海外に限らず旅に行くと必ずローカルのスーパーを覗く。
それぞれの国や土地の生活が見えて楽しい。
今回、はじめに行ったのが大型スーパーTESCOだったので、TESCO事情を少し。
なぜ、はじめがTESCOだったかというと、携帯のSIMカードを買いたいと友達に頼んだからだ。
(イギリスで使える携帯については、また、別のブログで詳しく書くことにする)
連れて行かれたのが大型スーパーだったので、携帯会社が支店を出しているのかと思ったら、TESCOが携帯会社も持っていたのだった。
TESCOのいいところ、日本と違うところを羅列してみる。
まず、入り口に一番近いところは「車椅子」ではなく「家族用」の駐車場になっている。
確かに、小さい子はチョロチョロと動き回るので、これは便利。
もちろん、次に近いところに車椅子用の駐車場も何台もある。
入るとすぐに、りんごとバナナが置いてある棚があり
「子供用。楽しく買い物ができるように」と無料。
ご丁寧に、ゴミを捨てるための袋までついている。
確かにお腹の減った小さい子供とスーパーの買い物をするのは、至難の技だ。
バナナを与えておけばおとなしい・・・納得。
さらに、日本でもよくあるエコバックや再利用のプラスティックバックを持っていくとレジで青いコインをくれる。
その浮いた買い物袋のお金を自分が選んだ団体に寄付することができる。
投票期限も決まっていて、次の時期には別の団体の箱になる。
袋代が安くなる日本のシステムとは違って、社会に還元しようとする考え方が面白い。
レジを出たところに
地元の皆様と一緒に働く(Working with our local community)と書かれたコーナーがある。
ここには、子供達の教育用に農場見学を実施していますよ。
見学したこどもたちのお礼のお手紙なんかも掲示してある。
とか、地元のボランティア活動について広報する場所を提供しますよ。
とか、社員がこんな風に地元でボランティアしてますよ。
とか、賞味期限が切れそうになった食べ物を捨てるのはもったいないので、それを必要としている施設に寄付してますよ。
なんてことが広報されている。
日本のコンビニで、時間が過ぎると大量の商品が捨てられていることを考えると、それは、素晴らしい考えだ。
その横では、
キャットフードを寄付してください。
いらなくなった商品を必要な人に寄付してください。
(そこには、この中の商品はもっていかないでくださいとの注意書きもあった)
というコーナーもある。
ご覧の通り山積み。
わたしもうっかり買いすぎた食べ物などをこっそり丸ごと捨てることがあるが、こんな場所があれば、持っていくのに。
帰国の際に、余ったらここに持ってこよう。
すごいと思ったのが、駐車場の一角にあるこの建物。
近づいてみると
オンラインで注文しておいたものを受け取るコーナーなのだ。
お年寄りや体調の悪い人は、近所の人やヘルパーさんに受け取ってきてもらうこともできる。
小さい子連れのお母さんは、スーパーを回って商品を探して集める手間が省ける。
興味を持って係りのロンに話を聞くと、誇らしげにシステムを説明してくれた。
ネットで、商品の注文と支払いをする。
受け取る時間を指定しておけば、その時間までに、係員が商品を集めてこのコーナーに運んでくる。
受け取る時間別にこんな風にコンテナの中に入れられた商品が並べられている。
「ほらこっちを見てご覧。冷凍庫と冷蔵庫もあるのさ」と誇らしげ
いかがですか。
日本では、生協とか宅配とかがあるけれど、あらかじめだいぶ前に注文しなくてはならない。
生鮮食品をその日に受け取れるシステムは便利。
「料金は?」
「品物代だけさ」
すごくいい。
広すぎて、どこになにがあるかまだ完全に把握しきれていないのだけど、スーパーは面白い。
日本人のわたしにとっては、生うどんと生そばの常温 販売を発見したのは嬉しかった。
日本では滅多にお目にかかれない牛の尻尾のぶつ切り
オックステールスープが作れるぞ。
作り方知らないけど・・・
アサヒビールとサッポロビールもビールコーナーに並んでいた。
いやあ、ビールコーナーは本当に充実している。
あれっ、もしかすると酒税の関係か日本の価格とそんなに変わらない?
アサヒの大瓶300円。
でも、イギリスビールのほうが安いので、そして、この気候の中では美味しいので見るだけ。
ということで、かなり偏ったスーパー事情報告でした。
少しは参考になりましたか?