11月にフランス大会のスプリントで始まった今シーズンのワールドカップ、長かったツアーの最後を飾ったのもやはりスプリントでした。
そしてこのスプリントは今シーズンを象徴するレースのひとつとして、今後もきっと話題になり続けるスペシャルなレースだったと思います。
一体何がスペシャルかと言えば、今回のレースはトロムソの街のど真ん中に雪を入れて行われたシティスプリントレース!最初はなんて発想なんだと驚きましたが、終わってみればイベントとしても大盛り上がりのすごいレースでした。
コース脇にはカフェやバーやキッチンカーの出店があって、たくさんの観客が目の前に選手の息づかいを感じながら観戦できるスタイル!カフェのオープンテラスからビール片手に観戦だなんてオシャレすぎます♫
私も個人タイムアタックの予選を走りましたが、とにかく歓声がどのレースよりも近くパワーをたくさんもらいました。
今大会のコンセプトのひとつに”Go back to the DNA of ski mountaineering”とありましたが、完全な山で行われた他種目と同じく、街で行われたこのスプリントにも私はそのコンセプトを強く感じました。
街の坂道を駆け上がり、家の横の階段をよじ登り、公園の中を滑って降りる。昔、小さい頃に自分で作った竹スキーで近所を滑った記憶、まさにあの楽しさと同じワクワクがこのスプリントにはありました。
スキーを履いて外に遊びに出かけよう!そうすれば近所の坂だって充分に山を感じさせてくれるものになる、それは山岳スキーの原点のように私には思えました。
最終レースの私の結果は47位、無事にシーズン最後までレースをやり切ることができました。
今シーズンもたくさんの応援、ありがとうございました!!