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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆
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●29-1は28-1と同じように、年度第1回だから高難度になるのかな~。それともここ2回ほどの難度に落ち着くのかな~。
●全体のレベルはそれほど変わらないだろうけど、いわゆる“満点阻止問題”はふたつ、みっつ、出してくれそうだなあ~・・・。
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・過去問の精査は完了済み:「H18~H23」、「H24~H28」、「H4~H17」の順で精査完了・・・
・今は、自己作成の模試を直近の模試からさかのぼって復習中・・・これも直近の模試からさかのぼって精査中・・・「syuusyuu 漢検1級 模擬試験問題 (27-③用) その12」まで完了・・・
・一番最初につくり始めた模試20作を精査中・・・
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これは<syuusyuu模試の精査>記事です。初合格を目指す方や160~180点ぐらいの方には不向きな記事です。190台から限りなく満点に近い点をめざそうとしている方向けの記事です・・・というと、数えるくらいしかいないかもしれないが(ーー;)・・・自分のための覚書みたいなものでもありますので、ほとんどの方は無視して通り過ぎてください・・・
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(雑談:文章題中に「一衣タイスイの・・・」なんて書き問題を作ったりしていた・・・今から思うと拙い、恥ずかしい設問・・・「一・イタイ・水」で出さなければいけないところ・・・四字熟語の「一衣帯水」・・・これは(他のところでも触れていたと思うけど)「一・衣帯・水」と読むんだよねえ・・・)
●「15.中心 悁悁たり」「9.その言動に悁忿を禁じ得ない」 ・・・ 解答:15.えんえん 9.えんふん ・・・
・「中心 悁悁たり」は、詩経国風:陳風の「寤寐無為中心悁悁」(寐ても寤めても為すことなし 中心悁悁( えんえん)たり)・・・
・「悁(エン、ケン いか(る)・あせ(る))」には音による意味分けあり。
(漢検2)
悁:エン ①うれえる。 ②いか(る)。「悁恚(エンイ)」「忿悁(フンエン)」
ケン いらだつ。あせ(る)。「悁急」(*) *漢検では読みフリないが、“ケンキュウ”(大字源ほか)
*現行に“うれえる”訓は無いが、“うれえる”意に対応する熟語(大字源)
悁悁(エンエン):①うれえるさま (②怒るさま)
悁労(エンロウ):うれえつかれる
●「8.窮巷に起ち、棘矜を奮う」 ・・・解答:きょくきん ・・・
*棘矜(キョクキン)=いばらの木で造ったほこの柄
*掲出記事<熟語の読み・一字訓読 (その129)>では以下のとおりだったが、掲載場所がまちがっているな・・・
<棘:キョク、いばら、とげ、ほこ、おどろ>
・いばら:棘心=いばらの木の心。棘樹、棘叢、棘ヒ、棘木、棘林、棘籬・・・
・とげ:棘刺=いばらのとげ=棘針=棘鍼、棘鰭類(キョクキルイ)、棘鬣魚(キョクリョウギョ)=魚の名。鯛の異名。赤鯛とも。俗に銅盆魚とも。棘皮動物・・・
・ほこ:(「戟」のこと)抜棘=「棘(戟)を抜いてこれを逐う」、棘矜(キョクキン)=いばらの木で造ったほこの柄
・おどろ:棘路(キョクロ、おどろみち) *棘路(キョクロ)は公卿の異称。
*棘矜(キョクキン)・・・ここでは「棘」は“いばら”の意だから、「棘矜」は“いばら”のところに記載しておかないとイケナイ・・・直しておこう・・・(当該箇所は修正済み)
<矜>・・・よく出題される漢字・熟語だよな・・・
(漢検2)音による意味分けあり
1.キョウ :①あわれむ。かなしむ。「矜育」 ②つつしむ。うやまう。「矜厳」 類)敬 ③ほこる。自負する。「矜恃(キョウジ)」
2.キン :ほこの柄(え)。
3.カン :やもお。妻のない男。男やもめ。
下つき:哀矜(アイキョウ)
大見出し(音熟語のみ) 矜育(キョウイク) 矜持・矜恃(キョウジ) 矜恤(キョウジュツ) 矜羯羅(コンガラ)
*掲出記事<熟語の読み・一字訓読(その181)>
<矜:カン、キョウ、キン、つつし(む)、あわ(れむ)、ほこ(る)、やもお>
・つつし(む):矜謹、矜式(キョウショク)=うやまいのっとる・尊敬して手本とする、
・あわ(れむ)矜哀、矜宥=あわれみゆるす=矜允、矜顧、矜恤=あわれみめぐむ
・ほこ(る):矜高、矜夸=矜誇、矜驕、矜大=尊大、矜功=功をほこる、矜恃
・やもお:矜寡(カンカ)(孤独)=鰥寡(孤独)
*矜恃=おごって自らをたのむ
*矜持=①己をおさえつつしむ、②自ら飾る、③たのみとする所があってほこる ←③の意味で、「矜恃」と混用して用いられている。
・その他:(「キン」で読む熟語を探していたら2つほど見つけました)①「棘矜(キョクキン)」=いばらで作ったほこの柄・・・「矜」に(今の訓読みにはありませんが、「ほこの柄」という意味があったようです) ②氷矜(ヒョウキン)=寒心。寒々とした気持ち、げっそりすること・・・以前、自分のブログで紹介してた(^^;)
「氷矜(ヒョウキン)」・・・この“キン”は「ほこの柄」とは関係ナシ・・・よくわからないが、(大字源では)“キン”音にも“キョウ”音と同じ(あわれむ、いたむ)という意味もあるようなことが書いてあるので、そちらの意味のような気がする・・・。
大字源:ぞっとする。おそれおののく。寒心。 (世説・規箴)
*この「氷矜」も、既出の記事「故事成語類(実践問題その38)」(「世説新語」特集の記事中)で紹介済み・・・。
「・・・大尉は晩節 談を好む・・・見(まみ)ゆる毎(ごと)に、必ずねんごろに相い規誡せんと欲す・・・公はその意を知り、 ①毎(つね) に ②佗言(タゲン) をなす・・・遂に大いに嗔り、 ③氷矜(ヒョウキン)して出で、一言するを得ず・・・」
(・・・③ (ひょうきん) :寒心。寒々とした気持ち、げっそりすること。)
読み問題でも難問になるかもしれないが、同義語で「寒心」=“ひょうきん”なんて出たら超難問か・・・99%以上出ないだろうな・・・
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