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我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その227) 胙 胝 胼 胚 胯 脯

2016年04月11日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
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<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・長らく中断しておりました「熟語の読み・一字訓読」シリーズを再開します。
・223回からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理していきますので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・この回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・追って、初期の内容についても、内容を拡充していきたいとは考えています。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
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●熟語の読み・一字訓読(その227)です。 ゴチック・太字は漢検2にも記載あり。
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<胙:ソ、ひもろぎ、そなえもの>
・ひもろぎ、そなえもの:胙肉(ソニク)=ひもろぎ、神に供えて祭が済んでから配る肉。胙餘(ソヨ)=お供え物の肉の余り=胙余 祭胙
<胝:チ、たこ、まめ、あかぎれ> 漢検2:「胝(たこ):・・・「胼胝」とも書く。」
・たこ、まめ:胝肩(チケン)=肩にまめができる 胼胝、胝攣(チレン)=肉がかがむ、重胼胝、瘢胝、累胝
・あかぎれ・・・(邦語)

 <参考>胼:ヘン、たこ、まめ、あかぎれ  漢検2:「胼胝(ヘンチ)」「<胼胝>(たこ)」
  胼攣(ヘンレン)=ひびが切れてかがまる、胼手(ヘンシュ)=あかぎれ、ひび 胼冒(ヘンボウ)=固いさま *「胼」に“固い”という意味あり。
<胚:ハイ、はら(む)、はじ(め)、きざ(し)> *漢検2には「きざ(し)」訓読み記載ナシ・・・。
・はら(む):胚胎=はらむ、胚孕(ハイヨウ)=懐胎=妊娠=妊孕
・はじ(め):胚胎=物事のはじめ
・きざ(し):胚渾(ハイコン)=物のめばえ、渾沌、漠然として弁別し難いさま
<漢検2記載熟語>胚芽、胚子、胚珠、胚胎、胚乳
<胯:コ、また、また(ぐ)、また(がる)>
・また:胯下、胯間、胯股(ココ)  *熟字・当て字<胯座(またぐら)
・また(ぐ)、また(がる):(“「跨」に通ず”とあり、「胯」での音熟語は見当たらず。)
<脯:フ、ホ、ほじし> *フ(漢・呉音)、ホ(慣用音) *この「ほじし」は薄く析(さ)いて味をつけないほじし *大漢和・字通「フ」音なし。
・ほじし:脯掾(ホエン)=ほじしを作るに巧みな属官、脯醢(ホカイ)=①ほじしとしおから ②人を殺してほじしやしおからにする、脯棗(ホソウ)=乾し肉となつめ、脯資(ホシ)=ほじしと糧食 ②転じて、後世、旅費の意。脯脩(ホシュウ)=ほじし、脯肉(ホニク)=ほじし、脯酒(ホシュ)=ほじしと酒、脯燔(ホハン)=乾し肉と炙り肉、脯糒(ホビ)=ほじしとほしいい(転じて、干からびて滋味うすい食物のことをいう)
  *「脩:シュウ、ほじし、おさ(める)、なが(い)」の「脩(ほじし)」は、肉をさいて薑桂などの味をつけて乾燥させたもの
  *「膊:ハク、ほじし、うで」の「膊(ほじし)」は、肉を打ちたたいて、物につけ乾かしたもの

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