漢検1級198点!! 満点取るまで生涯学習!! ➪ “俳句”

我孫子・手賀沼と愛猫レオンの徒然日記。漢検1級チャレンジャーの方の参考となるブログ。2018年7月から“俳句”も開始。

漢検1級 29-2向け模擬試験問題 その6

2017年08月31日 | 模擬試験問題
日本漢字能力検定(漢検) ブログランキングへ
<「漢字の学習の大禁忌は作輟なり」・・・「作輟(サクテツ)」:やったりやらなかったりすること・・・>
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☆☆☆今年のテーマ  :①漢検1級199点以上 ②好きな古代史の研究深化(古田説の研究) ③(非公開) ☆☆☆  
★★★今年のスピリット:<百尺竿頭一歩を進む>&<百里を行く者は九十を半ばとす> ★★★
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●本日、お知らせしていたとおり、<29-2向け模試>(その6)を配信します。今回の追加模試は(その6)と(その7)で最終の予定です。現時点での実力等の確認にご利用ください。
●なお、今回の<その6>の得点範囲は、140~183ぐらいを想定しています。前回の本番の29-1で160点前後が取れている人は、本模試でも160超は十分見込めるレベルの問題だと思います・・・なお、上限の183点も相当“甘く”みているので、高得点者で実力のある方は、それ以上の点数は十分取れると思います・・・。さて、どうでしょうか・・・。

<29-2向け 漢検1級 模擬試験問題 その6>

(一)次の傍線部分の読みをひらがなで記せ。1~20は音読み、21~30は訓読みである。(30)1×30
1.遥岑を眺望す  
2.本義に乖繆す 
3.祖廟にて燔燎す 
4.煢煢と孤景に対し、怛咤し肺肝糜る  
5.夏日の晨光、煬燿とす 
6.矜寡孤独の民多し 
7.兵士は青窄の襯衫を着した 
8.村の翁嫗の村醪を賞味した 
9.庭燎、晢晢たり 
10.戦陣の鼓鉦が鳴る 
11.楞伽経は禅についても説く  
12.意気、烋烋たり  
13.甲骨の鑽鑿形態を研究する 
14.木版刷りに馬楝を用いる    
15.功無き者は富むと雖も芬華する所なし 
16.厥宗、噬膚す 
17.奇異玉石諸物、譎怪多し
18.互いに攻訐する様にては宜しからざる 
19.常に誠を成して厚賂を受く 
20.寡婦、緯は不恤するも宗周の隕を憂う 
21.腰もかがまり目もる  
22.金属をかす  
23.之を仰げば弥高く、之をれば弥堅し 
24.徳音、孔だ、し 
25.の木は落葉高木だ 
26.辛亥の年に中国で政変があった  
27.米つ男等、恐れ惑いて蹲る 
28.山上でが鳴り響く 
29.吐綬鶏は、本当にを吐いているように見える
30.魚類はで水中の浮沈を調節する  

(二)次の傍線部分のカタカナを漢字で記せ。19、20は国字で答えること。(40)2×20
1.気えの良い娘だ     
2.ズシに調度品を入れる  
3.安佚を貪り、キョウシな生活をおくる 
4.風紀のビンランを危惧する
5.ブチの犬を飼っている 
6.神社でヒチリキの演奏を聴く 
7.ニベなく拒絶された
8.ゲジュで仏徳を賛嘆する  
9.奮闘むなしく、到頭、コト切れた 
10.西瓜に砂糖をマブして食す  
11.居酒屋でトグロを巻いている 
12.外国の有名音楽家をショウヘイする 
13.渓谷の水がソウソウと流れる 
14.その冷遇をエンボウする者が無きにしも非ず  
15.中国チュウサツ大使として滞在している 
16.犯した罪によってチュウサツされた 
17.タンビ的な作風で知られた小説家だ  
18.その詩歌にタンビの声を発する 
19.エソは上等な蒲鉾の材料となる 
20.シカと承った 

(三)次の1~5の意味を的確に表す語を下の語群から選び、漢字で記せ。(10)2×5
1.人に疑われやすいことをすること。
2.退くことと進み出ること。進退。
3.遠い土地へ遊学すること。
4.悲しみや憤懣で胸がつまり、また、むせぶこと。
5.長く治らない病気。持病。
<語群>
(じゅうとく、せきあ、おゆう、ふきゅう、しょきゅう、けんじょ、かり、ぎじ)

(四)次の問1と問2の四字熟語について答えよ。 (30)   
問1 次の四字熟語の(1~10)に入る適切な語を下の語群から選び漢字二字で示せ。
(20) 2×10
( 1 )塗羹 ( 2 )之変 ( 3 )不羈 ( 4 )露宿 ( 5 )殷辛
浮雲( 6 ) 黄茅( 7 ) 鹿死( 8 ) 僧伽( 9 ) 実践( 10 )
<語群>
〈えいじつ、はくい、すいしゅ、かき、ふうさん、じんぱん、らんま、きゅうこう、こうせい、そうそう)

問2 次の1~5の解説・意味にあてはまる四字熟語を後の四字熟語群から選び、その傍線部分だけの読みをひらがなで記せ。(10)2×5
1.おごりたかぶらない人のたとえ
2.離れ離れになっている夫婦が互いを思い合っていることのたとえ
3.仮の姿を打ち明けて真の姿を明らかにすること
4.天地の始まり
5.24節気72候の一つ、小暑の中の名称。
<四字熟語群>
( 雲雨巫山 蟋蟀居壁  巫雲蜀雨 馮異大樹 鴇羽之嗟  開天闢地 雁字鶯梭 開権顕実 )

(五)次の熟字訓・当て字の読みを記せ。(10) 1×10
1.怪士 2.鐙靼 3.膝甲 4.通古斯 5.鷸子 
6.自鳴琴 7.長吻虻 8.酔魚草 9.洋玉蘭 10.鴨跖草

(六)次の熟語の読み(音読み)と、その語義にふさわしい訓読みを(送りがなに注意して)ひらがなで記せ。 (10)1×10
ア.1.臚言 - 2.臚える 
イ.3.肄威 - 4.肄う 
ウ.5.訌争 - 6.訌め 
エ.7.孱鈍 - 8.孱る 
オ.9.舛駁 - 10.舛じる 

(七)次の1~5の対義語、6~10の類義語を下の語群から選び、漢字で記せ。語群の語は一度だけ使うこと。(20)2×10
1.子午 2.和睦 3.怨女 4.致仕  5.遅疑 
6.背馳 7.庶民 8.郷里 9.不審 10.文身     
<語群>
(かいはい、かいが、ふんゆ、さっせい、かんい、せっかつ、じょうれい、こうふ、ぼうゆう、ゆうげき)

(八)次の故事・成語・諺のカタカナの部分を漢字で記せ。 (20)2×10
1.カショの国に遊ぶ   
2.ソウリン実ちて囹圄空し  
3.命を知る者はガンショウの下に立たず 
4.スウジョウに詢る  
5.天下にキキ多くして民弥貧し 
6.外言はコンに入れず、内言はコンを出でず
7.ジョウキョも木を断ち、水滴も石を穿つ
8.酒は天の美禄、天下をイヨウす 
9.キョウランを既倒に廻らす 
10.白頭新の如く、ケイガイ故の如し  

(九)文章中の傍線(1~10)のカタカナを漢字に直し、傍線(ア~コ)の漢字の読みをひらがなで記せ。 (30)書き2×10 読み1×10
(はじめに・・・文章題(A)は旧字体のまま掲載しています・・・悪しからずご了承ください・・・)
(A)「・・・衣がへは更衣とも書きて夏の初めに綿入れを脱ぎ1.アワセに着かふることをいふ。特にこの句に更衣を用ゐたるは今は二人の者が世帯を持ちて平穏に暮らしをる事を現はさんがためにして、これらの言廻し取り合せなど総て老練の極なり。人世の複雑なる事実を取り来りてかくまでに詠みこなすこと、蕪村が一大俳家として芭蕉以外に一 2.キシを立てたる所以なり。ア.因にいふ、この趣向は小説の上にはありふれたりといへども、蕪村時代にはまだ箇様な小説はなかりしものなり。蕪村はイ.慥かに小説的思想を有したり。

一、日に焦げたる老翁鍬を肩にし一枝の桃花を折りてウ.田畝より帰り、老婆3.カンイし終りて柴門の辺りに佇み暗にこれを迎ふれば、飢雀その間を窺ひ井戸端の乾飯を啄む、これ4.ガボクにして美術的なる趣向ならん。十数畳の大広間片側に金屏風を繞めぐらし、十四、五の少女一枝の牡丹を伐り来りてこれを花瓶にエ.挿まんとすれば頻りにその名を呼ぶ者あり、少女驚いて耳をオ.欹つればをかしや檐頭の5.オウム6.エイジツ7.ウんでこの戯れを為すなり。これ婉麗にして美術的なる趣向ならん。ガボクと婉麗と共にこれを美術的にせんと欲せば、物のガボクと物の婉麗とを選択するの必要あるのみならず、これを美術的に配合するの必要あるなり。しかれども配合の美術的なると否とは理論の上にて説明するはカ.難し。実際の上に評論するを善しとす。・・・」(俳諧大要・正岡子規)

(B)「文字は尚とうと(たっと)ばれなかったが、しかし、思想が軽んじられておったわけではない。一万三千の怪物の中には哲学者も少なくはなかった。ただ、彼らの8.ゴイははなはだ貧弱だったので、最もむずかしい大問題が、最も無邪気な言葉でもって考えられておった。彼らは流沙河の河底にそれぞれ考える店を張り、ために、この河底には一脈の哲学的憂鬱が漂うていたほどである。ある賢明な老魚は、美しい庭を買い、明るい窓の下で、永遠の悔いなき幸福について9.メイソウしておった。ある高貴な魚族は、美しいキ.縞のある鮮緑の藻の蔭で、竪琴をかき鳴らしながら、宇宙の音楽的調和をク.讃えておった。醜く・鈍く・ばか正直な・それでいて、自分の愚かな苦悩を隠そうともしない悟浄は、こうした知的な妖怪どもの間で、いい10.ナブりものになった。一人の聡明そうな怪物が、悟浄に向かい、真面目くさって言うた。「真理とはなんぞや?」そしてケ.渠の返辞をも待たず、嘲笑を口辺に浮かべてコ.大胯に歩み去った・・・」(悟浄出世・中島敦)
👍👍👍 🐔 👍👍👍

<29-2向け 漢検1級 模擬試験問題 その6 標準解答>
(一)
1.ようしん:はるか遠くに見える峰。 2.かいびゅう:そむきあやまる。もとりあやまる。 3.はんりょう:①やく、また、もやす ②庭で火をたく。天や祖先を祭るために行う。 4.だった・だつた:痛み悲しむさま 5.ようよう:光り輝く 6.かんか 7.しんさん (23-3過去問) 8.そんろう *翁嫗(おうう)・・・「翁媼」なら“おうおう” 9.せいせい *調べた範囲では“セイセイ”。 10.こせい *既出*漢検2よみ。大字源には“こしょう”読みもあるが・・・。なお、さかさまの「鉦鼓」は“しょうこ”(大字源は“しょうこ・せいこ”) 11.りょうがきょう:中期大乗仏教経典の一つ。  12.こうこう:意気の強くさかんなさま 13.さんさく 14.ばれん 15.ふんか *芬華:花かぐわし、名誉「功ある者は顕栄せられ、功無き者は富むと雖も芬華する所なし」(商君 列伝)*「史記 商君列伝」 商鞅のこと。 16.ぜいふ:深くかみいる意。*文意:その仲間が深く結合する。君臣の間がうまくいくこと。 17.けっかい:めずらしくあやしい、また、そのもの。 18.こうけつ 19.こうろ:①厚くまいないする。多大な賄賂。②十分な心づけ。 *ここは②の意味。 20.ふじゅつ:憂えない。救済しない。 *「不恤緯(フジュツイ)」の故事。
21.ただ(る)竹取物語から変形(下二) *糜爛ビランの「糜」も同様だが・・・ 22.と(かす)  *漢検2には“かわ(かす)”訓掲載ナシ・・・。この文だけだと“かわ(かす)”でも✖にはならないだろう・・・。 23.き(れば) 24.かた(し)(詩経・小雅・隰柔) 25.にれ 26.かのとい 27.か(つ)(過去問) 28.かみなり  29.ひも・くみひも 30.うきぶくろ・ふえ
(二)
1.延(え):心ばえ、気だて。気質。 2.厨子・(「龕」も可と思う) 3.驕侈(漢検2) 4.紊乱 5.斑・駁・駮 6.篳篥 7.鮸膠・鰾膠  *「鮸」だけでは魚の名なので、多分✖か・・・ 8.偈頌 9.縡(*「“事”切れる」でも〇・・・書き問題としては拙問だった)  10.塗(す) 11.蜷局・塒 12.招聘 13.淙淙 (漢検2)*水がよどみなくさらさらと流れるさま。また、その音。 14.怨望:(漢検2・広辞苑)うらみに思うこと。うらみ。「その処遇を―する者が無きにしも非(あら)ず」 15.駐箚(*「駐紮」でも〇と思う) 16.誅殺 17.耽美(漢検2) 18.嘆美・歎美 19.鱛 20.聢
(三)
1.瓜李(かり):(大字源)人に疑われやすいことをすること。瓜李之嫌(カリのケン)。瓜田李下。
2.巻舒(けんじょ):①巻くこととのばすこと。縮むこととのび広がること。伸縮。 ②退くことと進み出ること。進退
3.負笈(ふきゅう): 書物を入れた 笈 ( おい ) を背負って遠隔地へ勉学に出ること。遊学 。(漢検2)本を入れたかごを背負うこと。転じて、遠い土地へ遊学すること。笈(おい)を負う。
4.於邑・於悒 (おゆう):悲しみや憤懣で胸がつまり、また、むせぶこと *漢検2掲載熟語「於邑」
「於邑(オユウ)」=(大字源・「於」の方での掲載)①悲しんで気分のふさぐさま=於悒 ②憤ってかっとなるさま (大字源も「邑」の方で掲載の「於邑」=「悲しみや憤懣で胸がつまり、また、むせぶこと」となっている。)
(松陰)・・・死に臨みて相於邑(おゆう)するは・・・:於悒。悲しみのため気持ちがふさがる。煩悶愁苦すること。
5.積痾(せきあ):(漢検2・大見出し)長く治らない病気。持病。「―に苦しむ」 類)宿痾
(四)
問1
1.塵飯 2.滄桑 3.曠世 4.風餐 5.夏癸 6.翳日 7.白葦 8.誰手 9.藍摩 10.躬行
*鹿死誰手(ロクシスイシュ):天下の統一が誰の手になるかわからない状態。勝敗が決まらない状態。
問2
1.ふうい 2.しょくう 3.かいごん 4.へきち 5.しっしゅつ
(参考)
1.馮異大樹(ふういたいじゅ) おごりたかぶらない人のたとえ
2.巫雲蜀雨(ふうんしょくう) 離れ離れになっている夫婦が互いを思い合っていることのたとえ。(ダミー)雲雨巫山 (男女の情交をいう)
(ダミー)鴇羽之嗟(ほううのさ):戦場で兵士が父母を思う心・なげき
3.開権顕実(かいごんけんじつ):仮の姿を打ち明けて真の姿を明らかにすること
4.開天闢地(かいてんへきち):天地の始まり
5.蟋蟀居壁:(しっしゅつきょへき):24節気72候の一つ、小暑の中の名称。「蟋蟀が壁で鳴く」(中国)➪日本では「蓮始開:蓮始めて開く」
(ダミー)雁字鶯梭(がんじおうさ):漢詩文の字句を修飾すること
(五)
1.あやかし 2.みずお 3.はいだて 4.ツングース 5.つぶり 
6.オルゴール 7.つりあぶ 8.ふじうつぎ 9.たいさんぼく 10.つゆくさ
(六)
1.ろげん 2.つた(える) *世上に伝える語
3.いい 4.なら(う) *威儀をならう
5.こうそう 6.うちわも(め)
7.せんどん 8.おと(る) 
9.せんばく  10.いりま(じる) *入り交じって統一がない。駁:バク、ハク、まだら、ぶち、なじ(る)、ま(じる) *駁(ま)じる
(参考)*孱鈍(センドン):(大字源)劣っていて鈍い。   *孱弱 ー 孱い よわ(い)
(七)
1.卯酉      2.尤隙(「有隙」・「有郤」という熟語もほぼ同様の意味あり。これも✖にはできないと思うが、漢検さんがどう判断するかは不明) 3.曠夫 4.釈褐  5.敢為
6.乖悖(乖背)  7.烝黎 8.枌楡 9.怪訝 10.箚青 
(参考)
*烝黎(じょうれい):(大字源)庶民。烝民。烝庶。多くの民。
  (漢検2)烝民ジョウミン:多くの人民。庶民。万民。
類)黎民(レイミン) 「蒸民」とも書く。
*枌楡(ふんゆ):(漢検2)①ニレの木。 ②神聖な場所。神社。 ③郷里
*怪訝(けげん・かいが) =不審
(漢検2)理由・事情がわからず合点がいかないこと。
あやしみ、いぶかしく思うこと。「―な面持ち」「―な顔をする」
類)怪疑・不審 「カイガ」とも読む。
*箚青(さっせい・とうせい) 
(漢検2)皮膚に針や刃物で傷をつけ、色素を刺し入れる彫り物。入れ墨。
類)刺青(シセイ)・(いれずみ)    =文身
対義)子午=南北 卯酉=東西
   和睦⇔尤隙(ユウゲキ):なかたがい。いさかい。
   怨女⇔曠夫 
   仕官=せっかつ   (釈 褐)⇔致仕  *広辞苑 
遅疑⇔敢為 過去問  
(八)
1.華胥 2.倉廩 3.巌牆 (過去問) 4.芻蕘(過去問) 5.忌諱(過去問)
6.梱 7.縄鋸 8.頤養 9.狂瀾 10.傾蓋
(参考)
故事)読み方(書き下し文)はいろいろあるようだ・・・
・外言はコン(梱)に入れず 男は公務に関することを家庭では言わない。梱は、しきみ。しきい。外言:内言(婦人の仕事に関する言)の対。
 *礼記・曲礼:「外言は梱に入れず、内言は梱を出でず」 
*内言:(「内」の項では)婦女のことば。妻妾のことば。
・内言は梱を出でず/内言は梱より出ず:家庭内の婦女子の話は家の敷居の外には持ち出さない。外言は梱に入らず、内言は梱より出でず/外言は梱(門の内外の仕切)より入らず。内言は梱より出ず。
 *梱:コン
  訓:しきみ・こり・こうり  *“こり・こうり”は和語(大字源)
意味①しきみ。門や部屋の内外のしきり。 ②しばる。たばねる。「梱包」
③こり。こうり(行李)。竹やヤナギの枝で編んだかご。
また、包装した荷物やそれを数える語。
(九)
1.袷 *「褶」でもOKかも。 2.旗幟 3.浣衣 *「澣衣」でも✖にはならないと思う。 4.雅樸 (広辞苑:優雅と質樸) 5.鸚鵡 6.永日 7.倦 (1級漢字の「惓む」でも〇になるだろう)  8.語彙 9.瞑想10.嬲
ア.ちなみ イ.たし(か) ウ.でんぽ エ.はさ(まん) (*“さしはさ(まん)”とも読めるが、原文ルビは“はさ(まん)”) オ.そばだ(つれば) カ.かた(し) キ.しま ク.たた(えて) ケ.かれ コ.おおまた 
👍👍👍 🐔 👍👍👍

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6 コメント

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笑いのツボに入るか~? (rikuroku)
2017-09-01 13:52:06
29-2向け 漢検1級 模擬試験問題 その6
チャレンジさせていただきました。

大体想定の点数ぐらいですかね~

さあ笑ってくださいね~

(一)
15.ふんげ 
「ふんか」じゃ簡単すぎだな~と思い、仏語?

(二)
14.怨謗 

(三)
4.閼悒 にしてしまいました~

(六)
ちょいちょい間違い

(七)
2.遊撃 絶対違うと思ったけど~

 和睦⇔遊撃 ダメ?(笑) 

(九)
4.鵞鶩 
 「雅樸」も浮かんだんです!でも文章の意味が取れず、「飢雀」「鸚鵡」があるので鳥つながりか?と思いました(汗)

6.翳日 
 四字熟語で出題されてるので無い!とは思ったのですが、他に思いつかず・・・


「怨望」「尤隙」「雅樸」「永日」
しっかり対策します。

9/3のその7も楽しみにしていま~す!

ありがとうございました!
返信する
ふふふ・・・ (syuusyuu)
2017-09-01 16:44:13
・傑作:鵞鶩・・・ははは、よく、こんな難しい漢字を思い浮かべるもんだ(笑)
・冗談はともかく、当方佗想定していた。高得点者でも難問となるであろう設問は2点配点6個、1点配点5個、計11個程度でしたが、頂いた報告の限りでは、この11個のうち、当てはまったのはたったの2個だったよお・・・「怨望」と「雅樸」・・・
・すごいね、語選択のカリ、故事のコン・・・これは難問の中でも難問と思っていたけど、出来ちゃったんだあ(驚)
次回もよろしく👍
返信する
鬼のような模試…じゃないです(笑) (spaceplus)
2017-09-01 21:46:21
出題ありがとうございます。挑戦させていただきました。
難問の想定があるようですので、ミス部分を全て報告させていただきます。

(一)17「けっかい」→「けつかい」…セーフかも?
(一)28「かみなり」→「いかずち」

(二)3「驕侈」→「驕恣」…こっちの方が文に合うと思ったのですが(汗)
(二)11「怨望」→「怨謗」…「えんぼう」で変換すると「怨望」と出ますね(苦笑)
(二)18「嘆美」→「嘆微」…「耽美」と「嘆美」を書き並べたら、変な感じがしてしまって、考えすぎて造語してしまいました…。

(六)2「つた(える)」→「なぞら(える)」…「つた(える)」意がどうしても思い出せず。
(六)8「おと(る)」→「にぶ(る)」

(七)2「尤隙」→「有郤」…適当に書きましたが、「角川漢和中辞典」の「有隙」の項目には「すきまがある。仲が悪いこと。(同)有郤」とあったので、正解になるかもしれません(驚)

(八)6「梱」→「壼」…想像した意味は合っていました。

(九)4「雅樸」→「雅朴」…どちらか迷いました。
(九)6「永日」→「営日」
(九)ア「ちなみ」→「よすが」…送り仮名が「ちな(みに)」だと思っていたので、ヒッカケ問題かと…考えすぎました^^;

全体的にまだ少し難しい印象もありましたが、前より簡単な問題が増えた分、考えすぎの誤答が出てしまいました。
ただ、想像していたより正解できましたし、誤答も惜しいものが結構あったので満足です。

ちなみに、大辞泉では「事切れる」で載っているので、(二)9は「事」でも正解になると思います。
また(二)15は「駐紮」も正解でしょうか…?過去に音で出題されたようなので、こう書いた方も多そうです。

楽しく挑戦させていただきました。「その7」も楽しみにしております。
どうもありがとうございました

P.S. もしかして、rikurokuさんは「ガボクと婉麗」「物のガボクと物の婉麗」と対になっている部分を見逃してしまったのでしょうか…?
だとしたら、勿体ないミスですね…^^;
返信する
よかった・・・ (syuusyuu)
2017-09-02 08:56:46
・spaceplusさん、トライ&検証(笑)、ありがとうございます。鬼じゃなくてよかった(笑)貴殿なら、想定範囲を超えるとは思っていましたが、やはり・・・(笑)
1.まずは御礼
・「事切れる」・・・標準解答に補足。もちろん正解ですね、読み問題を書き問題にしたせいかチェック不足。書き問題としては拙問でした。
・「駐紮」もOKでしょう。これも標準解答に追加。猫姐さんもこっちを書いてた・・・ははは。
・「有郤・有隙」・・・これは勉強になりました。漢検さんが〇にするかどうかはわからないけど、少なくとも✖には出来ないでしょう・・・補足しておきます。
2.その他、すべて開示していただいたので、こちらも主なものについてご返事。
(一)17「けっかい」→「けつかい」…セーフじゃないかな?
(一)28「かみなり」→「いかずち」・・・私もそう読んでました(汗)
(二)3「驕侈」→「驕恣」・・・これはちょっとどうかな?そうも取れるけど「安佚・・・」なので、「驕侈」のほうが適当と思うけど。
(二)11「怨望」→「怨謗」・・・難問と想定していたものでした。
(二)18「嘆美」→「嘆微」・・・たしかに考えすぎかも(笑)
(七)2「尤隙」→「有郤」・・・勉強させてもらいました。漢検さんがどう判断するかですねえ。
(八)6「梱」→「壼」・・・鋭い。これも難問中の難問と想定ちしていたもの
(九)4「雅樸」→「雅朴」・・・両方とも大字源にはナイんですよね、広辞苑には「雅樸」のみ。「雅朴」でも良いのではないかと思うけど、これはちょっとわからない。
rikurokuさんは文章をよく読んでいないのがわかりましたね(笑)
・とても参考になり、また、勉強になりました。ありがとうございました。
返信する
よい復習になりました (月に惟う)
2017-09-03 10:48:53
syuusyuu様

こんにちは。
昨日の晩に狐鼠狐鼠と取り組んでいたのですが、眠くてコメントが今になってしまいました。

結果は143点、四字熟語のマイナス8点は痛かったです。
滄桑は順番で間違え、夏癸の癸に草かんむりを付け、へきちは読み違え、しっしゅつは選択ミス。疎覚えだった箇所が浮き彫りとなって良かったです。
滄桑は、爽快な送電、とでも覚えます(笑)

類義語対義語は、素直に埋まったのは5問。
曠夫、敢為、乖背、枌楡、箚青。
意味の理解が曖昧だった釈褐を庶民と勘違いして、万事休す。5問わからないと類推もままならずでした。

さて、気を取り直して午後は次の模試に取り組もうと思います。
ありがとうございました!
返信する
良かったです (syuusyuu)
2017-09-03 11:32:54
月に惟うさま、四字熟語は確認ができて良かったと思います・・・ま、四字熟語の“追い込み”はこれからですもんね(笑)
対・類は相当の難度だったでしょうかね(汗)
他の誤答も含めて、当方の想定していた難問予想とはかなり違いましたか?業務繁多な中、眠いのを押してのトライですから、ちょっと差し引いて考えないといけないかもしれませんねえ・・・
それにしても深夜までのコソコソ学習、ホントに頭が下がります(笑)コメント、ありがとうございました。
返信する

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