東京都は新型コロナウイルスの専門家会議を開き、感染状況の警戒度を、最も高いレベルに引き上げました。このままだと来週には1日当たりの感染者が1万8266人に達する、との分析が示されました。

都のモニタリング会議では、感染者数の7日間の平均は4555人で先週のおよそ4倍、先々週の33.7倍になり、このままだと今月27日には1日当たりの感染者が1万8266人に達する、との分析が示されました。

都は感染状況の警戒度を最も高い「大規模な感染拡大が継続している」に引き上げました。年代別に見ると10歳未満と10代の割合が上昇する一方で、65歳以上の新規感染者も大幅に増加しているということです。

感染経路は家庭内感染が5割を占め、次いで高齢者施設や保育園などの施設内が13.1%、会食が10.3%となっています。

医療提供体制については、東京都の発熱相談センターへの相談件数が1.7倍に急増、搬送に時間がかかった場合に適用される「東京ルール」の件数も過去最多となり、「通常医療を制限し体制強化が必要な状況」として警戒度を上から2番目に引き上げました。