SASHIY エイガニッキ

メモ書きです、遊び心です、それでも、力です、どこにも、どちらにも、収まりつかない、思いです、可能性です、

SASHIY エイガニッキ

2020-10-17 09:43:26 | 日記

ⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅩⅢ「THE EXQUISITE CORPUS2015」完璧な身体 を見る聴く、    海に出ていく裸のカップル、小舟に乗って、ヨット、二人は天使か、神々か、いや、群れから遁走した者たちだろうか、広い海、風、空、波間、岸、入り江、彼方を見詰める、何かを求めて、探して、岩場の他二人、やはり男女のカップル、泳ぎ、漁、この二人の見いだすヨット、白い帆の張られたヨット、荘厳な不安な音楽、高見に現れる集団、彼等は何を見詰める、岩場の二人か、ヨットか、ヨットの二人から見いだされる、入江の先の彼方の塔、此処は、やはり、国家、権力、集団の世界、浜辺に一人の娘が倒れて、眠っているのか、ヨットのカップルが見出し、近づいて、ヨットの娘が倒れこんでいる娘の傍に、語りかける、起こさんと、この二人のショットの最中、雷、稲妻、神なのではないか、ヨットにて逃れ来たったカップルの見出した神、今、豊かな眠りから目覚めるべく、いや、反対に、訪れた娘を神として見出すのではないか、寝ていた娘が、互いの衝撃、感動、祈り、希求、この交わりの中にこそ神が、集団の人々から遠く離れ寝ていた娘、その娘のもとに現れたまれ人、海を渡り訪れた二人の前に現れた寝ているまれ人、多様に解釈はなりたとう、いずれにしても、違った場、間の、者たちの対面、ヨットは、岸部を彷徨った、そして浜辺の娘の元に、雷とともに、フラッシュバック、過去、未来、そこに、高層ビルの一室の女、窓の外の高層ビル、街中、現代、モデルの娘が、歩く、映像は揺れ、動き、重なり合って、上下に、一人の娘の重なり、歩く、リズミカルな音楽、着飾った衣装、モノクロで陰っているが、座っているスカートの女の腰、横の男が手を伸ばし、股間に手を、間探る、欲望、セックス、男のズボンの腰、女が座り男のズボンのジッパーを開け、まさぐる、娼婦の女、色目、誘いの顔、部屋の中に現れ、反復される、女はやはり、重なり合って、多様に、乱射、右に左に、下着姿、舞い、踊る、胸を露わに、ベッドから目覚める女、恐怖、覚醒、気付いて不審顔の男、その男が見詰めるのが、目覚めた女か、その前の娼婦か、娼婦の誘いの中に男の顔が、男の顔に変わって青年の顔、表情、いかにも、この娼婦の招きの場に、いるごとく、誘われているごとく、これらのシーンは、いや、全てが、公開映画の一部ではなかろうか、確かに、映画を見るとは、こんな多様な広がり、重なりの中に、在る、千々に、飛び散り、舞い、繋がり、光り、影り、フラッシュバック、森の中を彷徨う裸の女、女たち、探し、求め、不安げに歩く、更に重なっていく映像達、唇、男、女、悶え、幾人もの肉体が、手、足、上に、下に、どのように、絡まっているかすら判明できないままに、更なる映像たち、岸辺のカップルの釣り、網、その網が、縦に、横に、糸、絡まる、フィルム自体の姿も現れ、蠢き繋がれて、捕えるものとしてか、カメラ、映像、見る、撮る、捕える、縦に、横に、重層的に、夢か、幻か、過去か、未来か、誰の見つめる映像か、私の、どのわたしだろうか、あらゆるところから映像が飛び出し、切れ切れに、飛び、散り、跳ね、輝き、何を見ているのか、何が見られているのか、何が見せられているのか、捕えられているのか、判らないままに、この網目の混沌の中、中央の輪の中にヨットが、始まりのヨットのカップルの映像か改めて招かれる、ゆっくり岸辺に近づいていく、浜辺には、やはり、始まり同様に、一人の娘が横たわっている、娘はヨットから降り立ち、倒れている娘の横に、顔を向け、起こさんと、寝ていた娘の目が開き、現れた娘の顔を見つめる、笑みの二人、神の来迎、だが、神は何処に、まさに、はじまり、世界の始まり、再生、男と女の、欲望、葛藤、モデルというビジネス、娼婦、覚醒の女、振り返る女、見詰める男、セックス、あらゆる世界の絡まりの中、カオスの中、目が、人物の目ばかりか、動物の目が、目そのものが、浮かび、重なり、見せられて、見るとは何、混沌の中に、中央の輪の中に、来迎、しかし、この来迎もまた一つの幻、混沌の中の、見せられ招かれてある世界の一齣に過ぎない、来迎、神、可能性として、見るとは、撮るとは、聞くとは、この危うい可能性を生きるしかないのだ、絡まる映像たちの外へと向かって、ラストの見つめ合う笑みの二人の娘に、安易に楽観などしては居れない、取り敢えずの終わりに過ぎないのだし、これはまた新たなる混沌、混乱の始まりに過ぎないのだから、            

 


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