“旗振り役”TOKIOが聖火リレー辞退の波紋 ジャニーズは東京五輪から撤退準備
3月25日からスタートする東京五輪の聖火リレーの出発地となる福島県が、南相馬市を走行予定だったTOKIOがランナーを辞退したことを発表したのは6日のこと。TOKIOは、日本テレビ系「ザ!鉄腕!DASH!!」の人気企画「DASH村」で長年、福島に通い続け、さらに東日本大震災後、原発事故による風評払拭のため県産品のPRにも取り組んできただけに衝撃は大きい。
「その都道府県にそれほど思い入れのない聖火ランナーが多い中、福島にとってTOKIOは“恩人”のような存在。住民たちからは辞退を残念がる声があがっている」(地元メディア関係者)
■スペシャルアンバサダーとして全国を訪問
発表によると、昨年12月にジャニーズ側から「スケジュールが合わない」として辞退の申し入れがあったというが、メンバーたちの主戦場はテレビで予定はきっちり決まっているはず。「“スケジュールが合わない”は断るための方便でしょう」というのはスポーツ紙芸能デスクだ。こう続ける。
「辞退した本当の理由は森会長の女性蔑視発言への抗議なのかどうかはわかりませんが、TOKIOの聖火リレー辞退は、ロンブーの淳や五木ひろし、常盤貴子、窪田正孝ら他の芸能人の辞退者とは意味合いがまったく違うんです。というのも、TOKIOは東京都とJOC(日本オリンピック委員会)などが主催で東京オリンピック・パラリンピックのフラッグが全国を巡回した『フラッグツアー』のスペシャルアンバサダーだからです」
TOKIOは2016年9月にスペシャルアンバサダーに就任。同年10月から約3年かけて五輪旗、パラ五輪旗を手に全国各地を訪問。文字通り、五輪の“旗振り役”を務めてきた。それだけに聖火リレー辞退の決断は重い。
そもそもTOKIOは東京という意味も込められたグループ名。そんな象徴的グループの聖火ランナー辞退は、ジャニーズの東京五輪からの撤退表明といえそうだ。
有名人の聖火ランナー辞退の話題を五輪反対に結びつける報道各社が目立つ。
やる気のない奴は黙っていろ!と私は思うのです。