Suzuka to the world!!

〜鈴鹿の山から世界の山へ〜 山岳スキーレーサー小寺 教夫が送るMountain life のブログです。

2023 スペインBOI TAÜLL世界選手権 Day.12 インディビジュアル

2023-03-06 07:58:00 | 2023 世界選手権 BOI TAÜLL
世界選手権6日目はインディビジュアル。私にとって今大会最後にして、1番狙っていた種目でした。



一昨日のチームレースから身体の動きはよく、後方から落ち着いてレースをスタート。



他の日本人選手やライバルのCharlesを視界に入れながら、決して無理にペースは上げず、ゴールまでのトータルを1番速く駆け抜けることを意識してレースを組み立てました。



今回、レース中に感じたのは4年前との違い。



4年前は周りにほとんどライバルが居ない単独走でしたが、今回はブラジル、アメリカ、カナダ、ギリシャ、アゼルバイジャンetcと常に抜きつ抜かれつの並走。



『4年間で確かに前進したな。』まずはそのことがとても嬉しかったですし、より気持ちの中に燃えるものを感じることができました。



結果としては出走75人中66位。外からの評価はわかりませんが、自分自身として現時点では良くやれたレースだったと受け止めています。



このレースを通じて確認できたことを書いて今日のレポートを締めたいと思います。



まずはやはり、自分がチームレースやインディビジュアルの『山岳レース』が好きだということ。美しくも厳しい山岳の中を駆け、攀じり、滑ることの楽しさが私を魅了しているんだと改めて気付かされました。



オリンピック種目としてスプリントやリレーにも取り組みますが、1番好きなものを1番大切にしながら、その上でやろう、自分はそうやるべきだと今は思っています。



約10年前、山スキーを始めた頃にはまさか自分がこんな大絶景の中、岩稜を登り、クーロワールを滑り降り、レースをしているだなんて思いもしませんでした。でも今はそれが現実、原点をあらためて大切にしようと!



もうひとつ感じたのは『まだやれる!』ということ。インディビジュアルのレース中、今の全力は尽くしていますが、同時にまだまだ良くすることの出来るポイントがいくつもあることを感じ、これからのことを思うと楽しくて仕方がありませんでした。



山岳レースSKIMOは40代半ばになった今も、私に更なる可能性を感じさせてくれますし、SKIMOをやってみようというすべての方にとってもそれは同じだと私は思います。



楽しかった!のひと言で片付けるのもあれですが、やっぱり楽しかった!のひと言に尽きるわけで、とても充実感と可能性、そして楽しみを感じたインディビジュアルレースでした♬



写真
Toshiyuki Kurahashi
ISMF




2023 ISMF World championships BOI TAÜLL🇪🇸 Day.10 インディビジュアルの下見

2023-03-03 17:53:00 | 2023 世界選手権 BOI TAÜLL
今日は大会休養日ですが、例によって選手はみんな明日のインディビジュアルの下見です♬



私は同じチームミレーの遠藤くんとポイントを絞ってコースチェック。



もうめちゃくちゃいいです!インディビジュアルのコースも!



ひとことで言って『楽しみ!』でしかないコースです。



本当に気持ちいい♬



どこを切り取っても楽しい予感しかしないコース。



私にとって今回の世界選手権最後の種目、インディビジュアル。スタートは日本時間17時10分、頑張ります!




2023 ISMF World championships BOI TAÜLL🇪🇸 Day.9 チームレース!

2023-03-02 16:55:00 | 2023 世界選手権 BOI TAÜLL
山岳スキー世界選手権は競技3日目、前半戦最後のチームレースでした。



SKIMO JAPANからは2チームがエントリー。私はテレマーカーとして、そしてSKIMOレーサーとしてずっと憧れの存在である藤川選手とペアで出場。



コースに多少の変更が入りましたが、全長は約15km、標高差2110mとチームレースにふさわしいスケール、そして内容。



途中、アイゼン歩行(実際にはアイゼンRunです♬)区間もあり、これぞまさに山岳スキーレース!



午前9時40分のスタートと共に、長くて楽しい山岳スキー旅がはじまりました。



私は不調だった昨日のバーティカルから一転!


ウソのように今日は身体が動いてくれて自分でも少しびっくりなような、



ホッとしたような。



国内外で数々のビッグレースを経験し、日本有数のレース巧者である藤川さんのリードで、登りでは私の自由にマイペースで走らせていただき、私が圧倒的に劣る滑りでは最適なラインを先導していただいたおかげでスムーズにレースを進めることができました。



途中、イタリアほど狭くはありませんでしたが、初見のルンゼに一気に飛び込むシーン。コレ、なかなかに気合いがいりました(笑)



終始、カナダチームやもうひと組の日本チーム(実は日本チームは20代チームvsチーム40代対決でした♬)とのデッドヒートもあり、展開としてもエキサイティング!


いくつもの山を越え、滑り降りおり続けた2時間53分。憧れの選手と一緒に走った時間はあっという間でしたし、競技生活はもちろん、人生においても忘れられない経験となりました。藤川さん!ありがとうございました!!



明日の大会休養日を挟んで、明後日からはいよいよ世界選手権も後半戦突入。




残すはインディビジュアルとミックスリレーです!




2023 ISMF World championships BOI TAÜLL🇪🇸 Day.9 あっという間の楽しい3時間!

2023-03-02 16:55:00 | 2023 世界選手権 BOI TAÜLL
山岳スキー世界選手権は競技3日目、前半戦最後のチームレースでした。



SKIMO JAPANからは2チームがエントリー。私はテレマーカーとして、そしてSKIMOレーサーとしてずっと憧れの存在である藤川選手とペアで出場。



コースに多少の変更が入りましたが、全長は約15km、標高差2110mとチームレースにふさわしいスケール、そして内容。



途中、アイゼン歩行(実際にはアイゼンRunです♬)区間もあり、これぞまさに山岳スキーレース!



午前9時40分のスタートと共に、長くて楽しい山岳スキー旅がはじまりました。



私は不調だった昨日のバーティカルから一転、ウソのように今日は身体が動いてくれて自分でも少しびっくりなような、ホッとしたような。



国内外で数々のビッグレースを経験し、日本有数のレース巧者である藤川さんのリードで、登りでは私の自由にマイペースで走らせていただき、私が圧倒的に劣る滑りでは最適なラインを先導していただいたおかげでスムーズにレースを進めることができました。



終始、カナダチームやもうひと組の日本チーム(実20代vsチーム40代対決でした♬)とのデッドヒートもあり、展開としてもエキサイティング!


いくつもの山を越え、滑り降りおり続けた2時間53分。憧れの選手と一緒に走った時間はあっという間でしたし、競技生活はもちろん、人生においても忘れられない経験となりました。藤川さん!ありがとうございました!!



明日の大会休養日を挟んで、明後日からはいよいよ世界選手権も後半戦突入。残すはインディビジュアルとミックスリレーです!



2023 ISMF World championships BOI TAÜLL🇪🇸 Day.8 バーティカル

2023-03-01 15:20:00 | 2022/2023 ISMF WORLD CUP
私にとっての2023世界選手権初戦、バーティカルが終わりました。



身体が期待したほど動かず、68位は後ろから2番目。



何とか最下位を回避するのがやっとのレースでした。



ライバルのCharlesとの位置関係からいけば、あと1分は短縮したところでレースを展開しなければいけなかった様に思います。



でもそれが出来なかったことが現実。それはそれとして、まずは明日のチームレースに向けての回復を最優先したいと思います。



高所環境にはすっかり順応しています♬