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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その322) 賽  答賽 報賽・・・

2017年04月01日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
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・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その322)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。

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●賽:サイ、おれいまつ(り)、さいころ  *漢検2には「おれいまつ(り)」訓の掲載ナシ。熟語掲載はあり。
<漢検2>
・意味:①おれいまつり。おまいり。神から受けた福に感謝してまつる。「賽願」「賽銭」 ②優劣をきそう。「賽馬」 ③さい。さいころ。
・下つき:答賽(トウサイ)・報賽(ホウサイ)
・大見出し:<賽子〉(さいころ) 賽銭(サイセン) 賽の〈河原〉(サイのかわら) 賽の目(サイのめ) 賽は投げられた(サイはなげられた)
・主な掲載熟語の意味(当方調べ)
 賽願(サイガン):お礼参り
 賽銭(サイセン):(国語)参拝人が神仏に奉る銭。
 (注)漢検2大見出しの説明:神社や寺に参拝したときに奉納する金銭。「―箱」 もとは、祈願成就のお礼にしたもの。 
 賽馬(サイバ・サイマ):競馬
 答賽(トウサイ):神仏にお礼参りすること
 報賽(ホウサイ):祈願成就のお礼として神仏に参拝すること。 お礼参り。
<その他の熟語(主として大字源から)>
 賽会(サイカイ):おまつり。大勢の人々が集まり、さまざまな行事をして神を祭る。賽神会。
 賽客(サイカク):参詣人。参拝者。
 賽社(サイシャ):1年の農事が終わったのち、酒食を供えて農業の神に感謝する祭り。鎮守の祭り。
 賽神(サイシン):神にささげるお礼の祭り。賽祠(サイシ)
 賽饌(サイセン):お礼参りに神仏に供える食物
 賽日(サイジツ):(国語)藪入りに閻魔堂に参る日。・・・地獄のかまのふたが開くといわれる。閻魔の賽日。
<余談>
 *大見出しの「賽の河原」の「賽」の意味が分からなかったので、色々と調べたが、手持ちの国語辞典や漢和辞典では不明。この点、ネットは便利。簡単に要約すると、“「賽の河原」の「賽」は、助けにやってくる地蔵=賽の神(道祖神)から来ている”由。ちなみに、漢検2掲載では、「塞(サエ・サイ)の神」とあるが、「“賽”の神」とも書くようだ・・・。

(参考)以前の掲載記事 <「新・手賀沼散歩1102  賽  蒻」2014年11月02日 | 新・手賀沼散歩(漢字修練)>
<賽銭の「賽」:サイ、おれいまつ(り)、さいころ>
●おれいまつ(り):賽禱(サイトウ):神に奉ずるまつり(おれいまつりのこと)、賽祠(サイシ):おれいのまつり
●さいころ:賽目(さいのめ)、賽振(さいふり)・・・これらは「さいころ」の意味
●賽馬(サイマ)=競馬、賽船(サイセン)=競艇、賽闘(サイトウ)=勝負事・・・これらの「賽」は「勝負を競う」「優劣を比べる」意。現在の訓読みでは該当するものがないようですが、大漢和にはそういう読みだということがかいてありました。
●ついでに、「賽」の字についての一口知識・・・もともと、この「サイ」字は我が国でいう「塞(さえ)の神」に当たり、その塞(の神)に貝などを供えてお礼の祭りを行ったことに由るとの事。・・・これを「報賽(ホウサイ)」というそうです。

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