日本選手権は2日目、今日は山岳スキーの総合力が試されるインディビジュアル種目でした。
宇奈月温泉の中心街をスタートして、街から山へと選手たちが駆け上がるコース設定はストーリーとしてもドラマチック。観客の皆さんに山岳レースの醍醐味がより伝わったのではないでしょうか。
私は序盤8番手位からレースを進め、距離を重ねるごとに徐々にポジションアップ。
おそらく参加選手最多、延べ7日通った宇奈月の山は、目をつぶっていても登り、滑れるくらいに全てを覚えていました。
高校時代、山の恩師から教えていただいたことは山岳スポーツで良い成績を残すためにはその山を徹底的に知るということでした。何度も何度も目的の山へ引率していただき、地形、気象、特徴を頭に叩き込み、狙っていた結果を残すことができました。
今日のレースも最終的には3位まで順位を上げることができ、念願の表彰台を達成。20年以上前に先生から教えていただいたことが今にもつながっています。
前に更に強い2人の選手が居ましたが、正直、悔しさよりも私としては出し切った感の方が遥かに大きい100点満点のレースだったと嬉しく思っています。良いレースが出来たことを、次への糧、ステップにしようと思います。
冷たい雨、それも嵐のような雨の中、大会運営に当たっていただいた関係者の皆様、会場を盛り上げていただいたMC、観客の皆様、本当にありがとうございました!
宇奈月日本選手権、最高に楽しいレースでした!