漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

手賀沼 ノスリ(鵟)

2019年03月23日 | 手賀沼散歩(手賀沼日記)
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手賀沼 カシラダカ(頭高) その1

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我孫子北新田 ホオアカ(頬赤)

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「夏井いつきの季語道場」 「実作俳句入門(藤田湘子)」

2019年03月23日 | 俳句
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☆☆☆今年のテーマ:①俳句づくり ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③漢検1級受検(継続➪中断)☆☆☆
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●読書感想ではなく、学習用の記録(メモ):図書館からの借り出しなので。・・・そのうち、購入して手元に置いておかないといけないかも。
●「夏井いつきの季語道場」で「20週俳句入門(藤田湘子(ショウシ)著)」の本の紹介があったので同著も借り出そうとしたが、その本は無かったので、同じ淵田湘子氏の「実作俳句入門」を借り出して読んだ。・・・「20週俳句入門」も、そのうち購入しないといけないかも・・・。
●気づかされること、反省すべき点など多々・・・。我武者羅に作句を続けているが(これはこれで良いらしいが)、同時に、ときどき、こういう本も読みながら作句をした方が良いような気がしてきた・・・ここ3、4日の間に、だいぶ趣きの異なる句作になってきているような(気がする)・・・今後の添削なり入選可否などが、また楽しみになってきた・・・
●この2つの本や他の推奨図書なども、今後、ときどき購入して学ばないとイカン・・・後述の、藤田氏のいう“句集・鑑賞書”なども、そのうち入手して励まないといけないのかも知れない・・・

<夏井いつきの季語道場>

●<季語の六角成分図>
・視覚・嗅覚・聴覚・触覚・味覚・連想力
・ポイント:①取り合わせで作るときは季語の持っていない要素を一句に入れる 
      ②季語の持っている要素をさらに足して作ってみる 
      ③時候の季語と取り合わせるときは五感の要素を入れて作る 
      ④季語成分図の色が塗られている領域は類句の居場所(オリジナリテイは領域の外にある)

●<成分図で見極めよー似て非なる季語たちー>
陽炎・逃げ水/麦の秋・麦秋/緑陰・木下闇/百物語・幽霊/松虫・鈴虫/雷・稲妻
黄葉・黄落/鮫・海豚/風呂吹・蕪蒸/節分・追儺/草の芽・ものの芽/囀・百千鳥

●<文字から音が!空間が! 音で楽しむ季語>
春の鳥/青嵐/蟇/遠雷/秋祭/虫時雨/鳥威し/鹿/クリスマス/凍鶴/春の海/猫の恋

●<添削道場 推敲のコツ>(初級から中級にかけてのポイント)
・季語は機能しているか
・意味やイメージが重複していないか
・説明や感想になっていないか
・助詞・助動詞が正しく選ばれているか
・語順・発想・叙述などを吟味しているか

●<類想を超える秘策> *オリジナリテイとリアリテイが類想脱却のカギ = 五感+連想力を意識する
・言葉の類想/発想の類想

・どの兼題にも共通する<言葉の類想>
 家族:母、父、子、祖父、祖母、友、孫、夫婦、妻、夫、独り居
 自然:山、川、海、浜、谷/星、夜、闇、夕暮れ、空、雲/雨、風、光/地球、宇宙
 宗教:神、仏、野仏、羅漢、地蔵/寺、鎮守、杜、社、鳥居、宮、古城、天守
 病・老い:死、病気、検査、見舞い、葬、通夜、墓、老い
 ペット・動物:犬、猫、馬、牛、鳥
 ふるさと・生活:ふるさと、故郷、産土、村、里、田舎、過疎、橋、ビルの谷間、廃屋、母校、分校、道、獣道、参道、畦道/庭、畑、田、豊作、不作/帰路、家路
 乗物:車、電車、汽車、バス、駅、無人駅、踏切、線路、バス停、船、車窓
 音:オーケストラ、コンサート、つくばい、水琴窟、こだま(谺・木霊)
 戦争・災害:戦争、ミサイル、原発
 趣味・遊び:ゴルフ、釣り、野球、将棋、旅、かくれんぼ、秘密基地、芝居、舞、宿、温泉、風呂、酒
 眠り:眠る、眠れない、起こされる
 偲ぶ:父母を偲ぶ、祖父母を偲ぶ、懐かしい人を偲ぶ、幼き日を偲ぶ

・兼題別の<発想の類想>
 虫時雨:音楽用語、夜・闇、止む・静か・鳴く・鳴き止む、乗り物・乗り場、恋・妻恋・夫恋、眠る・眠れない・寝床・寝息、星・月・空、鳴いている場所・聞いている場所の名前、子供、庭・叢、灯
 春の鳥:鳥が枝から行ったり来たり、かしましい・かまびすしい、鳥が病人を見舞う、鳥のいる場所(山・川・海)、校舎・母校・廃校
 蟇 :石のよう・土くれのよう、童話「蛙の王子様」「親指姫」「マクベス」など、思案する・哲学者のよう、犬や子供が後ずさりする、父に似ている・政治家に似ている
 クリスマス:聖歌に関すること(クリスマスソング・讃美歌・聖歌隊)、ケーキ・聖菓、ツリー・聖樹・樅、サンタクロースに関すること、光・灯・キャンドル・イルミネーション
 
<実作俳句入門 作句のポイント 藤田 湘子/著 >

●<実作の前に>
1.何のために俳句をつくるのか
2.自分の俳句をつくる
 ・第一期の人(入門から作句歴3年ほどまで)・・・個人差アリ
  ①ひたすら俳句を作ること専念、ガムシャラにつくる・・・俳句を知る、身体に沁み込ませる
  ②「歳時記」と仲よくなる
 ・第二期の人(5、6年から10年ほどの経験を積んだ人)
  ①正岡子規以降の著名俳人の作品をよく読むこと・・・句集・鑑賞書など:50冊程度で“まあまあ”のレベル
   *ハッと感じる句にぶつかる筈(➪詩情が刺激される) *すぐれた表現力、的確なことば、表現のテクニックなど学べる(朗誦➪蓄積➪発酵)
<俳句の3つの基本>
・俳句は型 ・俳句のいのち季語 ・切れ字の効用 ・・・

<実践編1:実作のポイント>  
①気取りのポーズをなくす  ②陳腐なものは陳腐 ③省略は俳句の出発点 ④今を描写する 
⑤季語は離して使う:“取り合わせ”では離れていた方が深みのある句になる
⑥「だから」ではない:つくる際の常識は禁物。発想し言葉を選ぶときは常識の物指をふりかざさない。
⑦季語を修飾するな:季語の持つ力を十分に信用する
⑧一句一動詞  ⑨「てにをは」の妙味:文語表現を知らずにすぐれた俳人になった作者はいないという事実。(口語・散文より俳句は韻文)
⑩中七の字余りは解消せよ
⑪下から読んでも:「名詞+中七+名詞」型は注意要。「中七」がどちらを指すのか明確に。
⑫「孫」の名句はない :子ども自慢、のろけ話、ペットの話・・・願い下げ。作者の思い入れ強く客観的でない。*猫嫌いのほうが猫の良い句が出来る・・・
⑬テレビ屋になるな:対象にはじかに接して自分の中に湧き上がるものを待つ
⑭風流ぶりをやめよ:(虚子の、加賀の千代の句批判・・・「朝顔に釣瓶とられて貰ひ水」ほか・・・風流がり、気どり過ぎ・・・“嫌みの句”)
 *いけない詠い方
  ・風流がりや気取りのポーズを取ろうとすること ・道徳観・倫理感を詠おうとすること ・分別臭さ、教訓を持ち込むこと 
  ・駄洒落、穿ち、謎解きめいたもの ・低劣な擬人法 ・かなし、淋し、いとし、うれし、あわれ、など小主観を安易にあらわに出すこと
  ・理屈  ・わざとらしいお涙頂戴の浪花節人生

<実践編2:作句のテクニック>
1.絞る  例:遠いものから近いものへ、上五(遠・大・全体)-中七(中)ー下五(近・小・部分)  *印象鮮やかな句になる・・・
2.命令
3.否定
4.疑問・推量
5.擬音(擬声語・擬態語)・・・・当たり前・平凡すぎは逆効果。
6.繰り返す(リフレイン)
7.並列・対称 ・・・俳句におけるリズムの重要性、平仄の合った言葉=リズムの快感
8.比喩  ・・・俳句は直喩が適している、暗喩は適さない・・・直喩でも陳腐とならぬように。*擬人法で常識的擬人法は✖(陳腐、低俗、幼稚)
9.「我」を出す:俳句の主役は自分。作者の息づかい。「吾」「我」「われ」を入れるのも一法。
10.身体の部分も:「我」では出すぎの場合・・・「我」よりも具体的・
11.字余り:下五の字余りはせいぜい六音
12.色彩
13.数詞:安易で不用意な使い方は避ける
14.地名を詠む: ①その名に普遍性があること ②言葉として面白いひびきやイメージを持っていること のどちらか・・・。
15.人名を詠む
16.慶弔と贈答の句

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