漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その315) 麭 麾 黎 黝 黠

2016年09月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
●いよいよ完了間近・・・
「熟語の読み・一字訓読(実践問題その1) ー再録ー 奠 愒 泛 丕 乂」(2014.9.4)で第1回目を開始してから、ほぼ2年・・・あと、(その315)(その316)(その317)で、一応、このシリーズは完了です。今日、この(その315)をこれから発信、明朝、最後の2記事を発信します。気短かな性格の私にしてはよくぞ続けたなってなもんです。自分で自分をほめてあげたい(笑)・・・コツコツとやっていれば、いつかは達成できるってことですね・・・。
●数えてはいませんが、1級対象漢字の1500~1600字ぐらい、調べたことになるでしょうか・・・簡単なものなどは未調査ですから・・・。
●あと、重要な字でヌケモレないかどうかをチェックして(たぶん有るはずなので)、最終的には(その320)ぐらいまでいくかも知れませんが、それには、またちょっと時間がかかるので、一応、今回と次回(2記事)をもって完了とさせていただきます。
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●熟語の読み・一字訓読(その315)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<麭:ホウ、こなもち、だんご> *漢検2「だんご」訓ナシ(意味はあり)
・こなもち、だんご:熟語ナシ。
麺麭(メンホウ・メンポウ)←漢検2「メンポウ」大漢和・大字源「メンホウ」
<麺麭(パン)>

<麾:キ、さしずばた、さしまね(く)、ふ(る)> *漢検2「ふ(る)」訓ナシ(意味あり)
・さしずばた:軍麾(グンキ)、麾鉞(キエツ)=さしずばたとまさかり、麾下(キカ)、麾蓋=さしずばたと繖(きぬがさ)、麾幟(キシ)、旌麾、麾旌、麾幢(キドウ)、麾葆(キホウ)=合図のはた、指麾、麾扇
・さしまね(く):麾呼(キコ)=さしまねく、麾召(キショウ)=まねきめす
・ふ(る):指麾、麾扇、麾掃(キソウ)=はらいのける、おいはらう 麾叱(キシツ)=しかりとばす

<黎:レイ、リ、おお(い)、くろ(い)、もろもろ、ころあい>
 *レイ(漢音)リ(漢・呉音) リ音:「黎老(リロウ・レイロウ)」=老人のこと *大字源のみ「リロウ・レイロウ」の両読み。他の熟語、他の辞典は「レイ」音よみ。
 *漢検2「ころあい」訓ナシ。意味③には「ころ、ころあい」とあり。
・おお(い)、もろもろ:黎民、黎元、黎首、黎庶、黎蒸、黎氓(レイボウ)=庶民、黔黎(ケンレイ)
・くろ(い):黎黒(レイコク)=くろい、色が黒いこと。黎明(レイメイ)=(漢検2)①夜明け、明け方、②物事が始まる時期のたとえ。*漢検2は意味「くろい、くらい」の項にこの熟語を掲載している。黎老(レイロウ・リロウ)
・ころあい:黎明=明けるころおい、よあけがたあ、黎旦=夜明け方、昧旦。

<黝:ユウ、あおぐろ(い)、くろ、くろ(い)、くろ(む)、うすぐら(い)> 
・あおぐろ(い):黝犢(ユウトク)=あおぐろい子牛、黝牛=青黒い牛、黝青=青黒い色、黝牲(ユウセイ)=祭りに供する青黒色のいけにえ、黝然=あおぐろいさま
・くろ、くろ(い)、くろ(む):黝堊(ユウアク)丹漆、黝色=黒色
・うすぐら(い):黝黝(ユウユウ)=うすぐらいさま、黝然=うすぐらいさま、黝藹(ユウアイ) 

<黠:カツ、さと(い)、さか(しい)、わるがしこ(い)> 
・さと(い):黠児(カツジ)=かしこい小児
・さか(しい)、わるがしこ(い):狡黠、奸黠、黠智=わるがしこい知恵・悪知恵、黠獪(カツカイ・カッカイ)、黠慧(カッケイ)=こざかしい、わるがしこい。黠棍(カツコン)=わるがしこい、わるもの。黠鼠(カッソ)=ねずみ、黠者=わるがしこい者、黠奴、黠民、黠馬

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手賀沼  手賀川 ~チュウサギの雄姿~

2016年09月01日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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☆↑どれか一つでもポチっとしていただけると嬉しいです↑☆
●黎明の手賀川・・・一羽のチュウサギ・・・

●群れも絵になるが、単独一羽というのもなかなか絵になる・・・


●ダイサギかとも思ったが・・・

●やはり、目の下の線はダイサギと違い、先まで食い込んではいない・・・

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チュウサギの雄姿
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熟語の読み・一字訓読(その314) 鱶 鱲 鷆 鷙 鹹 麈 麌 

2016年09月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その314)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<鱶:ショウ、ふか> 
・ふか:(邦語)
*鱶魚(ショウギョ)=干し魚、ひもの
*漢検2意味 ①ふか ②ひもの、干し魚

<鱲:リョウ、からすみ> 
・からすみ:鱲子(リョウシ)、<鱲子(からすみ)>
*意味①魚の名、コイ科淡水魚。②からすみ
*大字源・漢字源に、「鱲:別名、桃花魚。オイカワ、ハヤのこと」とある。

<鷆:シン、テン、デン、つつどり、よたか> *シン・テン(漢音)デン(呉音)  *漢検2「つつどり」訓ナシ。
*音熟語ナシ

<鷙:シ、あらどり、あら(い)、あらあら(しい)、う(つ)> *漢検2「あらあら(しい)」訓ナシ(意味にはあり)
・あらどり、あら(い)、あらあら(しい):鷙鳥、鷙悍、鷙勇・・・
・う(つ):撃鷙、搏鷙(ハクシ)

<鹹:カン、から(い)、しおから(い)、しおけ>
・から(い):鹹苦=からくにがい
・しおから(い)、しおけ:鹹味(カンミ)=しおからい味、塩気、しおからい食。鹹水(⇔淡水)。鹹湖=しお水を含んだ湖。鹹水湖。鹹魚=塩漬けの魚。鹹肉。鹹水魚。鹹菜=塩漬けにした蔬菜類。つけもの。鹹汁=しおからい液。鹹壌=塩気のある土地=鹹土=鹹馳、鹹腥=塩辛いものと生臭い物、鹹鹵(カンロ)=塩分を含んだ土地。あれ地。
*鹹草(カンソウ)=<鹹草(あしたば)>

<麈:シュ、ス、おおじか> *ス(呉音)音熟語ナシ。
・おおじか:麈尾(シュビ)=払子(ホッス)、麈毛(シュモウ)=麈尾の毛(=大鹿の尾でつくる)、麈談(シュダン)=麈尾を執って話をする

<麌:グ、ゴ、おじか> *グ・ゴ(ともに、漢・呉音)
・おじか:(牡鹿のこと)・・・熟語見当たらず。
*麌麌(ゴゴ)=群がり集まるさま(漢字源・大字源)
*牡麌(ボゴ?、ボグ?)=オスの麕(のろ)のこと。

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熟語の読み・一字訓読(その313) 鰥 鰾 鱏 鱓 鱟 鱧

2016年09月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・再々中断していた「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。必要に応じて、なるべく、同記事内容も再録いたします。
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●熟語の読み・一字訓読(その313)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<鰥:カン、やもお、やもめ、や(む)、なや(む)> *漢検2「なや(む)」訓ナシ(意味には“やむ、なやむ”とあり)
・やもお、やもめ:鰥寡、鰥居、鰥夫=鰥民、鰥曠(カンコウ)=男やもめ、鰥棍(カンコン)=男やもめ、やもお
・や(む)、なや(む):(やむ=病むの意)鰥鰥=愁悒して寝たものの、目をとじて眠れないさま(大漢和・大字源)
*漢検2:意味①大魚の名。「魴鰥(ホウカン)。類:「鯤」 意味②「やもお。男やもめ。」「鰥寡」「鰥居」「鰥夫
*鰥魚(カンギョ):一種の大魚で、夜、眠らないという伝説の魚(大字源)」らしい・・・*鰥鰥(カンカン):(漢字源)寝ようとしても目をとじても眠れないさま。←魚が水中でいつも目をあいているさまから。

<鰾:ヒョウ、ふえ、うきぶくろ>
・ふえ、うきぶくろ:(「ふえ」は“うおのふえ”(=うきぶくろのこと)のこと。)
*鰾膠(ヒョウコウ)=にべ、<鰾膠(にべ)

<鱏:シン、ジン、ちょうざめ、えい> *シン(漢音)ジン(呉音)
・ちょうざめ:鱏鰉(ジンコウ)=ちょうざめ(漢字源)、鱏魚(ジンギョ)=かじき。一説に、深い淵に潜んでいる魚。(大漢和:読みフリなし)、しなへらちょうざめ(大字源)、へらちょうざめ(漢字源)
・えい:(邦語)
*漢検2:「ちょうざめ」は、意味②にあるも熟語ナシ。

<鱓:セン、かわへび、うつぼ、ごまめ> 
―既掲載記事の再録―
・第2版・・・「かわへび」は意味①「かわへび、うつぼ」の中に掲載されている。熟語は、当て字で<鱓魚(うつぼ)>だけ掲載。
・「ごまめ」は邦語。
・各辞典によれば、
 「鱓羹(センコウ)」=うなぎのあつもの(大漢和)←たぶん、「かわへび」の意味だと思う。
 「蛇鱓(ジャセン?・ダセン?)」(見るからに「かわへび」のことみたい)(大字源)
 「鱓魚(センギョ)」=うみへびのこと(大漢和)←これは、たぶん、「うつぼ」の意味だと思う。

<鱟:ゴウ、かぶとがに>
―既掲載記事の再録― 
・第2版・・・ゴウ、かぶとがに 当て字<鱟魚(かぶとがに)>。大漢和・大字源・漢字源とも「ゴウ」音なし。「コウ」音。なぜ、現行音は「ゴウ」なんだろう?・・・よくわからない(ーー)
・だから、以下の熟語もすべて「コウ」音で記載するが、「ゴウ」で読んでも良いのかもしれない・・・。
「鱟魚(コウギョ、ゴウギョ?)」=かぶとがに。「鱟媚(コウビ、ゴウビ?)」=かぶとがにの異名。「鱟樽(コウソン、ゴウゾン?)」=鱟殻(コウカク)でつくった樽、鱟帆(コウハン、ゴウハン?)=かぶとがにの背の骨(←風があると帆のようにあがるから云う由)
・その他、「鱟」には“虹(にじ)の別名”(漢字源)との事・・・俗諺で「東鱟は晴れ、西鱟は雨」(農政全書)という文例あり。

<鱧:レイ、はも>
―既掲載記事の再録+「魴鱧」追加―
・第2版:音訓すべて載っている。「意味① はも 意味② 淡水魚の名。やつめうなぎ」だって。 *「はも」は邦語。 熟語なし。
・各辞典によれば、
*鱧魚(レイギョ)=(「はも」の事ではない!)うなぎ(大漢和)←やつめうなぎの事かな?大漢和には「①おおなまず ②やつめうなぎ」という意味がある旨、記載されていた。
*烏鱧(ウレイ)=雷魚(ライギョ)のこと(大字源) ・・・これは、大漢和のいう「おおなまず」っぽいが・・・。
*魴鱧(ホウレイ)=おしきうお

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