長さを超えて、現実の林道はグングンと延びていきます。



林道は小さなアップダウンを繰り返しながら奥へ奥へ。途中、小ぶりながらも滑ったら楽しそうな斜面もいくつか発見♪これは次回からのお楽しみ。



次はどんな景色が待っているのかワクワクが止まらない中、最後は割山(930m)まであと少しというところまで林道は続き、総延長は約5kmにもなりました!



帰りには朝を迎え始めた鈴鹿山脈の主稜線を満喫♬






釈迦、御在所はなかなか新鮮なアングル。



いつもの林道に戻れば竜ヶ岳。
どれも素晴らしく美しい風景でした。

鈴鹿にまた楽しいコースを見つけてしまった朝、何十年先も変わらず滑ってるんだろうな〜と思うと、思わずニコニコとしてしまいました♪




朝のSKIMO山歩♬

2022-02-13 12:09:00 | 20/21 SKIMO シーズン
スキーシーズンも後半戦です。私が住むエリアでは雪はパウダーから春の雪に変わってきました。



今日は早起きして、朝の伊吹でSKIMO山歩♬



ヘッデンスタートで日の出を目指して、ジョギングみたいな感覚で山頂を目指しました。



これからの季節は山全体が固い氷、カチカチ山状態なので登り方は柔軟に。



足元はシールにこだわらず、状況に応じてツボ足と使い分け。



スキーの脱ぎ履き、モードの切り替えに数十秒しか要らないSKIMOは運動のリズムを邪魔しません♪





レースとなると敷居が少し高くなりますが、こんなライトな山スキーができる道具としてSKIMOを考えていただけたら良いんじゃないかなって私は思います。







明日の朝は山へ景色を眺めにいこう♪そんな登山の道具としてSKIMOを選ぶのもアリです!



降りはなかなかの修行でしたが、SKIMO山歩は今日も楽しかった〜!!








オニコウベSKIMO 2022 バーティカル

2022-01-29 21:59:00 | 20/21 SKIMO シーズン
日本の21/22 SKIMOシーズン開幕戦、オニコウベSKIMO2022が今日から始まりました!



初日の今日は距離3km、標高差750mのコースを使ったバーティカル。



終始、同じチームミレーの遠藤選手を追走しながらのレース展開。



最後は2秒差まで詰めましたが、遠藤選手が私以上に最後まで強かったです!とはいえ、私としても初戦で2番は上々の滑り出し♪チームミレーでワンツーフィニッシュも出来てよかったです!

明日はインディビジュアル、登りだけでなく、滑降も競う山岳スキーの総合種目です。



オニコウベSKIMO2022 インディビジュアル

2022-01-29 09:14:34 | 20/21 SKIMO シーズン
オニコウベSKIMO 2022はレース2日目、インディビジュアルレース。



早朝、整地されたてのゲレンデを使ったレースは登りも降りもハイスピードレース!



そして昨夜から一晩降り続いた雪でオフピステエリアはパウダーレース!



シーズン初戦から雪煙あがる熱いバトルが展開されました。



今日も遠藤選手と序盤から先頭グループを引いてレースを作ります。



最後はまたしても遠藤選手にやられてしまい私の順位は2位でしたが、先頭がめまぐるしく変わるレースはエキサイティングでした。



もちろん今日もチームミレーはワンツーフィニッシュ!



2日を通じて、大一番の日本選手権に向けて個人としても、チームミレーとしても最高の滑り出しになりました♪



次戦は日本選手権の前哨戦となるMILLETカップパラダナイトSKIMOレース。そこに向けて更に調子を上げていきたいと思います。



最後になりますが、大変な状況下、大会を開催いただいたオニコウベスキー場のみなさま、大会プロデューサー兼コースディレクターの太宰さん、本当にありがとうございました!

Next stop→
MILLET CUP PARADA NIGHT SKIMO

Look back on my 20/21 SKIMO season

2021-05-18 12:26:00 | 20/21 SKIMO シーズン

今年も区切りとして20/21 SKIMOシーズンを振り返ってみます。


 

ミレー杯パラダSKIMOナイトレース

インディビジュアル 5位





UNA-JYO杯 SKIMO宇奈月温泉大会

インディビジュアル 3位

スプリント 3位





YAMABOKU SKIMO

バーティカル 4位

スプリント 4位

インディビジュアル 3位







第14回山岳スキー競技日本選手権大会

バーティカル 4位

インディビジュアル 6位









ISMF 第7回白馬八方スーパーバーティカル大会

バーティカル 4位









世界選手権大会

代表権獲得 ※コロナ禍により日本選手団の派遣中止



シーズン中に最も印象に残った出来事は、2度目となる代表に選出をいただいた世界選手権への選手団派遣がコロナ禍で中止になったことです。他の代表選手も同じだと思いますが、2年に一度の大舞台、ここに向けて練習を積み重ねてきただけに残念の一言では済まない思いが残りました。おそらく生涯忘れられない出来事になると思います。前回からの2年間を失った2年ではなく、積み重ねの2年と出来るように、次の2年へとつなげていきます。



世界選手権に同じく、ワールドカップへの遠征もすべてキャンセルとなった20/21シーズンは国内戦全5大会へ参戦をしました。まずは大変な情勢の中、各大会を開催いただいた主催者の方々に感謝の気持ちをお伝えしたいと思います。



そんな私の国内戦前半はとにかく苦戦の連続でした。一見、順位としてはそれほど悪くない数字が並びますが、世界選手権代表組の中では毎回の最下位。それも大きく差を開けられてのレースばかり。



前年比、自分としても成長はしているものの、全体の急速なレベルアップに着いて行けていない感じでした。また、年齢を重ねて良く言えば安定したレースが出来るようになったのだと思いますが、悪く言えば無難にまとめたレースばかりするようになっていたことも大きな原因だったと感じています。



シーズン終盤、そんな苦いレースを重ねるうちに「このままではダメだ」と追い込まれたところから火が着きました。トレーニング、生活リズム、食事内容に至るまで、日常のほぼすべてをレース中心に見直し、近年にない集中力で臨んだ日本選手権と八方バーティカルは快心のレース。




順位こそ変わらないものの、レースの流れに乗れるところまで持って行けた経験は大きかったと思います。自分の想定以上に全体のレベルアップが進んでいること、油断すれば無難なところに着地しようとする自分がいることを常に意識して、緊張感を持って次のシーズンを目指したいと思います。



年齢的にもう数えるほどしかベストコンディションで迎えられるシーズンが残っていないことは、逆に言えばより数少ないチャンスに集中できる強みと言えます。その強みを最大限に活かした時間の過ごし方をしていきたいです。



レース以外の記録面では伊吹山(距離3.8km、標高差950m)で58分01秒というF.K.T(最速)記録を作ることができました。国内でも貴重な標高差約1000mの一気登り、海外にも通用するコースが身近にあることは本当にありがたい環境だと思います。自分の記録更新を目指していくことで、進歩を確かめる良い指標になってくれると思います。来季以降も定期的に伊吹山での最速記録に挑戦を続けたいと思います。







もうひとつF.K.Tとしては白馬岳に持つ2時間1分49秒という記録の更新も来季の大きな目標となります。今季は2年連続でトライアルが中止になっただけに、来年こそはの思いが強いです。



岐阜県の石徹白エリアでは白山中居神社を起点とした全長28㎞の周回コースに5時間27分24秒という記録を残しました。このコースは山スキーを始めた頃からの憧れのルート。いつかはと思っていた挑戦でしたので、とても達成感を感じています。







 練習環境については12月から1月にかけて、地元の鈴鹿山脈も雪に恵まれ、とても充実した練習ができました。藤原岳、竜ヶ岳の上部だけでなく、中腹の林道も開拓したことで練習メニューのバリエーションを増やすことができました。山スキーを上手くなるだけでなく、レースに勝つことを意識したトレーニングメニューを組めたことが良かったです。





2月以降、鈴鹿に積雪が無くなりましたので、今シーズンは未踏だった西濃エリアの開拓に出かけました。貝月山、湧谷山、能郷白山など、日帰り圏内にツアーにもトレーニングにも使える場所を広げることができました。温暖化で雪が少なくなってきている気がしますが、日常的な活動エリアを広げられたことで、継続した雪上トレーニングができるようになると思います。







来季の展望ですが、ワクチン接種が世界的に進み、再びワールドカップへの挑戦が可能になることを強く願っています。また、来年の日本選手権は2年後の世界選手権代表の選考となる重要な大会となりますので、そこで結果を残すことが大きな目標となります。先にも書きましたが、自分が思うより遥かに日本の選手全体が急速に進化をしています。また、自分が陥ってしまう弱い部分もハッキリとわかりました。もう約半年先には次のシーズンが始まるわけで、時間はあるようでない物。気を引き締めて準備をしていきたいと思います。



最後になりますが、今シーズンも私の活動に対しまして多大なるご支援、応援をいただきました各ブランド、企業の皆様、地元後援会、山岳会の皆様、当ブログやSNSのフォロワーの皆様、その他たくさんの皆様へ心から感謝を申し上げます。







Suzuka to the world!!

どんな状況からでも世界への夢を追い続けます。皆様からの引き続きの応援よろしくお願いします!!