Suzuka to the world!!

〜鈴鹿の山から世界の山へ〜 山岳スキーレーサー小寺 教夫が送るMountain life のブログです。

スピードツーリングからの初物♪

2020-01-19 17:33:00 | Winter World Masters Game 2020
レースから一夜明け、名残惜しいですが今日の便で帰国です。でもミュンヘン発が20時なので時間はたっぷり♪もちろん、山へスピードツーリングに出かけてきました!



当初はホテルから近い昨日のレース会場、プラクスマールに行く計画でしたが、降り積もる雪にレンタカーではスタックしそうでギブアップ。



地元車がみんなチェーンを巻いてたくらいなので、無理して突っ込んでもいいことなしです。



それでも地図を開けばすぐに別のSkimoルートが見つかるのがヨーロッパ♪



昨年から何度も書いてますが、Skimoのベースとなるツーリング文化が本当によく根付いています。



結局は地図で見つけたルートに向かう途中、道端から山へ入る人たちを見つけたのでそちらへGo!!



昨年と違い、車があると自由度が全然違います。



手持ちの地図には載ってませんが、登山口にはしっかりとスキーツーリングの案内看板が。



ツーリング、山スキーがこんなに身近だなんて本当に文化ですね。



今日目指したのはSchaflegerkogelという山。戻りの時間的にちょうど良いくらいかなと見当を付けました。



基本的にはかなりの標高まで林道が走っているので初見でも安心♪



レースの疲れが足に残ってたので、これくらいのスタートがちょうど良い感じです。



軽いギアでグングンと山に入っていけるのがSkimo、スピードツーリングの魅力。



周りを追い越しながら、どんどんと距離が進みます。



そして標高があがるほどに雪は軽いパウダーに♪



帰りの滑りが楽しみになる景色が次々に現れます。



制限時間に山頂まではちょっと届きませんでしたが、上部はニヤニヤしてしまうオープンバーン。



暖冬続きで良い雪に縁がなかった今シーズンですが、オーストリアで極上の初物をがっつりいただきました!Woohoo!!!!!

ツーリングからパウダーまでいけちゃうSkimo、本当に魅力的なスポーツです♪

Masters village

2020-01-18 22:45:00 | Winter World Masters Game 2020
ワールドカップと同じようにレース会場近くにホテルを取りましたが、総合大会は開催都市のど真ん中に取る方がマストです♪



バスに揺られて40分、インスブルック市内の大通りに作られたマスターズビレッジには、イベントステージや飲食、記念グッズなんかの販売ブースが入っています。




ドイツ語圏らしく、ソーセージでビールを飲みながらステージのバンド演奏を楽しむ♪日本で言えば国体みたいな感じです。



マスターズビレッジのメインとなるイベントはステージ上で行われるメダルセレモニー。全種目のメダル授与が行われるので集まる選手も様々。今日はアイスホッケーとSkimoでしたが、さすがアイスホッケーの選手は体が大きいし、ノリがすごい!Skimoはスリム体系で、ちょっとストイックな感じ(笑)



出場した35+のセレモニーの様子。


一番若いカテゴリーだけに、ちょっと前までナショナルチームに居た選手のような感じでした。



女子で優勝したセシルは表彰台のど真ん中に。かっこいいな〜!



選手もスポーツに熱い中高年なら、ギャラリーも同じく。どちらも生涯現役で活きいきとした姿が素敵ですね。


セレモニー後のロックバンドのライブは22時頃まで大盛り上がり♪22時まで中心街の屋外でやれちゃう感じが文化です。



つぎは夏の世界マスターズが2021年に大阪で開催です。熱く、実は侮れないハイレベルな中高年の祭典が日本にやってきます!



世界の実力!!

2020-01-18 16:23:00 | Winter World Masters Game 2020
ワールドマスターズ2020 インディビジュアルレース35歳〜44歳クラス

残念ながらリタイヤを除く完走17人中、15位のリザルトでした。ワールドカップだからとか、マスターズだからとかではなく、とにかく欧米の選手は速い!



こちらももちろんトレーニングからひとつでも前の世界の背中に追いつこうと頑張っていますが、それ以上に彼らは強い。悲しくなるくらいに歯が立ちません。

だからと言ってそこに諦め感があるわけでなく、いつも逆に私にとって最高に刺激的で、燃えるシチュエーションだと感じています。

そんな結果で行くべきなのか、それには考え方がいくつもあって、そのすべてが正解だと思います。

そして私は、どんな結果でも許される限りはこれからも世界のレースに挑戦し続けたいと考えています。なぜなら世界の選手と肩を並べてスポーツがしたいというのが私の変わらぬ目標であり、一度きりの人生を後悔しないための大事な物のひとつだからです。その上でひとつでも上の結果を常に狙っていきたい。




国籍は違っても、何となく周りの選手からも同じような物を感じたりもします。みんなSkimoに熱く情熱を燃やしてるし、楽しんでるな〜って思います。



シャアの友達のダミアンとは終盤まで激しくバトル、セシルは見事金メダル!!(バーティカルも銀メダル!!)



各国のナショナルコーチやスタッフも何人か出てて、顔は知ってるけど一緒にレースするのは初めてだったり。



アメリカは今回も賑やかな大選手団だったり♪本格参戦2年目、お互いに名前と顔を知ると話も弾んでレース以外にも楽しみが増えたような気がします♪



去年、世界選手権のコース脇にいたワンコもにもうれしい再会!



こちらは同じ35歳カテゴリー金銀メダルの二人。背丈も足の長さも年齢も、あんまり変わんないんだけどな〜(笑)










時差ボケを考える

2020-01-18 04:53:00 | Winter World Masters Game 2020
こちらの時間でただいま午前4時半。今朝はレース時間から逆算して5時半に起きる予定でしたが、ちょっと前から目が覚めてるので、潔ぎよく諦めてゴロゴロしています。




ヨーロッパ遠征には付き物の時差ボケ。そんな時差ボケについてふと思いました。いつも出発時からヨーロッパ時間に寝起きの時間を合わせようとしていますが、体が起きていて欲しいレースの時間はこちら時間で午前10時。




時差が8時間なので、日本なら18時です。18時なら活発に体も頭も動いている時間。ということは無理にヨーロッパ時間に合わせなくても日本時間のリズムのままでもいいのではないだろうか…そんなことに気づきました。もちろん、こちらでは運転なんかで思い通りに寝たくても寝られない事情はありますが、できる範囲で試してみる価値はありそうです。特に短期遠征の場合はそれで良いような気もしますが、果たしてどうなんでしょうか?


Innsbruck

2020-01-17 20:21:00 | Winter World Masters Game 2020
ミュンヘンからレンタカーを走らせてインスブルックへ入りました♪



メイン会場はオリンピアセンター。ここに受付や事務局、インフォメーションカウンターなどが集約されています。



大会会期も終盤なので、受付をする人は少なめ。ちょうど受付スペースでアメリカのスキーオリエンテーリングの選手と一緒になって、Skimoのことをいろいろと聞かれました。前からSkimoに興味があったそうで、登りには自信があるけど下りが気になってるようでした。



オリンピアセンターはフィギュアスケートとアイスホッケーの会場になっているので、少しだけ観戦。




なかなか観戦する機会のないウインタースポーツは新鮮ですね♪




レース会場近くのホテルに入って長旅もようやく終了。ずっと座りっぱなしだったので、横になれることに幸せを感じます♪




明日のインディビジュアル、オリジナルでは標高2877mまで上がるルートでしたが、降雪予報のためにルート変更が決まりました。




前半を2周することになり、標高は2300m程度に。上からの景色が楽しみだったので残念ですが、標高慣れしていない自分にとってはラッキーかもしれません♪今夜はしっかり眠って明日に備えます!