SASHIY エイガニッキ

メモ書きです、遊び心です、それでも、力です、どこにも、どちらにも、収まりつかない、思いです、可能性です、

SASHIY エイガニッキ

2024-12-31 07:42:26 | 日記

CⅩⅩⅩⅩⅡ「女であること」1958  美輪明宏の歌、女、おんな、おんな、東京の多摩川付近のお屋敷、娘がバルコニーの鳥かごの前に、郊外の風景、起きだした主婦の主人公、風に怯えて、小鳥に対しても、不安気な娘、食事は終わったのかと主人公、まだですと、一緒にと主人公、部屋に戻り廊下に戻ると既に娘は消えて、夫は弁護士で、彼の弁護している死刑囚の娘なのだ、身寄りがなくて、二人で引き取って、弁護士は、再審の為に働いている、そんな娘にはボーイフレンドが、学生さん、弁護士のお屋敷に住まう、夫婦の身寄りと思ってか、憧れの弁護士屋敷の娘に恋している学生、娘は、父のことは何も語れずに、話せば、青年は去っていくと、全てに不安なのだ、疲れ果てて、病がちでもあって、お屋敷には、世話する使用人の叔母さんと、4人暮らし、夫婦には子供がいまだないのだ、故に、娘を引き取ったのだとも、主人公は友人の個展に、昔の女学校の同級生たち、何所かブルジョアの叔母さんたちの気取り、貝殻の絵が、主人公の過去のロマン、皆が知っているロマン、皆の憧れの青年、そして、主人公と青年の恋、貝殻にまつわって、皆は、主人公を揶揄って、主人公にとっては、既に過去のこと、個展には、主人公の友人夫婦と息子が、個展の主は、そのロマンの人も訪れたと、何とも、何所か困惑気味な主人公、過去とばかりは言えない、思いが残されているのだ、割り切れない表情、これもまた女、大阪の友人の娘が飛び出して、始まりのシーンで、自転車で通りを乗り回していた娘、友人からの手紙に、驚きながら、近いうちに在られると察している主人公、聴かされた夫、また一人娘が増えるかと、私が面倒を見なくてはと主人公、人が良いとも、だが、この人の良さに、皆が甘えてしまうのだが、かくて現れたおてんば娘、果たして、死刑囚の病がちの娘と仲良くできるだろうか心配な主人公、おてんば娘は、何も気にせずに、玄関先の主人公の大切にしている菊も伐ってしまうのだ、平気で夫に語らって、仕事場にもいついてしまって、しかし、可愛い娘に夫もまんざらでもない様子、こうして、自分で蒔いた種ながら、おてんば娘に嫉妬、しかも、死刑囚のためとも、その娘のためとも、このむすめにもまた何所か嫉妬、おてんば娘と友人の息子と連れ立っての観劇、そこで、あの過去の男と偶然に再会、妹の子を連れて、その様子を見てしまうおてんば娘、これで一入、夫に取り入る気を起こさせてしまうのだ、この日、死刑囚の娘は父を訪うて、おてんば娘にも、その旨を話してあまり刺激しないようにと、おてんば娘は夫の仕事を手伝い始めて、相変わらずの燥ぎぶり、死刑囚の娘は、学生と語らって、彼は娘の部屋を見たいと、離れの娘の部屋を訪うて、言い寄って、抱いてしまう、そこに夫の仕事の書類を取りに戻ったおてんば娘、去っていく学生を見てしまう、髪を乱して、現れる娘を見て、察するおてんば娘、有人夫婦の息子は、主人公を誘って、やり手息子は、何所か幼馴染のおてんば娘よりも、年上の美貌の主人公に惹かれて、誘われた舞踊は断って帰る主人公、が、あの過去の男が夫と仕事の取引が、何も知らずに、夫はこの男を屋敷に招いて、大阪からおてんば娘の母がやってきていて、夫の居ない留守に男が屋敷に、こうして主人公と男の再会、おてんば娘の母が、何とか取り持とうと、だが、二人とも、満足に語れずに、が、二人で会うことに、遊び人の男は、よりを戻そうというよりも、昔の好で遊びたいばかり、夫とは、娘たちのこともあって、何所か気まずくて、過去にすがりたいところも有った主人公、だが、遊び人の男は、主人公を知っているので、無理強いはしない、主人公にその気が有ればとばかり、こうして家族は、ばらばらに、死刑囚の娘は飛び出して、学生とともにアパートに、契りを交わしたのだから、結婚するのが当たり前と飛び出した、父のことも話して、が、父のことを話してから、何所か怪しい、結婚話に田舎に戻ったが、なかなか戻らずに、お屋敷に、弁護士の夫に、憧れていたばかりの駄目学生、そこのお嬢様と思い込んでいたのではないか、田舎では、死刑囚の娘など全く相手にされずに、拒まれて、小さな鏡台を手にした娘を詰るような姿、悲しの娘、学生は出ていって戻らずに、おてんば娘は、帰りの車、川縁に降り立って、口喧嘩のごとくの二人、おてんば娘を追っての夫、草むらの中、倒れた娘、覆いかぶさる夫、キスしてしまうのだ、女であることはなかなか大変、そんな女たちに、振り回される男たち、振り回しているようで、結局、何所か女たちに振り回されていないか、おてんば娘は主人公の過去の人を知って、惹かれて、飛び出した、、夫はおてんば娘に、主人公は過去の男に翻弄されて、こんな混乱の中、死刑囚の再審、目出度く、死刑を逃れて、数年の求刑に、笑みの娘、駄目学生から離れてお屋敷に戻って元気を取り戻して、裁判の結果もよくて、笑みの夫、そこに主人公の妊娠、二人の戸惑いも、おてんば娘が飛び出して消えた故に、漸く、和やかに、友人夫婦と息子も現れて、久しぶりの家族の団欒、そこにおてんば娘が雨の中戻った、画帳に書きつけた、叔母様好き、嫌い、叔父様、好き、嫌い、気象の激しいおてんば娘、それでも、可愛い娘には違いないのだ、主人公に取って、過去の男はカナダに転勤、カナダから手紙が、ならば、おてんば娘は今、どこで、誰と、何をしている、叔母様のことは好きよと、そればかりは判ってほしいと、他の誰にも会わずに、雨の中走り去るおてんば娘、さて、ここでは、何時もの川崎の、ちゃぶ台、家族の憩いのテーブルが、ない、始まりの朝食も、夫と娘、主人公は今だ現れず、その後も、テーブルには、人が出たり入ったり、文字通り、おてんば娘の出現、死刑囚の娘の飛び出し、主人公と夫もまた、夫の仕事机の前で、睨み合い、いがみ合い、ゆったりした憩いの場から遠く離れて、ラストの皆が集まって、そこに妊娠の知らせを抱えて戻った主人公、晴れて、目出度し、めでたしの、ところに、おてんば娘がやってきた、妻は皆から離れて、外に、裏口で語らう二人、去っていくおてんば娘のシーンで終わるのだ、最後まで、結局、ゆっくりと、安らうテーブルは無かった、だから、主人公の妊娠も、怪しい、流産するのではないか、夫も、裁判の後、頭の痛みを抱えて、疲れているのだと、感謝の娘の前で、大体に於いて、妊娠は、この死刑囚の娘こそが学生との子を身ごもっていないか、そして、おてんば娘のもまた、カナダに飛んだ男の子を宿していないか、死刑囚もまた、最高裁が待っていないか、危うい、危うい、ロケ地が楽しいです、多摩川、御堀端、裁判所、劇場、クラブ、射撃場、端役だが、友人夫婦の息子もまた、怪しい青年、学生ばかりでは無く、若い男たちも、何とも、だらしない、夫だって、世話になった弁護士の弟子、その弟子の弁護士が、娘との結婚、お屋敷付きで、娘を恋しもしたろうが、お屋敷に、地位に恋してもいたろう、学生と一緒なのだ、学生は当てが外れた、学生もまた夫の事務所で働きたいとも語っていたのだから、おてんば娘の狙いも夫、友人夫婦の息子の狙いも主人公、危ない、危ない、男、おとこ、おとこでもあるのだ、打算、ださん、ださん、女、おんな、おんな、民が女であり、皆が男なのだ、

 

 


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