SASHIY エイガニッキ

メモ書きです、遊び心です、それでも、力です、どこにも、どちらにも、収まりつかない、思いです、可能性です、

SASHIY エイガニッキ

2017-06-11 08:45:37 | 日記
ⅩⅩⅩⅩⅩⅣ「君とひととき」を観る聴く、
  警察隊、ボスの挨拶、パリ、春、公園に恋人たちが集まっては、厄介だと、カフェの売り上げが落ちるばかりで無く、不謹慎きわまりない、外国からも集まってくる、取り締まらなくては、斯くてカップルの居並ぶ公園に、ボスの前のベンチには主人公ら二人、私たちは夫婦だと、真実かどうか、キスして、抱擁して、追われて家に、主人公が語り出す、カメラに向かって、私たちは本当の夫婦ですと、そんな二人に何が、ベッドに、さっさと灯りを消して夜の世界に入りたい夫、妻は明日友人の女性が来ると、灯りを点ける、親友だと、それは後の話と、許せない妻、この反復の最中、遂に灯りが壊される、翌日、雨、主人公がタクシー呼んで居る、そこに夫人が現れて、車に、この夫人を見詰める夫と弁護士、夫は妻との離婚を勧めたいのだ、そんな算段の最中、夫人は車の中、後から主人公、しめしめと、これは利用できると夫と弁護士、笑み、結局二人を乗せて車は走り出す、浮気っぽい夫人の笑み、視線、欲求、欲望、色っぽさ、他人が見たらどうでしょうと、私たち二人、困惑の主人公、初めて気づく、慌てて降り立つ、夫人の誘いを拒んで、さて、主人公の妻の元に現れる友人こそが,この夫人、語らう二人の騒がしさ、次々に、言葉が弾んで途絶えることを知らない、そこに夫が戻ってくる、夫人と眼を会わせて戦き、紹介されて、笑みの夫人、しめしめと、夫人は家に戻って、ソファーに横になって悶える、いや、病故に胸を押さえて苦しむ、メイドを呼んで、医師である主人公を呼んで欲しいと、夫は拒む、タクシーの中の事があるのだから、でも、親友の為だと妻の言葉に、遂に折れて、夫人の元に、誘いの夫人、何とか遁れて、誠実な夫、どこまでが、だって、私たちが見ていることを夫は知っているから、演じているのだ、私たちの知らないところでは何を、そもそもに、あの夫人の屋敷の前に現れた夫、タクシーを止めて居た、怪しいではないか、まさか往診と思いはすまいね、さて、主人公の屋敷での宴、集まる人々、夫人のお屋敷では夫人の夫と弁護士は笑み、夫人一人が出かける、メイドには夜は非番にと、拒む娘、苛立ちの夫人、彼女は主人公を屋敷に招く段取りなのだ、さて、お屋敷では、主人公の妻に次々に電話が、一人の駄目教授からも、未だ独り者の教授、ハムレットの衣装、仮装の宴では無いのかと、妻は何をと、普通の姿でいらしてと、執事に問う、何でこんな姿にしたのだと、あなたのタイツ姿を見たかったと執事、嫌らしい、ここにも又、恋が、憧れが、執事と教授のロマン、真に怪しい、いかがわしい人々、妻の下着姿のすばらしさ、美しさ、堪りません、ミュージカルでもあるから、歌も挿入されて、愉しいです、そんな最中、主人公が名札の位置を変えるのを見てしまう妻、主人公の横に今一人の夫人を並ばせて、親友の夫人を離してしまう、怒りの妻、嫉妬の妻、信頼している夫にも浮気心が、親友に相談、大丈夫と親友、しめしめと親友夫人、妻は名札を戻す、が、親友は利用して、又入れ替える、斯くて、主人公の前にエロい今一人の夫人が、夫の困惑、妻の嫉妬、嘆き、踊りでは、主人公とエロ夫人、気が気でない妻、そこに親友が割って入って主人公と踊る、安心する妻、愚かしさ、彼女は言い寄る教授とダンス、焦がれている教授、しかし、主人公と親友が外に、ベランダから庭に、親友の夫人は主人公のネクタイを解いてしまう、結べないと困惑の主人公、夫人は庭の林の中に、困り果てて、主人公は後を追う、心配な妻は外に、見詰める、すると、なんと、主人公のネクタイをあのエロ夫人が結んでいるのだ、斯くて、宴が果てて、親友夫人は主人公を誘う、車で待つと、結局折れる夫、夫人の言葉を受け入れて、まずは妻の前に、諍いが見えている、嘆きの妻は、相手にしない、連れない妻、故に斯くて主人公は外に、車で待つ親友夫人と共に、仕舞ったと妻は夫の後を追う、するとそこには、愚かしい教授が佇む、入り込んで、決意して告白、キス、笑みの妻は、相手にもしない、やさしく拒んで送り出す、項垂れる教授の滑稽、さて、探偵の報告、親友夫人の夫の元に、斯くて、夫人は引っ越し、大きな荷物を車で、笑みで、彼女にもまた自由が、窓から手を振る夫とメイド、そうなのだ、メイドが非番で休まない筈だ、きっと夫と明度の二人は出来ている、離婚も成立、それぞれの笑み、斯くて、手紙が、親友夫人の夫から、告げられる宴の後の行動、偽れない、あくまで主人公は白を切るのだが、嘆きの妻、そこに親友夫人の夫、親友との離婚、浮気故に、相手は誰かと、主人公なのだ、怒りの妻、悲しみの妻、二人の諍いの最中に、愚かしい教授がやってくる、妻はそうだと、何も夫ばかりが浮気したのではない、私だって、教授を捕まえて宴の後のキスを語り出す、一つ一つ教授に問う、教授は困惑して主人公を妻の肩越しに見詰める、妻は教授に抱き寄る様にして語っている、夫は、妻の芝居と知って、受け入れろと教授に合図、怒った振りで立ち上がる夫、振り向いて、座りなさいと、更に、抱擁までを一つ一つ語り問いかけ、教授の返事を待つ、夫の仕草、答える教授、反復、斯くておあいこだと妻、それぞれに浮気、にも関わらず恋している、ならば、さあ、巧みに、語らって、笑み、しかし、どこに、真実が、この二人はそもそも、本当に夫婦、判らない、教授の思いは、親友夫人の狙いは、その夫の思惑は、主人公は親友夫人と何処まで、しかも更に、あのエロ夫人と真に関係がないのだろうか、実は観ている私たちの前で演じているばかりでは、裏では、あのエロ夫人とも繋がっているのでは無いか、一方の妻だって、教授は巧みな誤魔化し相手で、親友の招きも、語らいも、宴での悲しみも、嫉妬の芝居も、皆が見ているから、見えないところでは、親友夫人の如く、遣り手ではないのか、危ない、危うい、どこまでも、誰もが、今宵のひとときに、招かれて、離れられないのだ、
 
 
 ⅩⅩⅩⅩⅩⅤ「剃髪式」を観る聴く、
  抱き合う二人、美しい妻、背の高い夫、ビール工場、視察の役人たち、豚を裁く男、そして、血まみれで肉を扱い、料理する妻、男とじゃれ合う妻、互いに頬に血を擦り付けて、追っかけ、様子を伺う役人、惹かれて、妻の前に現れて頬を差し出す、笑みで去って行く妻、役人の前での夫、何とかビジネスを旨く納めようと、必死、そこに妻が料理が出来たと、今日のところはとボス、こうして食事に、ビールと肉料理、この料理にぞっこんの人々、料理のことばかり語って、妻の美しさに惹かれて、帰って行く、後は明日にと、そんな二人の前に現れる夫の兄、ひたすらに、終わること無く大声でまくしたてる兄、そして、いつも、怪我しまくる青年、早速に、薪を割っていると、兄が巧みに切り刻み、真似て手を切る、白い包帯、その後も倒れ、ぶつかり、刺され、一途に怪我しまくる、近代化の中、怪我人は必至か、夜、闇の中、夫と妻、夫の贈り物、エーテル、光、輝き、色彩の美しさ、二人を照らす、体を擦る、撫でる、関係を豊かに、幻想の中に、箱に入れられた巧みな器具、これもまた近代、怪しいばかりの近代、ロマン、光に晒された肉の輝きと共に、翌日の夫の会議での説明、ビール工場の製品を売り込むための広告、言葉、文字、だが、兄が語る声で聞き取れない、兄は妻と何やら語り続ける、過去の物語、いや、手当たり次第、現実とも、夢物語とも、役人たちは煩いと、夫は部屋に、静かにと、このまま、俺を平社員で終わらせる気なのかと、一時は収まるが、平気で語り続ける兄、妻は何を怒るのかと自然な顔して聴き入るばかり、何が悪いのだと、一人面白くない夫、会議室に戻ってまた語り始めるが、早速に兄の声が響き始めてしまう、斯くて翌日、夫はバイクを走らせる、ポンコツ、排気の破裂音ばかりで、皆が押してやっと走り出す、お得先巡りなのだ、工場のビールの味を逃さない飲み方をせよと、受け入れないと契約を取り消すと苛立ちを露わに、傲慢なのだ、その後から髪を靡かせて自転車で走る妻、神父も老人も笑みで見詰める、彼女は美容室に、美容師は妻に心から惹かれて、子供たちを追い立てて一人妻のために手入れするのだ、心ゆくまで、こうして妻は髪を靡かせて街中を行く、夫の怒りとポンコツバイクとは大違い、皆が妻に見とれる、心奪われて、夫と兄の不和、妻は煙突上に、兄と共に、空間、風景、美しさ、二人が煙突の上で自由に、確かに煙突は近代、工場の象徴、そこに二人は、憩いの場を作り出してしまう、消防隊、皆が危険を察して駆けつける、毛布を広げて、構えて、落下を防ぐべく、妻の病、そこに役人のボス、彼は医師でもあった、美しい露わな胸に頬を埋めて寝てしまう医師、どっちが癒やしているのだ、怪我し続ける男、叫ぶ兄、妻は、何を思ったか、美容院、髪をカットしてしまうのだ、納得出来ない美容師、悲しみ、それでも、彼女の言葉にしたがって、ショートカット、これまた美しいのだが、あの長く美しい髪は切られて自転車の後ろに結ばれて、靡くばかり、皆の驚き、それでも、自転車の妻は相変わらずに美しいのだ、長かったとき同様に見詰める笑みの神父と老人、斯くて、工場の中庭に戻ってきた妻、驚きの主人公、怒りの主人公、鞭を用意して、妻を抱き留め、しかし、スカートをめくり、白い下着が露わに、そのお尻を叩くのだ、いつまでも、しかし、これはお仕置きか、二人の楽しみか、妻は快楽の表情で、吐息を漏らすばかり、近代は、夫は、主人公は、ややもすると、安らぎを、美しさを忘れて、合理的に突っ走る、それでいて、妻という、美しさを抱え込んで居続けていると思い込みながら、あのエーテルの妖しさのように、妻を、美を忘れて突っ走ると妻の側が、在らぬ姿で牽制する、この度は、お仕置きで、お尻を叩いて、収まった、逆に新たなる快楽を生み出した、エーテル同様に、二人は、草原に、寝転んで、抱き合い、今度は妻からの贈り物、妊娠、赤ん坊、詰まりは、今語られているお話の作家の誕生なのだ、妻によって、新たなる快楽を見いだした、さて、これから、主人公の近代が、妻の美が、新しい、関係を、快楽を、作り出せるだろうか、今、今日の私たちは、この二人の、いや、あらゆる人々と妻との関係の中、その先に、何が作り出せている、だからこそ、この妻が居なくては成らない、居ないのならば、作り出さなくては成らない、余りに困難なのだが、
 
 
 

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