こんばんわ 鈴木有機農園です。
今日は久しぶりの雪で、雪払いを2回しました。ここ2・3日寒さが厳しく感じられます。
農家からするとこの寒さが、越冬する害虫や病原菌を少なくしてくれる、農薬代を減らすエコ
なんです。 そう考えると、寒さも有難くなります。
5時半から、稲作研究会の坪どり奨励会表彰と、稲作を振り返っての反省会を行いました。
宮城県の農業改良センターの講師2名を招いての講義でした。 プロジェクターを利用して、
去年の天候と稲の生育を照らし合わせながら見ていくのです。 驚いたのは、食味がもの
すごく高いことです。 食味計で「ひとめぼれ」が94.8という食味値になりました。
いつもは80そこそこなのですから・・・。 会員全体が食味値86.5以上でしたので、天候が
稲作にとって良かったのと思います。 食味は機械での測定だけでは分からない部分もあ
り、数値だけでは分からないのです。 味には、見た目、歯ごたえ等があるからです。
いろんな問題点も出ました。転作の大豆後に生える草が、今まで水田に無かったものが出
て来たことです。 環境保全米にするために、肥料・農薬を半分以下にしようと努力すれば
するほど、雑草も出てきています。 私の役目は、天候と稲の顔色を見ながら、稲の育つ環
境を整えてやる手助けだけです。 何といっても、土づくりに尽きます。
農家で一番遅れているのは、土づくりです。 お金もかかるし、つらいからです。
それに一番お金と手間暇かけています。 ではまた。