漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

熟語の読み・一字訓読(その329) 蹙 (襄 褻)

2017年06月28日 | 熟語の読み(音・訓) ー1級-
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
☆☆☆今年のテーマ:①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・1級漢字用の「熟語の読み・一字訓読」シリーズです。
・(その223)からは、漢検漢字辞典第2版の内容を加味したり、調べる辞典の範囲を大字源・漢字源などまで拡大した内容にて、整理しているので、初期のこのシリーズの記載内容とは濃淡・精粗があります・・・223回からのほうが内容が濃いと思います。お含み置きください・・・。
・なお、別の記事などにて、漢検2記載内容を踏まえた「熟語の読み・一字訓読、音訓整理」を案内したものもあり、一部重複しているかもしれません・・・この点もお含み置きください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●熟語の読み・一字訓読(その329)です。 このシリーズは1級配当漢字を対象としたシリーズ記事です。すでに、(その320)で一応完了したつもりでしたが、一部、漏れていたり不備などもあったりするので、その後の調査の成果(調査対象辞典の拡大、漢検2とも比較など・・・)も踏まえて、適宜、不定期に案内していくものです。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
●「蹙」も「襄」も「褻」も、ノート(WP)には記載してあったのに、記事にしていなかった模様・・・量が多いので「その329」と「その330」に分けて掲載します・・・。
●新たに調べたものも含めて開示します。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
<蹙:シュク、セキ、せま(る)、しか(める)、きわ(まる)、くる(しむ)、つつし(む)、け(る)>
(漢検2)
音:シュク・セキ 訓 せま(る)・しか(める)・きわ(まる)・つつし(む)・け(る) *「くる(しむ)」訓が掲載されていないんだ・・・
・意味 :①せまる。物事がさしせまる。
     ②しわをよせる。しかめる。「顰蹙(ヒンシュク)」
     ③きわ(窮)まる。くるしむ。
      *意味③のところに「きわまる、くるしむ」一緒に掲載しているんだ・・・
     ④つつしむ。
     ⑤け(蹴)る。
・下つき:顰蹙(ヒンシュク)

*(大字源) シュク(漢・呉音) セキ(漢音)  *“セキ”音の熟語見当たらず

・せま(る)
 *大字源:せまる(=「①ちかづく ②さしせまる ③せまくなる ④ちぢまる。かがまる。」の意あり。)

  蹙拶(シュクサツ):ちぢまりせまる。蹙迫。
  蹙迫(シュクハク:せっぱつまる。(大字源)ちぢまる。ちぢまりせまる。
  蹙眉(シュクビ):せまった眉(大) 
  窘蹙(キンシュク):くるしみちぢまる。すくむ。困蹙。迫蹙。窘縮。
  迫蹙(ハクシュク):せきたてる。
  蹙蹙(シュクシュク): ちぢまるさま。
  蹙竦(シュクショウ): 恐れすくむ。 ぐっと身をひきしめる、びくびくおそれて安心できないさま
  攢(攅)蹙(サンシュク):あつまりちぢまる。一カ所に寄り集まる。
  蹙沓(シュクトウ):狭い所に寄り集まって込み合う。 (大字源)せまりかさなる。こみあう。
  蹙破(シュクハ):かき破りしわしわにする。「蹙」は、「せまる、物事が切迫する」「ちぢむ、ちぢめる」「しかめる」の意。
  蹙蹐(シュクセキ): ぬきあしさしあしで歩く。緊張して注意深く歩く。
  窮蹙(キュウシュク):くるしみちぢまる。こまりきる。
  跼蹙(キョクシュク):(未調査だが、上記の「蹙蹐(シュクセキ)」と同様の意味だろう・・・ ) 
  ➪2017.7.29補筆
  跼蹙(キョクシュク):足をすくめて進まないさま(字通)  

・しか(める)
  顰蹙(ヒンシュク):(広辞苑)(不快に思って)顔をしかめること。まゆをひそめること。
  蹙眉(シュクビ):眉をしかめる(両眉をしかめること)

・きわ(まる)、くる(しむ)
  困蹙(コンシュク):くるしみなやむ。困窮。

・つつし(む)
  蹙然(シュクゼン):つつしむさま、落ち着かないさま、うれえるさま (大字源)①慎むさま。②心配のさま。

・け(る)
  蹙鞠(シュクキク)=蹴毬:まりをける、けまり 
  *「蹙」は「蹴(しゅく)」に通じる(大) 
  *漢検2では、「蹴鞠」(“シュウ”キク)・(けまり)」とある。大字源では“シュウキク・シュクキク”両読み。

・その他
 蹙絶(シュクゼツ)=鞦韆。ブランコのこと。「蹙絶、謂、鞦韆也」(事物異名録)

・未調査熟語・・・大字源に熟語のみあり、意味記載ナシ。
 駆蹙(クシュク) 鬱蹙(ウツシュク) 危蹙(キシュク)
 ➪2017.7.29補筆
 駆蹙(クシュク) :追いつめる(字通)
 鬱蹙(ウツシュク):ちぢまってのびぬさま(字通・大漢和)
 危蹙(キシュク) :せまる(字通)

👍👍👍 🐔 👍👍👍

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 熟語の読み・一字訓読(その... | トップ | 熟語の読み・一字訓読(その... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

熟語の読み(音・訓) ー1級-」カテゴリの最新記事