Suzuka to the world!!

〜鈴鹿の山から世界の山へ〜 山岳スキーレーサー小寺 教夫が送るMountain life のブログです。

2019 ISMF World Championship Individual Race

2019-03-12 14:15:25 | 2019 ISMF World Championships

世界選手権4日目はインディビジュアルレース!今日は開会以来、初めての快晴!

 

    

 

成年男子カテゴリーには75名が出場。

 

    

Photo:Ken Fujikawa

 

日本からは松澤選手、藤川選手、國吉選手、私の4名が出場しました。

 

    

Photo:Kenta Endo

 

スタートからの速い流れが落ち着きだすと、やはり中国のJin Yubo選手、ブラジルのCharles選手を少し後ろから追う展開に。中国ワールドカップと同じ展開です。そして、今日はここにイギリスやアンドラ?の選手が居て、日本の藤川選手、松澤選手の姿も前方にありました。

 

    

Photo:Kenta Endo

 

こちらに入って3回した試走すべてでシールに下駄を履いてしまったコース北側のシール区間。下駄対策で今日は2セットの予備シールを用意して臨みましたが、平坦や下りも多いこの区間でシール選択が外れて滑らせられずペースダウン…。何の抵抗も出来ずに離され、抜かれてしまう厳しい区間となってしまいました。

 

    

 

ただし、レースは長丁場。まだまだここで諦めたり慌てたりすることなく、この場でシールを変えるか否か、次からのシール区間をどのように手持ちのシールでやりくりするか、レースを進めながら臨機応変に戦略を練り直せる場面が出てきたことは、今シーズンの進歩だと思います。山岳レースはすべてがいつも上手く行くとは限りません。やってしまった時の対応力も大事な要素!

 

    

Photo:Kazuaki Hoshino

 

レースは中盤のハイライト、いえ、全体のハイライトとも言える斜度60度、全長200mのクーロワール(岩壁に縦に走る岩溝)の直登へ!

 

    

 

ホームの御在所岳で言えば本谷か藤内沢をもうちょっと辛くした感じでしたが、本谷や藤内沢をスキーで登る練習をしてきたので余裕を持って楽しめました♫全長は本谷や藤内沢の方が長いです!鈴鹿で世界基準の練習ができることの良い証明になりました。

    
Photo:Ryu Roto

 

    

Photo:Kazuaki Hoshino

 

中盤を過ぎて終盤、緩い1.5kmほどの登りと続くツボ足でペースアップ!

 

    

 

イギリスの選手をパスしてやっと1つポジションアップ。たった1つですが相手も代表選手、長い追走、競合い、突き離しと良い勝負の時間でした。

 

    

 

最後の降りと登りも次の前をとにかく追って、ゴールにたどり着いた結果は63位。良い勝負をしたかったライバルには負けてしまいましたが、レース中の軌道修正も含めて、今回もちゃんと現状のパフォーマンスは出し切れたレースでした。

 

    

 

そして、依然として日本を代表する先輩方の背中は遠いです!まだまだ一生懸命、その背中を追い続けたいと思います!

 

    

 

明日のバーティカルはチームのサポートを担当し、次のレースは3日後のチームレースです。チームレースには松澤選手とペアで出場予定です!

 

引き続き、SKIMO JAPANへの応援よろしくお願いします!!

 


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