漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 27-③に向けて その16 逋

2015年11月13日 | 熟語の読み(音・訓) -個別記事- 
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
<漢検1級 27-③に向けて その16>

(手賀沼公園の方から我孫子図書館を望遠しているところ)
●最近は、音訓整理の再整理と漢検漢字辞典第2版の見直しやチェックを、(手間がかかるので)主として「大字源」で調べているのですが、結局は、大漢和・字通・漢字源も見ないと納得いかないことが多い・・・漢和辞典てのは厄介ですね、一つだけではやはりダメですね。幾つかを調べて「ああ、なるほど、こういう背景・意味なのか」と納得することが多い。前も大漢和と字通の一長一短比較を掲載したけど、それぞれ脩短ありますね。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●漢検辞典(第1版&第2版)から・・・
<逋:ホ、フ、に・げる、のが・れる、かく・れる、おいめ>
①その1「逋逃」
・記憶に新しい、27―②の読み問題で出題された「それ逋れ逃げ、その国に帰る」・・・標準解答では「のが(れ)」。
・第1版にも第2版にも、意味①として「のがれる。にげる。かくれる。「逋逃」」とあった・・・この「逋逃」の応用で出しているのかあ・・・てことがわかった(^^)
・しかし、この「逋逃」、各辞典で以下のとおり・・・
 漢字源:「にげる」(とらえられるのをさけてにげる)
 大字源:罪を犯して逃亡すること・逃亡した罪人
 字 通:逃亡、亡命者
 大漢和:刑罰をのがれる、のがれかくれる、また、その人。
・送り仮名が「逋“れ”」なので、さすがに「にげ(れ)」はムリがあるだろうけど、「かく(れ)」は微妙だと思うけど・・・現に、漢検辞典でも上記のとおり、「のがれる・・・かくれる」の後に「逋逃」と載せているんだから(ーー)
・とは云っても、第1版では、実は、音訓は「ホ、フ、のが(れる)」のみ掲載、大見出しでは「逋(のが)れる」となっているので、第1版レベルでは、「のが(れる)」にしないとダメという事なのかもしれない・・・ま、この設問の場合は、「のがれる」が適切だとは思うけど、「かくれる」ではダメな根拠が今いち、よくわからない・・・。
・なお、第2版では、音訓「ホ、フ、に(げる)、のが(れる)、おいめ」と増加している。依然として、「かくれる」は意味の方での記載に止まっている。
②その2「逋欠」
・この「逋」を調べていて、第1版にも第2版にも、しらっと「意味② 負債や租税をはらわない。「逋欠」 (←読みは記載なし)」と出ていた。
・この「逋欠」・・・1級受検者ならピンとくると思いますが、読みは「ホケン」 。調べたら、いつもの4辞典ともここは満場一致で「ホケン」でした。・・・「欠伸(ケンシン)」の「欠(ケン)」と同じ読み方ですね・・・ただし、この「欠(ケン)」は、「借り、借りがある(負い目がある)」というような意味での「ケン」です。「逋」の訓読みの「おいめ」に該当しそう・・・。
・なお、「欠(ケン)」読みによる熟語は「逋欠(ホケン)」「欠伸(ケンシン)」以外にも幾つかありますが、それはまたこの次にご案内します。
・ここは、この「逋欠(ホケン)」を覚えておいた方が良いかも・・・今度は、音読み問題で出るかも知れない(^^)

👍👍👍 🐑 👍👍👍

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 漢検1級 27-③に向けて ... | トップ | 漢検1級 27-③に向けて ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

熟語の読み(音・訓) -個別記事-  」カテゴリの最新記事