「あら、遊覧船。こんなお天気にはいいわね」
ということで、近くで一番大きな街EVESHAM(イブシャム)に行ったついでに。
EVESHAMは、日本のガイドブックにはほとんど載っていないけど、コッツウォルズにはいる主要な鉄道駅の一つがある主要な街。
EVESHAMを横切る川は、あのシェークスピアの生まれたストラットフォードとも繋がっているAVON川。
広い芝生の駐車場兼公園に車を止めると川沿いの気持ちのいい道を船着場まで歩く。
平日昼間というのに、公園には、多くの人が日光浴がてら出かけてきている。
水浴びコーナーでは、いろいろな種類の噴水が順番に吹き出して、こどもたちはキャーキャー言いながら、水の出た噴水に駆け寄っている。
こういう市民の集まる公園があるのがいいところ。
もちろんイギリス。犬のお散歩コースでもある。
そうするとゴミ箱の横には、ちゃんと犬のフン捨てもあって、おかげで公園内が綺麗。
シェークスピアタウンと繋がっていると思うとAVON川、ちょっとワクワクする。
イギリス人バスツアーと重なったみたいで、個人参加はわたしだけ。
川沿いには、イギリス人がホリデーを過ごすためのキャビンが立ち並んでいる。
こういうところをちゃんと押さえて安く長期休暇を楽しむのがイギリス人。
キャラバンを引っ張ってキャラバンサイトで定住型休暇というのもよく見る。
とは言っても2〜3週間だと思うのね。
なのに、こうやって、我が家同様に飾っているキャビンやキャラバンもよく見る。
いいなあ。わたしもイギリス人だったら、花で飾り立てたり、リビングスペースをがっちり戸外に作ったりするなあ。
川岸には10メートルおきぐらいに小さな桟橋があって、きっとシーズンには、個人仕様のボートがいっぱになるのだろう。
そんな桟橋の一つに釣り人が。
これだけで絵になる。
白鳥も、にらめっこができるぐらいに近づいてくる。
白鳥の水潜りのシーンも難なく撮影出来ちゃった。
アンデルセンのみにくいアヒルの子が実は白鳥の子だったという話。
たしかに、こどもは灰色だわ。
遊覧船には船の犬?がいて、ちゃっかりガイドさんの横で、船遊びを堪能している。
途中、鉄橋の下を通る時、滅多に通らない電車通過中。パチリ。
なんの変哲もない写真だけど、電車と、ボートと遊覧船と白鳥とオールイン。
わたしとしては、名作だと思うんだけど・・・。
日本人らしく、キャノンの一眼レフでバチバチ撮影して、ちょっと顰蹙ぎみ?
なんていう、楽しいひと時を過ごして、右側だけガッツリ日焼けして下船。
すっかり団体客の一人と間違えられて、あやうくタダ乗りできちゃいそうだったので、自己申告して1時間の船旅900円也を払いました。
ぎりぎり日本人としての矜持はたもたないとね。